今日は、35度超え・・・暑かったなぁ。
午前中、大きな病院での定期検査・・・特変無し。
午後、暑いので駅周辺のべーカリーにて、時間を過していました。
午後3時ぐらい、80代とおぼしき老夫婦が入店、ぼくの隣席に座りました。
ご主人が、何個かのパンも揃えて、お二人でアイスコーヒーを飲みながらの会話。
「こんなに食べられない」と奥さん。
「残ったパンは、今日の夕飯にしよう」とご主人。
「そうだね」と、うなずく奥さん。
「アイスコーヒーは、はやく飲める」とご主人。
微笑ましい御夫婦の晩年、その日常風景、会話でした。
元気なことは、素晴らしいのです。
あと数年後、90歳代となれば、二人連れの夫婦での行動というのは、極めて稀なことになります。
そう・・・90歳の壁です。
その後の1年1年の老化現象は、生まれて10歳までの成長過程と匹敵するスピードで速まります。
足腰が悪くなると、身体能力、知的脳力も、みるみるうちに低下していき、単独行動が難しくなります。
身内の伴侶、兄弟姉妹の不幸があったとして、そのお通夜、葬式にも出席できなくなります。
若い親族が面会に来られて、孫だったのか、曾孫だったのか・・・思い出すのも大変です。
そう、99歳になって、普通に歩いている方は、奇跡のような方なのです。
その歩いている99歳の方との昨日の会話。
「わたしは、90歳の時、突然腰痛になって全然身体が動けなくなって40日間ほど入院した。どうして、こうなったのか? ずっと、その原因を考えた。」
「老化現象だと思わなかったのか?」・・・この方の強いメンタル部分なのでしょう。
「その原因が分かったんだよ。それは、同じ姿勢を続けていたから腰痛になったんだ。」
・・・確かに、そうかも知れません。
その後、この方、毎日、草をむしりながら、家の周りをぐるぐると歩いたとのこと。
今、我々世代よりも上の団塊の世代を中心に「健康を極めよう」とする方々が実に多いです。
人生百年に近づいた時代にもなりました。
様々な健康方法、いろんな食事療法がありますが、百歳になっても健康寿命を全う出来る基本の基本は、「歩く事、歩ける事」です。
それに足して、この方は、足の浮腫(むくみ)防止のために、靴下を履かない、裸足のままでシューズを履いているのと、寝る時は、足元にタオルを置いて、足を挙げて寝ています。
九十九歳・・・自から率先、工夫を凝らして、生涯を全うしようとする姿勢に感服します。