うざね博士のブログ

緑の仕事を営むかたわら、赤裸々、かつ言いたい放題のうざね博士の日記。ユニークなH・Pも開設。

食用ギボウシ(うるい)を食べる。

2016年02月05日 07時40分36秒 | 食用のギボウシ
 画像の食用ギボウシはこちら東北では“うるい”と呼ばれる。全国的に様々な地方名がある。品種的には自生種の オオバギボウシ である。下段に栽培メモを掲げる。
 わたしは数年来、郷里の同級生に換金作物として食用ギボウシを無償提供し、その栽培を進めていている。おすすめの品種は 天竜 で、先年、長野で確認された変異種とされてギボウシのなかでも葉が肉厚で一番の美味である。
 画像は山形県の庄内地域で製品化されたもので、籾殻をかぶせて軟白栽培にしている。野外は積雪の季節に加熱された温室内での促成栽培品。スーパーでは4株入りで 295円+消費税 はする。本来は株分けで繁殖させるが、商品としては育成手間代と付加価値の付け方が課題か。値付けが難しい。調理法は簡単でホウレンソウに準ずる。

●オオバギボウシHosta Montana
(大型中葉・濃緑色・淡紫色系白花・花茎;長・結実;×・・・芽出し;早・成長度;中・伸長時期;春)∪---食用可。定植・露地植え。
 山野に自生し山菜として食用にされる、野生種。これこそが、食用ギボウシとして山菜や栽培作物として “ウルイ” と呼ばれる。暖地よりも寒い東北地方の自生地では草姿が大型になる傾向がある。くせがなく食べやすい。わが地元の関東では冬場でも色々な野菜が栽培されているのと、多年草なので、数年間のあいだ、畑を占めてしまい単年作物に向かず、あまり重視されない野菜である。



 さて、これは、懐かしいものに出会った。地元のスーパーで値引きをされて売っていたもので、 ずいき(芋茎) である。里芋の茎を寒風にさらしてつくる。わたしにとっては幼いころに食べたもの、冬の保存食だ。球根はご存知の里芋で、当地では芋の子汁にして食べるが、ずいき は味噌汁や和え物の副食にする。
 

 わたしの今回の実家の千葉へのお土産は、地元の野の ふきのとう を既に摘んであり、ほかはすべてスーパーで購入。牛タンの端切れ、 湯通しこんぶ、 湯通し刻みめかぶ、南三陸町の養殖ものの 銀鮭 の切り身塩麹焼き である。これに うるい と ずいき を加えると、荷物としては結構な量になる。今の時代、お土産は土産物店で買うのが定番化しているのもおかしいが(実はお金を出してその地の産物を買うというのも正しい考えとも言えないのだが、理想は手作りかと思う)、なんだかこれは買い出しみたいである。
       
       
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

こちらも・・・

blogram投票ボタン