落穂日記

映画や本などの感想を主に書いてます。人権問題、ボランティア活動などについてもたまに。

出直して来ます

2009年01月12日 | diary
『チェ 28歳の革命』を観に行ったんですがー。

実はぐり、ゲバラのこともキューバ革命のこともなーんにも知りません。
事前になんか予習すべき?と思いつつ、しないまま劇場に行ってしまい・・・結果、撃沈。
いや、ゲバラのこともキューバ革命のことも知らなくてもついてける映画なんですよ?全然。歴史がどーとかヒーローがどーとかゆー映画じゃないから。てゆーかむしろ、歴史の隙間から抜け落ちていく革命の“現場”の空気を、淡々と緻密に再現した人間ドラマなんだよね。たまたま主役がゲバラで、たまたま背景がキューバ革命とゆー。

でもね、やっぱり知らないで観てると、画面で起きてることの重大さがいまひとつ切実に伝わって来ない気がする。
あと、いかに自分がものを知らない、非常識かってことを痛感させられてしまう。
ごめんなさい。
許して。

なので今月末に公開される後編を観る前にちょっと勉強して、常識程度の情報は消化してからレビューは書きたいと思います。
それにしても昨今いろんな地域の映画を観るようになったけど、観れば観るほどいかに自分がその地域のことを何も知らないか、知らないで済まされているかをひしひしと感じる。世の中で常識とされている程度の情報なんて、ほんとうに知るべき情報の万分の一レベルで、そこから振り落とされた情報の中にはものすごく大事なことがたくさん含まれているのではないか、そんな気分がして少し怖い。


待ち犬。飼い主はセールを攻略中。