ふくい、Tokyo、ヒロシマ、百島

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

コロンブスの卵

2008年05月21日 | 千伝。
いつだったか、仲の良かった華僑に「中国人は、机の四足を除いて生き物なら何でも食べるのか?」と冗談半分で聞いたことがある。

「生卵は食べない。食べるのは、日本人と蛇だけだ」と言い返された。(笑)

でも、映画「ロッキー」のイタリア系アメリカ人シルベスター・スタローンだって、生卵を5つほど呑み込んで早朝のランニングに出かけた。

中国は、オリンピックに向かってインフラの整備で2桁成長。
アクセルだけで突っ走る、ブレーキのない車のようである。
中国へ資材を運ぶ運搬船が不足との事で、日本の造船業界も潤っているとか・・。

飛ばしすぎは事故のもとは、何も交通事故に限らないと思う。
何しろ12億の民を抱える国なので、ありあわせの尺度では測れない奥の深いところもある。

ただ今回の四川省の大地震の被災状況が明らかにつれて心が痛む。合掌。

さて、今日のタイトルは、コロンブスの卵。

ひょっとすると、地球は、生卵と同様な生命体なのかもしれない。
ならば、卵を産む鳥は、宇宙を翔る銀河のような生き物なのだろうか・・。
生卵を腐らせても、ゆで卵にしても保存しても、卵の殻上に棲む生命にとっては、不味い(生命の危機である)。

北海道サロマ湖畔でオオハクチョウから強毒性の鳥インフルエンザウイルス(H5N1型)が検出された。
隣国のニワトリから検出された猛威をふるうウイルスと遺伝子レベルで非常に近いとの検査結果が発表された。

地震もウィルスも決して対岸の火事ではすまされない。
明日は、我が身かな・・ウィルスも空を飛んで運ばれてくる地震列島日本なのである。

そんな中で、二つの明るいニュースを読むことができた。

今日帰国した日本の国際緊急援助隊救助チームが、整列して犠牲者である母子に黙とうをささげた1枚の写真を新華通信社が配信、多くの中国人の心に感銘を与えたようである。

もうひとつは、チベット亡命政府が、四川大地震の犠牲者に弔意を表すため、対中抗議行動を停止して被災者支援活動を始めるようと・・世界各地の在外チベット人向け声明を発表。

因みに、新大陸に近づいたイタリア・ジェノバ出身の探検家コロンブス(スペイン語名:クリストバル・コロン)は、晩年不遇の中で1506年5月20日に没している。

まだアメリカという新大陸の呼び名がない頃・・ほんの500年ほど昔である。
本来ならば、アメリカ(発見者アメリゴの土地)は、コロンビア(発見者コロンの土地)という名称になっていたはずなのである。

コロンブスの卵・・「誰にでも出来ることを最初にするのが難しい」という意味で使われる。