うざね博士のブログ

緑の仕事を営むかたわら、赤裸々、かつ言いたい放題のうざね博士の日記。ユニークなH・Pも開設。

下総の路をたどる。

2013年10月06日 05時30分31秒 | わたしの日常です。
 これは、先週のこと。小学校のグランドに撒く「岩瀬砂」の放射能測定の立ち会いで茨城県央部まで行った。行きは高速道路で、目的地は笠間市稲田の採掘場と結城市内の出荷場である。雨上がりを待ち業務車両で昼一番に出発、すでに秋もたけなわ、稲刈りの農作業も中くらいすすんでいて、合い間に見るそば畑は小さな白い花を一面に咲かせていた。わたしは、そんな、地方都市の田園地帯の常陸の国から下総の路をひたすらたどる。
 帰りは電車で関東鉄道常総線に乗る。わたしはこの地の風景を車窓から見たくて、午後4時35分の一両編成の始発の下館駅で乗車する。ここはJR水戸線との乗り換え駅でもあり、産業的にも地勢的にも拠点都市である。わたしは車内外をキョロキョロする。乗客は学生の下校でいっぱいだ。
 途中の下妻駅で下り電車の通過待ちでわたしはホームに降りる。喫煙のためだ。東の方角には裾野の広がった筑波山があって、その稜線には小さい綿雲がかかる。盆地のこの地域すべてには茜色に変わった西陽が射す。すると、夕方5時のチャイムが鳴り出した。
 ・物の音に からすなぜ鳴くの 遠き筑波

 次に、水海道駅では一両編成からホームの反対側に待機していた車両に乗り換える。リレー運行というのかな。こんな私鉄もわたしには初めてのこと。またも、ヘビースモーカーのわたしはホームでタバコを吸う。ここで、上下の発車時間を勘違いし車内にバッグを置いて出て、失敗をする。少し落ち着かない気持ちで次発の電車に乗る。駅員に連絡して終点の取手駅で無事にピックアップしてもらい、どうやら、事なきを得る。
 その後は窓外も次第に薄暮になり、それにつれてわたしの興味もうすれていく、この線では最新のTX(つくばエクスプレス)と交差する守谷駅も通過して、郊外の街中を過ぎた。
 帰着には、すっかり暗くなり車と同じくらいの時間を要した。
             
     
コメント
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