うざね博士のブログ

緑の仕事を営むかたわら、赤裸々、かつ言いたい放題のうざね博士の日記。ユニークなH・Pも開設。

丸葉玉の簪の花と、種子繁殖のこと

2012年09月23日 05時56分41秒 | ぎぼうし栽培日記

 これは、堂々としたギボウシである マルバタマノカンザシ の開花の状況です。マルバタマノカンザシ は濃い緑の大きな葉と株に中心から屹立してすんなり伸びる花茎、それに小型の百合をおもわせる純白の花をつける。言って見れば、その葉姿はまるで都市のオープンスペースに添えるオーナメンタルグラスであり、落葉の低木に似た大型草花の雰囲気を持っている。ここでの撮影時は午後なので花を開かず、薄暮の夕方近くに芳香豊かに花が咲いていくのだ。そして、翌日の朝方まで開花の一日花である。部位的には、総状花序でひとつひとつの花が上へと咲きあがっていく。
 わたしにとって、この品種は入手以来、開花受粉(自家受粉)後結実させるのにどうしたらいいか模索中だ。マルバタマノカンザシ は原種と推定されていて、タマノカンザシ系品種のなかで、唯一実を着けて、播種すれば発芽する特性がある。発芽率はいい。

 ここから先は、わたしの少しの経験から感じたことを記したい。この場合、一般的には充実した大株にすればいいのだが、それとは反対に、どうもこの株にストレスを与えたら良いらしいのだがまだその繁殖方法が分からない。鉢栽培では、開花させて、根に対するストレスとして水やりや施肥をどの段階で断つかである。あるいは、養分の製造ストレスとして着葉量を急激に減らすか、または根を切除するかであろうか。
 このギボウシは、まずは窮屈な生育環境にて花を着けさせる。次に老いた株のようではなく気息奄々と衰弱死直前まで個体を維持できるかが栽培管理の重要なポイントのようだ。
 逆に、やせ地に露地植えし乾燥気味に栽培したほうが良いようにもおもう。この場合は年数がかかるだろう。要は、例えれば植物にとって(ギボウシにとって)みずからの種を必然的に存続させるべく、子孫繁殖の動きの契機をどこで感受するか(させるか)だろうか。

撮影日時:平成24年9月21日(金曜日)14:00頃

●丸葉玉の簪(マルバタマノカンザシ)Hosta plantaginea var. plantaginea
(大型大葉・淡緑色・白芳香花 ・花茎;長大・結実;○:発芽率 良芽出し;早・成長度;早・伸長時期;春)★----野生種?中国原産。タマノカンザシより全体にボリューム感あり。葉幅が広い。新芽が黄緑色。
【販売予定:数量・価格⇒ 6株・1,000円】
     

 ※今までのギボウシの育成や栽培については、このサイト左側の、カテゴリー [ギボウシ栽培日記] などをクリックするとご覧になれます。

 ※ほかの品種のギボウシの単価・購入方法については、その内容が長文になり恐縮ですが、どうぞ 6/4付けブログ記事9/3付けブログ記事をご覧ください。

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