うざね博士のブログ

緑の仕事を営むかたわら、赤裸々、かつ言いたい放題のうざね博士の日記。ユニークなH・Pも開設。

ギボウシの注文に思う

2011年10月11日 05時47分13秒 | ギボウシ編---お客様の評価、お問い合わせ
 
 ここでは、ギボウシの注文について、普段から思うことを記していきたい。

○ギボウシの購入者はいろいろで、特にギボウシ好きの方はこだわっていて大体の方々は購入してくれる。逆に言えば、こちらでは鉢を調整したり準備中なのに、キーボード上で指一本でいきなりキャンセルしてくるのは軽い動機の購入者に多くて要注意だ。まあ、そのあたりは今年も何度か苦い思いをしたが、今後もweb上のメールのやりとりだけでどんな客なのか判断せざるを得ない。

○ギボウシ購入者はほとんどが趣味の世界だが、そのなかで割合に多いのは新品種を探している方だ。新品種は毎年出回るし、なんでもそうであるように流行ということもありそうだ。ほかに葉が青葉もの、斑入りもの、花が匂いギボウシ、青い花とこだわりがいろいろだ。

○ギボウシの需要のなかで業務用は一割ぐらいだろうか。庭園づくりやランドスケーププランに配植するケースは、あいかわらず、品種不明のグラウンドカバープランツとして引き合いがある。品種指定は皆無である。なんだか、情けないと言えば情けない。

○また、ギボウシと言えば、通常、苗を指すと思われていて成育した株の要望が少ない。購入して育てる楽しみも必要だが、そこでわたし共は販売内容を分けて、昨年あたりから8号鉢で育成した草丈の高さ30cm以上の大型ものを扱っている。当然、その株は花芽をつけ完全に開花する。すぐにでも植え付けたり、あるいは演出用としてディスプレイに利用できる。むろん送料がかさむが、実物をご覧になると分かるようにツツジなどのように低木に匹敵するボリューム感がある。

○しかしながら、わたしにとってほとんど一見の客が多くて、当初の予定していたリピーターが全くいないことにさびしい気がする。このことに今さら気付くのも遅いのだが、購入されてその後ギボウシの伸び具合とか花つきの情報をくれるといい。

○注文の際に最少注文数量を5株に設定したのは、段ボールで梱包した時のこの大きさで宅配料金が費用的に見合うと判断したからだが、実は宅配料金が別にかかるのはわたし個人としても申し訳なくおもう。こんなことは、今までの経験上判断したことだ。むやみに、宅配業者ばかりの仕事が増えてもしょうがない。

○web上だからといって、身勝手な方が多いように思う。個人情報の厳秘主義は分かるが、必要な情報を教えてくれない希望者には残念な思いが強い。

○選ぶ場合は判断の基準が価格のみの比較であって、実際のギボウシ苗・株の状態に無頓着のようだ。まるで、宣伝上手なサイトの方が適正な苗を売っているかのようだ。わたしどもの場合、準備したり、発送直前にその現品の実物を画像写真で確認してもらうことにしている。

○地上部が枯れたギボウシの根部の袋詰めだけ売るのも危険だろう。ギボウシは丈夫な植物とは言え、根だけで判断するにはちょっと経験がいるし、根系の状態をオープンにするにも煩雑な技術が必要になる。むしろ、わたしは、売ってはいけないとさえ思う。商取引上、植物という生き物が商品だから四季や旬(つまり、植栽適期)をまずは一義的に大事にすべきことだろう。これらはなんだか、ぶしつけな信用の押しつけであり、押し売りの気配がする。

 一方で、もちろん、花ビジネスは購入した客が枯らせば枯れるほど、また新たに草花を新規にもとめるという裏面があろう。というか、商売の大原則がある。

 なんだか、逆クレームめくことからぼやきに話が移り、とりとめがないことになった。ほぼ今年も終わったが、下段にわたし共のギボウシ販売のクレジットを記載する。


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 このギボウシは卸売り商品ではなく、流通経費代は加算されていません。すべてわたしたちの手によって直接育成した栽培品です。
 わたしたちは、引き続き、全面的にギボウシ専門の情報を私有化せずWEB上に公開していきます。ここでは樹木や草花などの一般的な園芸知識ではなく、ギボウシそのものの栽培経験によって得た知識も気さくに公開しています。
 ギボウシの各特徴をまとめたシリーズを、その季節その季節の成長段階にあわせてこのブログでアップしていますのでそちらもごらんください。
 皆さん、これからも、どうぞよろしくお願いいたします。

【ご注文にあたって】
・トラブル防止のために、必ずメールにて事前に、価格、在庫状況をご確認ください。なお、できるだけ、発送準備中の商品であるギボウシ写真を当ブログか、メールで送信しておりますので信頼していただけるものとおもいます。
・荷造り代郵送料を加味し、一回当たりの注文量をセット販売、5株以上でお受けします。11株以上は郵送料のみを当社負担とします。
 また、[大型鉢物]は発送作業や諸経費の関係で、原則として2株以上のご注文とします。[播種苗]については、10株以上の取り扱い、この場合業務用が多いので事前に見積書を作成して打合せさせていただきます。
・販売のほかに、業務用のディスプレイ、展示用に見映えのするギボウシ大株 [大型鉢物]の貸し出しもいたします。
・ホスタガーデン等のガーデンデザイン・花壇づくりのレイアウトをお手伝いします。気軽に、お声をかけてください。
・市販されていないギボウシの品種・ほかの草花も、ご希望プランにより組み合わせておわけします。特に入手方法、予算面ご相談に応じております。

【購入時、栽培上の注意事項】
・ギボウシの出荷荷姿はポット品とし1~3芽数とし9.0~13.5cm vpを基準とする。ただし、 [大型鉢物]をのぞく。このギボウシはわたしどもの圃場にて、直接、株分け苗、播種苗を育成したものである。発送重量によっては、培養土を少なくしたり、根鉢土を振い湿養生して送る。化粧鉢等は別途加算する。
・ポット育成苗ですので寒暖などの時期にかかわらず、いつでも、購入後植え付けが可能です。
・商品は生き物ですので到着し次第速やかに梱包を開き、ギボウシの品種・状態・数量を確認してください。問題がないようであれば、すぐにでも、深植えにならないよう注意し十分にかん水しながら植えつけてください。なお、荷造りに際し、わたしたちは、表面的な体裁や装飾よりギボウシという植物の品質重視の考えのもとにリサイクル品を再利用して包装しています。
・通常は、ギボウシ苗の調整作業の段階で、季節や気象に応じて直後の生長の変化や経過を見るために数日から最長1週間の養生期間をおいてから、お客様へ発送させていただいております。

 なお、注文を受けてあつらえたのちに、ギボウシ出荷時の際はこのブログ上でご注文品を画像でアップし、実物を確認していただきます。
 今までのギボウシの育成や栽培については、このサイト左側の、 カテゴリー [ギボウシ栽培日記] などをクリックするとご覧になれます。
 同じように、今までの忌憚のないお客様の反応や評価についても、 [ギボウシ編---お客様の評価、お問い合わせ] で読むことが出来ますのでお暇な折にのぞいてみてください。
 
●ギボウシの販売は当ブログのみでおこなっております。価格面や数量については、お問い合わせするか、カテゴリー [草花ナーセリーWeb直販コーナー] をクリックし日々の書込み履歴をご確認願います。必ず、最新の情報をお確かめください。

 購入の受付けやコメント、お問い合わせに際しての連絡は下段のコメント(0)をクリックするか、少々面倒ですがこちらのH・P 有限会社グリーンワークスから入り、お問い合わせフォームにてのメール等でお願いいたします。
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