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IMと言う社名、実はウインの名前から父親が付けた物でした。
それが今、ノ・テナムのモノになってるわけです。何かありますね、そこに。
創業当時、IMは技術に特化した防衛関連の中小企業でした。
現在は、航空機、エンジン、ロボット、保安システム等も手掛けるようになっていて、防衛産業が主力ということから、軍との関係は密と言えましょう。
そして、ノ・テナムの母親は韓国初の女性少将、ノ・ファヨン将軍なのです。
順調に経営を続けていたIMが、突然軍事機密の流出をはじめとした様々な事件を起こした結果、会長・・・ウインの父親は逮捕されてしまったのです。
株価は暴落。その時、タダ同然で買収したのが、ノ・テナムだったのです。
その後、ウインの父親は自動車事故で即死。同乗していた家族も意識不明の重体となっていました。
この一連の事件を担当した検事が、ヨン・ムングだったのです。
繋がりましたね。
そしてそれが、ウインの空白の3年間ですね。
セナとウインがどういう関係なのかは分かりません。
でも、セナはとてもウインを頼りにしていて、事件が起こった時、親には連絡できなくて、代わりにウインに連絡したと言うわけでした。
ウインは事情を聞き、セナをすぐに遠くの病院に入院させました。
セナは、撮られた動画が気になっていました。あれが公開されてしまったら、もう終わりだと思いました。
それを取り戻す目的もあったのですね、ウインがアレンを訪ねたのは。
ウインはアレンから動画のメモリを奪っていました。
それを、セナに渡しました。
この動画は、セナにとって大切なだけじゃなく、自分にとっても大切だと言いました。裁判を始められるから・・・と。だけど、このまま隠しておくか、代償を払わせるかは、セナの意思に任せると。
セナは、公表しない事を選択しました。
ウインは、その選択を尊重しました。
アレンが失踪したことが公になりました。
ウインが仲間と共に、アレンたちを拉致したのです。
ヨン・ムングは、すぐにノ・テナムとの間に何かあったと察しました。
これまでも同じような事があったようですね。それが裁判になる前に、ヨン・ムングが手を打ってきたのです。
動画はアレンの携帯で撮られていました。
ノ・テナムは全く悪びれることなく、後始末をヨン・ムングに命じました。
そして、ヨン・ムングではなく、べマンに任せるよう言ったのです。
べマンは、アレンのマンションを調べました。
防犯カメラの映像に、アレンの部屋を訪ねる赤い髪の女性が写っていました。
当時、何者かが火災報知器を鳴らしたため、担当者が出動し、戻って来た時には、防犯カメラの映像が無くなっていたんだとか。1か所を残して。
その一か所の映像に、赤い髪の女性が写っていたのですが・・・。ウイン、どーしてこの映像を残したのでしょう。
アレンの部屋を探ったべマン。
一応綺麗に片付けられてはいましたが、血の付いたガラスの破片と、赤い髪の毛を発見。
それらを、ヨン・ムングに渡しました。
単純な失踪事件じゃないと思う・・・とべマンは言いました。
アレンを探し出せ・・・と、ヨン・ムングが言いました。
突然、ウインがべマンに高級腕時計をプレゼントしました。
先だって兵士が取り調べ中に暴力沙汰を起こした一件で、助けてくれたお礼だと言いました。
とは言え、あまりにも高級なモノゆえ、べマンも戸惑いました。
賄賂か?とべマンに聞かれ、除隊間近な人に賄賂は渡さないとウインは言いました。
ただ、除隊しても24時間肌身離さず身に着けてくれと言いました。
何故まさか、盗聴装置がついてるとか・・・何故
失踪前にアレンが女性と一緒にクラブを訪れていたと判明。
べマンは、その女性がセナだと言う事、ノ・テナムも一緒にいたと言う事もあっという間に調べ上げました。
で、そのアレンたちはと言うと。
遠い街はずれの倉庫に連行されていました。仲間と一緒にワゴン車に乗せられたままです。勿論、手は縛られ、轡をされていたので、逃げることも出来ません。
アレンは、不正な方法で兵役免除されていたようですね。
べマンたちの師団に新しい師団長が着任することになりました。
何とそれが、ノ・テナムの実母ノ・ファヨン将軍。
べマンは、調べた事実をヨン・ムングに報告しました。
現場にノ・テナムがいた事も掴んでいると言いました。
そして、報酬として、ノ・テナムに会わせてほしいと言いました。
ノ・テナムは、べマンに言いました。
「俺を兵役逃れにしてくれ。」
流石のべマンも、唖然としました。ヨン・ムングも初耳で驚きました。
今後の付き合いに関わってくるとノ・テナムは言いました。
それを聞いて、べマンは心を決めました。ノ・テナムの要望を叶えてみせると。
いくら何でも無謀だとヨン・ムングは呆れました。
でも、べマンは言ったのです。道が無いなら、自分が道を作る・・・と。
ヨン・ムングは、ノ・テナムに怒りました。
軍隊はそんな単純なものじゃない甘く考えすぎだと。
反論するヨン・ムングに気分を害したノ・テナム。
しかし、母親が知ったらただでは済まないと聞くと、途端におろおろ・・・。
母親がネックのようです、ノ・テナムには。
ノ・テナムがセナの前に現れました。
セナが事件の動画を持っていると踏んだのです。
危ない所でした。セナは咄嗟に足元にメモリを落とし、足で踏んで隠していたのです。
動画の在りかを吐かせようと手を挙げた時、その手を掴んだ者が。
女性兵士でした。
それが分かった瞬間、ノ・テナムの表情が変わりました。
ノ将軍は、ヨン・ムングから全て報告を受けていました。
その日は、ノ将軍の就任式が行われる予定になっていました。
べマンとウインが会場に向かおうとすると、行く手を遮る車が。
べマンに恨みを持つ暴力団でした。
アン兵長から、べマンを殺せと指示を受けていたのです。
危険だから降りるなと言って、べマンは一人暴力団の相手をしました。
ウインはそれを楽しそうに見物。
しかし、流石に相手は圧倒的に多勢。劣勢になりかけてしまいました。
就任式に遅刻しそうだと見たウインは、仕方なく助勢をすることに。
か弱そうなウインを見て、暴力団たちは舐めてかかりましたが、誰も敵いません。
その様子を見て、べマンは確信しました。
割れたガラスを目の前に突き出されても、少しも怯むことが無かった理由が分かった気がしました。
本性を隠していたんだと。
履歴書等の書類に書かれていたのは、ほんの上辺だけの記録だと。運動能力に劣ってるなんて、嘘だと。
実は先日、射撃の練習を見た時、最初は全くなってなかったのに、べマンが標的を殺すほどに憎む相手だと考えればよいと言った後、ほぼど真ん中を撃ち抜いていたのを、目撃していたのです。
結局、2人で大勢の暴力団を圧倒的にやっつけました。
その直後、車の後部座席に乗り込んだべマンは、そこで赤い髪のウィッグを発見。
何者だ・・・と、べマンはいっそうウインに興味が湧きました。
ホント、すっきり