暗闇の 一寸先に 心の眼
昨日のMrサンデー。
落合博満氏に、アドバイスを受ける西武球団4番打者、山川穂高選手の番組があった。
三冠王を取るには?
スランプを克服するには?
打撃のフォームは?
その答えは、暗闇でバットを振るという事だった。
なにやら、オイゲン・ヘリゲル(1884~1955)の「弓と禅」を彷彿とさせる。
一の矢に二の矢を当てる弓術は、暗闇の中でも的を探し命中させる。
同様に打者も、守ってない場所に球を打たないと、ヒットにならない。
ゲッツーで、チャンスを潰す、連敗中のわがカープにも聞かせたかった。
何事も、一寸先は闇を支配してこそ、幸運という一条の光が届くに違いない。
薄明かりの中での、キャッチボールやノック。暗闇での素振り。
初心を忘れたときに、基本に戻るのが、すべての習い事の掟。
世阿弥(1363〜1443)である。