『塵より出づる』
肺を病んで入院中の夫(張献民チャン・シャンミン)を支えながらひとり娘を育てている小麗(胡淑麗フー・シューリー)。家計が厳しく治療費や娘の授業料も滞納しがちな苦しい生活の中で、彼女の楽しみは教会の聖楽隊の稽古だった。
『山清水秀―息子』の(甘小二ガン・シャオアル)監督の2007年の作品。
中国に8000万人もクリスチャンがおるって知らなんだよー。驚きです。
この映画はたぶんクリスチャンが観ればもっと納得がいくんだろうけど、キリスト教に不案内なぐりにはイマイチうまくついてけませんでしたです。すごくいい映画なんだろうけど、入り込めなくてさー。題材はいいのでもったいないです。とても。
なんかいろんな部分があと一歩!なんだよね。胡淑麗の表情が常に仮面をかぶったようにそらぞらしいのが意味不明だし、カメラワークも必要以上に引きすぎてたり寄りすぎてたり、結局どーしたいのかがよくわからなかったり。
登場人物の相関関係の描写が希薄だったのがいちばん惜しいところかな。病院で「友だちや家族に工面してもらいなさい」とまでいわれて支払いを迫られてるのに、ヒロインがなぜそれをしないのかがどーしても引っかかったままになってしまう。その割りには最後にちゃんとお葬式だしてるし。お金どしたん?みたいな。
ホントにいい映画なんだけど、非常に惜しい、観ててなんだか困ったなあと思う作品でした。
ただし、これまで決して映画に描かれてこなかった中国が表現されてるという部分では必見の1本には違いないです。
肺を病んで入院中の夫(張献民チャン・シャンミン)を支えながらひとり娘を育てている小麗(胡淑麗フー・シューリー)。家計が厳しく治療費や娘の授業料も滞納しがちな苦しい生活の中で、彼女の楽しみは教会の聖楽隊の稽古だった。
『山清水秀―息子』の(甘小二ガン・シャオアル)監督の2007年の作品。
中国に8000万人もクリスチャンがおるって知らなんだよー。驚きです。
この映画はたぶんクリスチャンが観ればもっと納得がいくんだろうけど、キリスト教に不案内なぐりにはイマイチうまくついてけませんでしたです。すごくいい映画なんだろうけど、入り込めなくてさー。題材はいいのでもったいないです。とても。
なんかいろんな部分があと一歩!なんだよね。胡淑麗の表情が常に仮面をかぶったようにそらぞらしいのが意味不明だし、カメラワークも必要以上に引きすぎてたり寄りすぎてたり、結局どーしたいのかがよくわからなかったり。
登場人物の相関関係の描写が希薄だったのがいちばん惜しいところかな。病院で「友だちや家族に工面してもらいなさい」とまでいわれて支払いを迫られてるのに、ヒロインがなぜそれをしないのかがどーしても引っかかったままになってしまう。その割りには最後にちゃんとお葬式だしてるし。お金どしたん?みたいな。
ホントにいい映画なんだけど、非常に惜しい、観ててなんだか困ったなあと思う作品でした。
ただし、これまで決して映画に描かれてこなかった中国が表現されてるという部分では必見の1本には違いないです。