レビュー一覧は、こちらから。
ラ・イオンは、海運判官を捕まえました。
税穀を運ぶ船が沈没した一件について、嘘の報告書を作成していたことを突きつけると、しどろもどろになりました。
で、税穀には手を出したと白状しました。でも、ポリ殺害は絶対にしていないと主張しました。
この時、偶然、村の吏判も捕まえることが出来ました。郡守の部下の男です。
例の帳簿を探し出すよう、厳しく命じられていたので、ジョイを捜していたのですが、反対に掴まってしまったってわけ。
ビリョンが自白のまじないをかけましたが、イマイチ中途半端です
知れば知るほど、テソの異母兄弟ドスは腹黒いですねぇ。
表向きは、とてもノー天気で明るく、甘え上手。如何にもいい所のボンって感じ。
父の領議政もまんまと騙されてるように見えます。猫可愛がり様ですからね。
テソに対しても、父がテソの事を息子として考えているぞと匂わせて、上手く利用しています。
ある意味純粋なテソは、庶子で身分の低い自分の事を息子として扱ってくれていると感謝感激という感じですね。ドスの言葉を疑っていないのです。
でも、チャ・マルチョンやチ・メンスは長い間テソの親子関係を見て来て、それが領議政たちのずるいやり方だと気付いています。
決してテソの事を家族とは思っていないと彼らには分かっているのです。
チャ・マルチョンたちがいくら忠告しても、テソは自分のやり方を返そうとしません。
もしかしたら、テソも本当は分かってるのかも。だけど、一縷の望みに賭けているのかもしれません。
海運判官が捕まったことは、すぐさまテソの耳に入りました。
だとすると、アジトも危険だと思いました。
今持ってる銀だけでも、十分な額だとチ・メンスは言いました。もう手を引いても良いのでは?とね。
でもね、テソはキッパリと言いました。銀は自分たちのモノじゃないと。やっぱり領議政のための資金源だとしか考えていないってことですね。
ラ・イオンは暗行御史の役目もちゃんと果たしています。
都度、報告は都に届けているようですね。
だから、今回の海運判官逮捕の一件も、ちゃんと報告書が届いていました。
それを耳にした領議政は焦りました。
自分の身に影響が及ばないうちに、証拠は消してしまわなくてはと、領議政は思いました。
海運判官をはじめとした人間もそれに含まれているところが怖いところです。
ドスを再度テソの元に送りました。
絶対に自分が表に出るなんてことはせず、テソに命令を伝えるだけにしろと言う所が、ドスに甘い領議政です。
ドスは、テソのアジトを見て来て良いかと領議政に聞きました。テソの資金源がずっと気になっていたと言いました。
あれ領議政はテソが銀を作っている事を知らないのかしら
税穀を横流ししているだけだと思っているのかしら、領議政は。
何か出たら、自分が貰ってよいかとドスは言いました。あいやぁ~っ、横取りするつもりみたいですよ。
ラ・イオンやジョイたちは旅芸人の一行に踊りを習ったり、扮装したりして、一団に紛れ込みました。
そして、無事アジトの中に入る事ができました。
あまりにも簡単に入る事が出来たのを、不思議に思ったラ・イオンとジョイ。
そうです、罠だったのです。
テソたちが待ち構えていたのです。
でもね、ラ・イオンはそんな事もあろうかと、ちゃんと手を打ってありました。
世子の護衛を務める官庁の兵・・・翊衛司(イギサ)と呼ばれるすこぶる腕利きの一団を呼び寄せていて、旅芸人の一行に紛れ込ませていたのです。
朝鮮一の腕利き集団に敵う筈がありません。
ラ・イオンたちが戦ってる間に、ジョイたちは帳簿等の悪事の証拠を探しました。
案外あっさりと発見出来たのですが、どうも全部と言うわけじゃなかったようです。
領議政などの、重要人物の名前が書かれてる部分は、チャ・マルチョンたちが持って逃走してしまいました。
一段落ついたところで、ラ・イオンは料理を皆に振舞いました。
久しぶりの料理の腕前の披露です。
翊衛司の兵たち、旅芸人の一行、ジョイやグァンスンも、その腕前に驚き、喜んで皆で食事をしました。
ところで、ラ・イオンとジョイは、少しずつお互いの事を意識し始めています