うざね博士のブログ

緑の仕事を営むかたわら、赤裸々、かつ言いたい放題のうざね博士の日記。ユニークなH・Pも開設。

フウの紅葉です。

2021年12月10日 05時48分38秒 | ランドスケープデザイン
昨年の12月にこの現場に赴任してきたが、ヤシ類ではカナリーヤシ、ワシントンヤシ、ブラジルヤシ、郷土種のクスノキに、クロマツ、ホルトノキ、クロガネモチやイスノキ、センダン、シンジュ、エノキ、ムクノキなどの巨木揃いで見慣れない樹木が残っておりそれらは移植対象とされていた。移植方法は根廻し移植(環状剝皮+断根法)である。総数では300本弱か。実は図鑑でしか知らないものがあり、関東育ちのわたしにとって初めて実見する樹種もあり、しかし立場的に業務の上では指導するることがもとめられており知ったかぶりも知らんぷりもできず、密かに調べてみたり、実際は造園業者で施工中の職人に直接教えてもらっていたものである。なお、ヤシ類は根系が細根のみであるので根廻し作業なしワンステップなしの言わば直接移植扱いになる。
 下に紹介するフウは東アジア原産種で国内では西日本、九州に多く栽植されていて、関東に多い北米、南米原産のモミジバフウ(アメリカフウ)より枝葉が小ぶりか、どちらもご覧のような紅葉になる。
 画像は、同じフウの樹木で10月29日の紅葉の状況である。生長的には、少なくとも春先の新緑時期から七か月経過したことになる。
          

          
         
           
 
          

以下は3月31日にフウの新緑シーズンをアップしたときのものである。対比してみよう。

こちらは福岡の土木の現場、ある大学の跡地である。この日は、ちょっと遠くを見れば中国からの迷惑な黄砂舞う光景だが、ここでは楓の木の新緑があまりにも奇麗なので画像を掲げる。この一本の木の前にわたしは立ち尽くす。大きさは目測で 目通り周1,7m、樹高は15.0m、枝張りは 6.5m 程度か。春に芽吹く萌黄色の色合いのバリエーションは見惚れるほどだ。楓の木は樹冠全体がすぐに黄緑色に一変する。これからは森羅万象すべからくパステルカラーの草木萌える時節に至るのだ。
 日時は3月30日、午後3時頃。  
 もうすぐ、わたしはこの地を離れる。

          

          

          

          

          
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