ふくい、Tokyo、ヒロシマ、百島物語

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

汚い仕事

2008年09月13日 | 千伝。
今日は、午後から「古武術に学ぶ介護術」という講演会があるので出かける予定です。

会場は、片道20KMぐらいの場所にあるから、走って行こうかなぁと思いましたが、外は、あいにくの雨模様です。

最近、農薬やらカビで汚染された事故米の不正転売の問題が大きくなっています。

・・何だか、「卑しい・・汚い仕事」をしている方が多いですね。

いや、そうではなくて・・世の中には、卑しい仕事というのは、ありません。

卑しい人間が、いるのでしょう。

介護も、有る意味で便の汚染を始末する「汚い仕事」ですが、汚染を美しくする「尊い仕事」です。

肉体労働の介護仕事のあとの感覚は、山の頂に辿り着いた時の達成感、マラソンを走れ終えた時の開放感とよく似て、「自分を褒めてあげたい感覚」になるのです。(笑)

昨晩から、病院側に提出する介護職員の総意による労働条件の改善・要望をまとめたものを作成しています。

・・小生、ボランティア奉仕の精神で書いていますが、要は、給与の低賃金と人手不足が、改善の必須条件かもしれません。

それよりも、根本的な改善の余地は、対看護師を含めてのコミュニケーションの問題かなぁ。

女性の多い職場関係というのは、難しい面が多々あります。

根本的には、患者さんを中心とした「やさしい看護と介護」なのでしょう。

とんでもない患者さんが、増えているというのも事実ですが・・。

自分の仕事への取り組む誇りなのでしょう。

仕事が、楽しい・・または楽しくない・・思う人の意識の違いは、大きいです。

小生も、かつて、逆バージョンですが、Made in Germany の高品質の工業部品を、低品質の Made in Japan として(意図した合法的な三角貿易業務の抜け道)、アジアの隣国に輸出した経験もあるので・・大きな口を叩くことはできません。

海外バイヤー(顧客)からの関税対策(ヨーロッパ製品の輸入関税率が高い)の依頼と上司からの暗黙の指示があり実行に移すしかなかった自分を恥じています。

給料を頂いている雇われの身の上としての会社員の悲哀と臆病さです。

そうしないと生き残れないという不安がありました。

ビジネスとしても卑しく、人間としても美しくないという気持ちです。

卑しいとか、美しいとかというのは、「汚い仕事」の取り扱いで決まるものではないかと考えるのです。

生きていると恥多し・・です。

それでも、元気で朗らかに笑顔で強い気持ちで・・

ファイトです♪