うざね博士のブログ

緑の仕事を営むかたわら、赤裸々、かつ言いたい放題のうざね博士の日記。ユニークなH・Pも開設。

爽春の天王洲アイルを概観する

2012年05月23日 08時05分43秒 | 天王州アイル Project
ここでは、先日に訪れた天王洲アイルを概観する。ちょうど5月の連休明けの画像だ。以前来たのはいつの日か、わたしが開発にたずさわってから20有余年が経過したのだろうか、勝手知ったる経路で、正午前から昼休みまで一時間あまりかけて廻ってみる。
 きわめてわびしい話だが、今回は顔見知りの人には出会えず仕舞いであった。年々歳々、同じからず?
 ともあれ、なにはさておいても画像をアップして、それから思い出し次第に当時の記憶とともに、現在の感想を書き込んでいきます。

 写真上で左クリックすると画像を拡大して見ることができます(タイトルバーの横の⇦ボタンで元に戻る)。
  ≪撮影:平成12年 5月 7日午前11時から正午過ぎ≫

 天王洲アイル駅入口と東京モノレール軌道。エントランスの舗装は擬石や中国産御影石の切り石など。やっとこさ軌道下のゲートパーゴラに、今が満開の蔓植物 ビグノニア、ツルウメモドキ が繁っており左右の方向からつながることができるか。ここのエリアの植栽計画では、当時から無機質感を払拭すべき役割をになっていたが、どうか・・・・・。



 
 この人工空間の多いスペースの緑地には、例えば、大きな草姿の常緑性 アカンサス・モリス にもこだわり、大量に植えた。これは、相変わらず勢いのある多年草だ。芝生地内にある草本類、ツツジ類は新規に購入せずにその時のメンテナンス業務内の作業で、場内にて株分けし移植したもので、それとなく違和感なく育っている。


 ここは目黒川から流下する天王洲運河と京浜運河の交差するところ、水質は言うならば汽水域。向こうに報知新聞社ほかが見える。時刻は引き潮、砂洲があらわれて海の香りがかすかにする。ウミウが5,6羽がハンティングに大わらわの様子。最近、高級クルーザーの停泊地が対岸からこちら側に移設したようだ。


 列植した シイノキ(スダジイ) は枯れはしないがやはり生育するのには厳しい環境、年月とともに自然に風衝樹形に変わりつつあるのが分かる。わたしの見立てでは、現在でもこの樹種に替わる植物はありえないと判断する。一見、気息奄々に見えるが、根張りは強靭でありそんなことはなさそうだ。ここは、内陸の平坦地と比べても、通常の強風時には人が立って歩けない場合があるのだ。


 この独立木は計測すると樹高11.0m、天王洲アイル内では一番背が高い。施工時、宮崎産の タブノキ で船便で持ってきたが、搬入時の傷跡がまだ癒えない。幹肌には曲がりなりにも樹木治療的な処置をおこなってきたが、なかなか修復されない。今でも個人的には侮恨の残る樹木だ。


 以前は中央広場と言ったが、今は緑の広場という。天王洲アイルは今でもよくテレビや、CM,広告のカタログ撮影のロケにつかわれるが、ここが一番舞台として利用頻度が高い場所だ。皆さんも知らないうちに画面で見ているはずだ。特に、土曜や休日に多い。






 ここからはJALビルディングになる。他は商業スペースで、天王洲アイル内でもなかなかここまで足を伸ばす来訪者はいない。地下が新宿方面や新木場方面へのりんかい線の駅になる。その天王洲アイル駅の開業セレモニーにはわたし個人も参列したものである。
 植栽的には、高速横羽線との緩衝緑地への配植や、数種の蔓植物による遮音壁(トレリス)、中側の プリベット 間仕切り生垣。このごろ日本でも周知されてきはじめている芽吹きはじめた ジャカランダ、ギンドロ などでありその織りなす植物景観は異国風である。






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