ふくい、Tokyo、ヒロシマ、百島物語

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

愛おしい人たちへ

2008年09月05日 | 千伝。
未来から、何も求めない今ぎりの生き方もあります。

よりよい未来を求める、貰う、探すという事は、何を意味するのだろうか?

よりよい未来を与えるとは・・何を意味するのだろうか?

未来に期待するのは、目標のあり方です。

借金に苦しむ愛おしい人よ。
病気に苦しむ愛おしい人よ。
家族の不和に悩む愛おしい人よ。
対人の不和に悩む愛おしい人よ。

未来から、必ず与えられるもの・・。

未来から貰うものは、老い、不健康、死というこの世からの出口への切符です。

愛おしい人たちへ

涙枯れるまで、泣いてみたいものです。
声潰れるまで、笑ってみたいものです。

大丈夫です。

何かヘンな国

2008年09月05日 | 千伝。
日本が考えるほど、アメリカは、日本を重要視していない事実を、日本は、認識して外交政策を進めるべきだと考えるのですが・・

ハリウッド映画を観るように今回のアメリカ大統領選の候補者達は、役者揃いのような気もします。

自宅の数を言えなかったアメリカ大統領候補の共和党マケイン候補の副大統領候補に選ばれたアラ・ペイリン(アラスカ州知事)さん(43)・・一躍世界中で注目を浴びる興味深い女性です。

夫は、漁師・・5人の子供持ち、漁業にも従事した経験もあるようです。

保守的で人工妊娠中絶反対、銃規制緩和反対(趣味はハンティング)。

また、未婚の17歳の娘が妊娠中であることを公表して、家族の結束力を示したようです。

おそらく、民主党のヒラリー・クリントン女史の女性支援者たちが、絶対に支持しないだろうなぁ・・という政策・戦略に映ります。(笑)

日本の男性ならば、ちょっと引いてしまうぐらいアメリカの女性は個性溢れる逸材が多いです。

クリントンさんとペイリンさんの対峙形式での政策論争の場を観たかったです。(笑)

さて、日本の自民党と民主党総裁選の候補者達の中から、国民の心を動かすような首相が現れてほしいものです。

首相を辞めた安部さんや福田さんに見習って、国民を辞めたい、人間を辞めたい・・という日本社会では、嫌です。

女性や老人に優しい社会作りが、急務だと思います。

因みに、アメリカという国は、有給の出産・育児休暇制度を持たない国です。

先進国の中でも、不思議な国です。

不思議な国から、何かヘンな国になりませんように!

・・この国・日本も含めて。

出たがり 引きこもり

2008年09月05日 | 千伝。
顕と密という言葉があります。

お昼に車で外出していると、少年たちが喧嘩している光景を目撃しました。
どちらかが一方的ではなく、どちらもファイトしていました。

彼らは、誰かに認めてもらいたいのでしょう。

子供の頃、50代になっても真っ白な上下のスーツを着こなしていた神戸の伯父が言っていたことを思い出します。

「喧嘩を売られたら買え。やられたらやり返せ。ナイフで相手の太ももを刺してやるぐらいの気持ちでやり返せ」

それを横で聞いていた弟である父は、言ったものです。

「喧嘩を売られたら、あとで、やり返してやる気持ちで黙って殴られたままの方がいい」

父のブレーキをかけるような言葉がなければ、伯父から教えられた通りに生きて、多分どうしようもない少年時代を過ごしていたかもしれません。

人は、生命を授けられた時から、この世に出たがるものです。
ところが、いったんこの世に出ると、何かの手違いで、引きこもる人が多いのも事実です。

生きていると、何かのミス、失敗、惨敗、屈辱、不安、恐怖が、心に覆いかぶさります。
それらが・・先入観として見られてしまう自分の負(マイナス)のイメージを打破できるような自信作りよりも、繰り返すという不安の方が強くて、どうしても引きこもりの領域から抜け出せなくなるようです。

そういう時のアドバイスとして・・

「最大の敵は自分であり、自分と闘うしかない」というメッセージがあります。

確かに、正論なのですが・・、

内に引きこもる負の最大原因は、対人関係にあると思います。

しかも、それが対集団(群れ)ということになれば、孤立無援の孤独の不安の中で「自分との闘い」と煽られても、外に出る恐怖感が先に生じてしまいます。
つまりは、外での喧嘩ができないのです。

彼らも、誰かに認めてもらって好きになってほしいのです。

出たがり屋(もしくは、出しゃばり屋)さんは、怏々として「謙虚さ」というものを無視した自信家(もしくは自惚れ屋)なのでしょう。

その根拠もない自信が、何の取り得もなく他人様に迷惑ばかりかける自意識というものであって・・出たがり屋さんも、自分を見失うという不安に悩まされます。
だから、他人様に喧嘩を売ったり、傷つけたりもします。
これまた、外(対人)に向かう負のエネルギーは大きいはずです。

人は、誰かを好きにならなければ、遠くまで心翔けることはできません。

「悟り」という心の向き様があります。

禅であり、念仏であり、題目を唱えることであり、指で印を切ることもあります。

平安時代後期の源平の合戦から鎌倉時代初期にかけての西行、親鸞、道元、日蓮の足跡が奇妙に重なり合う運命の巡りあわせのような歴史物を読んでいます。

遡って、平安時代初期に現れた・・空海と最澄という人物が思い起こされます。

未来と過去との間の今を生きる限り・・

清浄な心は、ビジネスのノウハウ本を読んで商売繁盛を心掛けるよりも、そろそろ人生の正常な幕の降ろし方を心掛ける方が幸を呼ぶ福となるようであります。

比叡山と高野山に参りたくなりました。

一層、坊主頭にしようかなぁ・・と想い巡らすほど髪の毛も薄く、顕と密を出し引きする日々です♪