うざね博士のブログ

緑の仕事を営むかたわら、赤裸々、かつ言いたい放題のうざね博士の日記。ユニークなH・Pも開設。

ビートルズのThe Long and Winding Road

2012年07月30日 09時26分57秒 | 俳句・短歌、またはエッセイ
あと二日で七月も終わる。今までいい曲の歌詞に注目して書き込んできたが、 今回は、ビートルズのThe Long and Winding Roadである。一般的な予備知識とは、以下のごとくである。

これは、レノン=マッカートニーの作品。実質的にはマッカートニーの作った楽曲である。リードヴォーカルはポール・マッカートニー。末期の楽曲で、1970年に発表されたラスト・アルバム『レット・イット・ビー』の収録曲である。

 ちょっと聞きかじるとラブソングのようだが、実は違う。曲調は暗く重く短調?になっているが、ビートルズナンバーの中で、わたし自身の好みではこの曲と 『 Hey Jude』 『Michelle』 が好きである。
 ここではWeb上の HideS さんの日本語訳詞を勝手に借りたが、どうだろうか。作詞の内容ではその生き方の面で袋小路へ迷い込み困窮しているスタンスを表現していて、実はもう少し悲愴感があるのではないだろうか。割とこなれた口語の日本語だが、直訳ではなくて、暗喩とかもっと散文的な意訳が必要ではないだろうか。

 団塊の世代では誰もがビートルズのメロディの洗礼を浴びただろうが、わたし自身はきわめて遅くて上京後の二十歳代である。それは高額の 『Let It Be』 のレコードアルバムを買ったことに始まる。わたしの育った生活環境を顧みると、文化的には遅くて音楽と言えば、祖母のラジオの浪花節好きや、学校の授業と軍歌と兄が良く聴いていたイタリア映画のサントラ盤、それに三橋美智也や春日八郎など、西條八十・吉田正・船村徹作曲の唄や流行歌だった。音楽を吸収するのに奥手だったわたしは、バイト生活のかたわらに、クラシック音楽もその頃ひとりアパートに潜んで浴びるようにLPレコードを聴き暮らしている。
 ビートルズの四人組は工場勤務の親の息子として、工業都市のイギリスのリヴァプール、マンチェスターの出身である。そんなわたしにとってビートルズの曲は新鮮そのものであった。たちまち、とりこになる。

The Long And Winding Road (The Beatles)
ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード

The long and winding road
that leads to your door
will never disappear
I've seen that road before
It always leads me here
Leads me to your door

〈長く曲がりくねった道は
君のもとに向かう道。
決して消えることがない
前も見たことのあるこの道を
行けば必ずここに辿りつく。
君のもとに辿りつく。〉


The wild and windy night
that the rain washed away
Has left a pool of tears
crying for the day
Why leave me standing here
Let me know the way

〈荒れた風の強い夜
雨が洗い流したあの夜は
涙の水溜りを残して去って行った。
昼を求めて泣きながら―。
なぜボクをここに佇ませて去ったのか。
教えてほしい。どっちに行けばいいのだろう?〉


Many times I've been alone
and many times I've cried
Anyway you'll never know
the many ways I've tried

〈何度も何度も独りぼっちになって
何度も何度も泣いたことがある。
そう言っても わかってもらえないだろう
いろいろやってはみたってことを。〉


But still they lead me back
to the long winding road
You left me standing here
a long long time ago
Don't leave me waiting here
lead me to your door

〈でもやっぱり 振り出しに引き戻されて
長く曲がりくねったこの道に来てしまう。
君はボクをここに佇ませたまま
とっくの昔に去って行った。
もうここで待ちぼうけなんてたくさんだ。
君のもとへ行きたいんだ。〉


But still they lead me back
to the long winding road
You left me standing here
a long long time ago
Don't leave me waiting here
lead me to your door

〈でもやっぱり 振り出しに引き戻されて
長く曲がりくねったこの道に来てしまう。
君はボクをここに佇ませたまま
とっくの昔に去って行った。
もうここで待ちぼうけなんてたくさんだ。
君のもとへ行きたいんだ。〉


Yeah, yeah, yeah, yeah

〈君のもとへ。〉

 You TubeのURLでは、
http://www.youtube.com/watch?v=wQwXACM1wGo である。
             
コメント
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