うざね博士のブログ

緑の仕事を営むかたわら、赤裸々、かつ言いたい放題のうざね博士の日記。ユニークなH・Pも開設。

また、種まきをする。

2011年03月08日 05時49分44秒 | ガーデニング・庭づくり

 先日の日曜日、また、種まきをする。今回で二度目だ。

 その前日は市の文化財ボランティアの活動で、教育委員会の遺跡発掘調査に参加する。現地の状況は墓地に面し、戦後に成立したとおもわれる樹齢で薪炭や落ち葉の採取目的の雑木林でおおわれており標高25mの丘陵、6000㎡の地元の寺領地であるが、周りは農村地帯で下方に田んぼがひろがる(谷津田のこと)里山の一角だ。ちなみに担当係員に話したのだが、植生的にざっと見ると、 コナラ(イヌシデ?)-ヤブツバキクラス(群落) と言えるのだったかな。今の見所はイヌシデの赤い若芽、コブシの膨らんできたつぼみ、ツバキの厚ぼったい真紅の花が満開の風景になるだろう。昼休みに調べると、貴重なものや珍しい樹種はなく、ケヤキやクリは混じっていない。ほぼ一日になったが、2月から始まった調査そのものは終盤で、わたしたち数人は、古墳群、トレンチや円墳の周構を埋める復元作業である。土木で言う、埋め戻しである。ひさしぶりに鋤簾やスコップの肉体労働をした。高齢者や女性に混じって、これは土方作業だ。わたしも他の面々よりは手馴れた方だろうが、ほどよく汗をかいて、その場の雰囲気は冗談を言いつつ和気藹々としたものだった。よくもまあと思うのだけれど、こういう活動もいい。見方を変えれば物好きだが、市民社会では物好きこそボランティアの真骨頂だ。リタイアした人が多いが、実はそういったものでもない。若いバリバリの世代こそが問題意識や意見を持って参加してもらいたいもの。昨今は、起業も就職も難しい現代だが、生活の資を得る仕事だけが人の生き方ではない。仕事こそ人生ではなく、仕事は人生の一部分だ。

 ここでは、5世紀ごろの 土師器(はじき)や 須惠器(すえき)が見つかっており、具体的な発見の成果は後日発表される由。今後、期待されたし。

 昼飯の煮込みうどんを食べた後に、お定まりのテレビを見たあとに、ぐずぐず、ベッドで仮眠をとりおもむろに起きて3時半からうす暗い7時まで作業をする。まず、前日399円で買った貴重な やまゆりと キクイモを21.0cmポットに植え付けた。狭苦しい小鉢の、濃い紫や醒めるような赤い花の アネモネを植え直す。先週につづいて前庭にとりかかる。新しく買った穴開き器を使う。なるほど、植え穴掘りにこれは便利な園芸ツールだ。わたしは、丸い植え穴に播種もののギボウシである、 タチギボウシ・ 寒河江・ パトリオット (合計25株程度か)、をレイアウトを考えながら丁寧に植え付けていく。翌日には雨が降りそうだから今回は水やりはなしだ。次に種まきをする。今回は草本がメインになった、 ほうずき、 花オクラ、 からすうり、 園芸種のあざみ、 自家採種の野菜 つるありいんげんを播いた。さあ、これで、どれだけ発芽するか、どんな花をつけるか。

 この春の残っている作業は カキの接ぎ木、 エゴマや ゴマの野菜、 ハスの種まきであるが、その次の段階では ギボウシの株分けという大作業がデーンと、待っている。経験的に言うと、通常、肥培すれば生長に応じてギボウシの株分けのタイミングは、一年に春と晩夏の二回ぐらいにできるようだ。わたしの場合、ある程度、この時期やりやすいので、今春、新芽が伸びた段階でおこなうことにしている。

      

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