まったり まぎぃ

愉快な仲間たちの事、日常生活で思う事、好きな事あれこれ。

『メビウス:黒い太陽(原題)』完観

2022-09-25 17:06:18 | 韓国ドラマのエトセトラ

レビュー一覧は、こちらから。

 

30年間国家情報院と言う組織に尽くして来たキム・ジェファン。

韓国内に復帰して見ると、彼に与えられたのは、半地下での雑用係。

彼の働きに対して何の保障もしてはくれません。

もう、お金しか無いと思ったのです。

 

ト次長は、キム・ジェファンから今回の取引について情報を得ていました。それは、ごく一部のものしか知らない事で、カン局長も報告されていませんでした。

ト次長は、キム・ジェファンを信じているようにカン局長には話しましたが、その実は、反対で。

キム・ジェファンすら信じてはいなかったのです。裏切っていると察していたようですね。

で、チャン・チョヌとワン・アオが接触したのを知ると、そろそろキム・ジェファンも動き出すに違いないと踏んでいました。

部下を、キム・ジェファンの元に遣わしました。

それがスヨンにはラッキーでした。

部下には不運でしたが。

 

ト次長の命で文書保管室に向かった部下は、キム・ジェファンによって殺されてしまいました。

丁度、首を絞められていたスヨン、命拾いしました。

チャン・チョヌに連絡はやはり取れないままでした。

 

情報院側は、チャン・チョヌを尾行していると思い込んでいました。

しかし、いつの間にかまかれてしまい、見失っていましたよ。

 

キム・ジェファンの一件はすぐにト次長たちの知るところとなりました。

スヨンはカン局長の取り調べに、事実をありのまま打ち明けました。

作戦から外されている自分には、協力者としてキム・ジェファンが必要だったが、キム・ジェファンはロシア側のブローカーだったと。

そして、取引されようとしているのは、麻薬ではなく、生物兵器『メビウス』だと。

キム・ジェファンは、ト次長に敢えて情報を流したと。

カン局長は初耳の事ばかりだったようです。

が、ト次長は全て察していたし、『メビウス』の存在についても知っていたようですね。

 

ト次長はカン局長すら信じていないと言う事が、この瞬間分かりましたね。

密かに進めていた計画が、スヨンのせいで混乱し、明かさなくても良い相手にまで知られてしまったってことです。

ト次長は、スヨンに怒りました。

キム・ジェファンは、もう10年も前から裏切り者だったし、今回、彼が連絡を取ってる相手と言うのは、チャン・チョヌなんだと言いました。

スヨン、唖然としました。

 

ト次長の目的は、三合会の検挙、メビウスの確保、内部の裏切り者を一気に片付ける事でした。

スヨンは気づきました。

やはりト次長にチャン・チョヌを救う気は無いと言う事に。

実際に裏切り者だと分かったら、逮捕するし、裏切り者じゃ無かったとしても作戦中にどうしようもなかったと見捨てるつもりだと。

目的を遂行することだけがト次長にとっては重要なのです。そのためには、どんな犠牲を払っても良いと考えているようです。

「いくら仕事のためでも、心は失わないでください。」

と、スヨンは言いました。

そして、使い捨ての要員が暴走したせいで追い詰められているのは、ト次長だと。

スヨンは、ト次長によって監視下に置かれました。

しかし、隙をついて、スヨンは逃走。

オ・ギョンソクの協力の元、チャン・チョヌを追いました。

 

が、実はこれ、ト次長にあらかじめ許可を貰っていたのです。

窮地に陥ろうとしているト次長にとって、スヨンの提案は願っても無いことでした。

つまり、キム・ジェファンの事や、これまでの事、そして今後起こる事も全てスヨンの独断によるものだとしてくれとスヨンは言ったのです。

チャン・チョヌを自分がフォローすることを交換条件に。

「今回こそ、私を信じてください。」

と、スヨンが言うと、ト次長は信じると言いました。代わりに、チャン・チョヌが裏切り者ではないということを証明しろと付け加える事を忘れませんでした。

 

スヨンがオ・ギョンソクと共に逃走したということはすぐに情報院に知られました。

ト次長は、スヨンが密かにチャン・チョヌと連絡を取り合っていた上に、報告もしなかったこと、機密を見るために爆発事故を起こしたこと、キム・ジェファンを取り逃がし、オ・ギョンソクをそそのかして現場に向かったと指摘。

すぐさま、スヨンを尾行しろと命令を下しました。

そして、目標は、メビウスを確保することだと言いました。

「すべて非公式で進める。」

・・・と。

 

キム・ジェファンは犯行後すぐに国家情報院を出ました。

相手側に連絡を入れました。これが、チャン・チョヌだということですね。

メビウスだとばれている、裏切り者がいる、到着前に裏切り者を殺せと。

 

チャン・チョヌからスヨンに連絡が入りました。

チャン・チョヌがやるべきことは取引を終わらせることだとスヨンは言いました。自分がフォローするからと。

信じます・・・と、チャン・チョヌは言いました。

 

ワン・アオとチャン・チョヌがキム・ジェファンの到着を待っていました。

そこに、キム・ジェファンから連絡が入りました。

ワン・アオは、大きな取引だけに、裏切り者がいるんじゃないかと、神経質になっています。

キム・ジェファンから裏切り者を始末したかと問われたワン・アオ。

キム・ジェファンはワン・アオの組織内部にいると考えていました。

だから、ワン・アオは手下たち一人一人を痛め付けて調べようとしました。

このままでは正体がばれると思ったチャン・チョヌは、取引は中止だと言いました。

 

その会話を聞いていたスヨンは、作戦が失敗すると思い、チャン・チョヌを止めようとしました。

そんな事になれば、チャン・チョヌが国家情報院から寝返ったと疑われ、復帰は叶わないと、スヨンは言いました。

 

ワン・アオはチャン・チョヌの子分グピョンを裏切り者だと断定。

散々に痛め付けました。

グピョンは、チャン・チョヌに言いました。北朝鮮のスパイだと。

グピョンは否定しませんでした。

チャン・チョヌは騙されていたんだとあざ笑いました。

そーだったの

チャン・チョヌを庇ったわけじゃなくて

 

その場で殺されそうになったのを見て、チャン・チョヌはワン・アオを殺しちゃった。

そして、逃げろとグピョンに言いました。

しかし、ワン・アオの部下に殺されてしまいました。

 

チャン・チョヌは『メビウス』をスヨンに差し出しました。

しかし、スヨンは、ロシア側のブローカー、キム・ジェファンも捕まえるつもりです。

それで納得はしませんでした。まだチャン・チョヌが裏切り者ではないと結論は出せないと考えたのです。

キム・ジェファンが要員だと言う事を知っていて連絡を取り合っていた事実があるからです。

チャン・チョヌは、キム・ジェファンの正体を知らなかったと言いました。

スヨンは情報を全て自分に伝えたわけじゃなかったということが引っ掛かっているようです。

「ブローカーを捕まえて。戻ってくる唯一の方法だ。私がフォローする。」

と、スヨンは言いました。

 

チャン・チョヌはメビウスを持ってロシア側と取引をすることになりました。

スヨンから連絡を受けたト次長は、武装チームを派遣。

しかし、その時、ト次長は、要員の数を2名と武装チームに連絡したのです。スヨンとオ・ギョンソクです。

チャン・チョヌの潔白が証明出来ていないと言うのが、その理由でした。

 

チャン・チョヌとキム・ジェファンが相対しました。

キム・ジェファンは一目でチャン・チョヌが裏切り者だと気付きました。流石、元ベテラン要員です。

チャン・チョヌが危ないと見たスヨンが1人突入。

 

キム・ジェファンはチャン・チョヌに言いました。

「分かっただろ?連中はお前の救出よりメビウスの確保が優先だ。お前も俺も利用されて疑われるだけだ。」

チャン・チョヌの銃を持っていた手が下がりました。

 

スヨンが銃声を聞き突入した時、そこには、銃殺されたキム・ジェファンの遺体が転がっていました。

血痕を追った先に、チャン・チョヌがメビウスを持っていました。

 

国家情報院に復帰したとしても、これからも利用され続けるだろうとスヨンは言いました。

決して明るい未来が待っているとは言えないと。

しかし、チャン・チョヌが今いる暗闇から抜け出そうと必死にもがいているのを知っているからこそ、戻ってほしいと思っていると、スヨンは言いました。

「深い暗闇に長くいると、暗闇に慣れてしまう。」

だから、今より少しでも明るい場所に戻ってほしいと思っているのです。

 

「どっちを選んでも、結局暗闇だ。」

と、チャン・チョヌ。

ポケットから要員が使う携帯を足元に捨てました。俺の選択だ・・・と言って。

「後悔しません。」

そして、スヨンも選択してください・・・と言いました。

その瞬間、スヨンがチャン・チョヌを撃ちました。

チャン・チョヌは撃たれて海に落ちました。

「メビウスを確保しました。」

スヨンは報告しました。

 

この一件によって、スヨンはチーム長となりました。

 

後日、スヨンにチャン・チョヌから贈り物が届きました。

あの、机に飾ってあった置物です。チャン・チョヌ自身も同じ物を持っていましたよね。

 

そして、オ・ギョンソクはハン・ジヒョクとチームを組むことになったのです。

 

いやもう、複雑ですわ。

しかし、見応えのある作品でしたね。スピンオフ作品ですが、ストーリー等、全て手を抜いてないって感じがしました。

お勧めです。


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『メビウス:黒い太陽(原題)』1話

2022-09-25 09:50:37 | 韓国ドラマのエトセトラ

レビュー一覧は、こちらから。

本編「黒い太陽~コードネーム:アムネシア~」で、ソ・スヨン=パク・ハソンさんが銃撃された後、昏睡状態が続き、結局亡くなってしまったわけですが。

その時、実は私、スヨンが本当は死んでなくて、アンダーカバー的な役割を果たすためのカモフラージュなのかと深読みし過ぎてましてね。

本当に死んじゃったんだと気付き、意外な感じを受けていたのです。

無表情なスヨンが、なぜそうなったのか、その背景をこの作品では描いています。

 

新聞記者だったスヨンは、麻薬事件に関係しているとみられるイ・ゴノと言う男を追っていました。

イ・ゴノはそれに腹を立て、スヨン本人ではなく、彼女の実の姉を殺したのです。その方が、スヨンをより苦しめられると思ったのでしょう。

スヨンは復讐を誓いました。

イ・ゴノを捕まえて罪を償わわせるため、記者を辞め、国家情報院に入ったのです。

 

国家情報院でスヨンはチャン・チョヌの管理を任されました。

当時チャン・チョヌは海外のある組織に潜入中でした。

スヨンはチャン・チョヌの管理をするうち、彼が自分と似ていると感じるようになっていました。

不安で、帰るところがなく、居場所を探し続けているところが・・・。

 

チャン・チョヌは任務を遂行して早く韓国に戻りたいと考えていました。

しかし、その指示はいつになっても来ません。

国家情報院に対する疑念が生じかけているのを察したスヨンは、自分を信じてほしいと言いました。利用するだけでも良いと。

 

ある日、チャン・チョヌはある製薬会社が麻薬を製造し、その流通を三合会という組織が担おうとしていると言う情報をスヨンに報告しました。

その時、チャン・チョヌは言いました。スヨンを利用しても良いのかと。そして、本当に自分の復帰を望むのなら、スヨン自身が行動で示してほしいと。

 

麻薬取引の情報がチャン・チョヌから入りました。

スヨンはその内容を聞き、大きな取引となると察し、援護するために現場に向かいました。本部に連絡せずに。

取引相手は、なんと、イ・ゴノ。

それを知ったスヨンは感情を抑えきれず、現場に突入。イ・ゴノと対峙しました。

しかし、不意をつかれ、反対に殺されそうになってしまったのです。

救ってくれたのが、チャン・チョヌ。

スヨンの目の前でイ・ゴノは死にました。

 

担当のイ次長は、イ・ゴノを確保するよう命令を下していました。

現場にスヨンが勝手に行っているとは知りませんでした。

要員たちが現場に突入して来て、チャン・チョヌを狙いました。スヨンは味方の要員だと庇いました。

が、既にチャン・チョヌは撃たれてしまってて・・・。

 

一旦は逃げたものの、別の要員に見つかり、チャン・チョヌは銃を突きつけられました。

チャン・チョヌは自分も要員だと言い、素直に両手を挙げ、膝をつきました。

要員は本部に確認しました。すると、本部は現場に要員はいないと回答したのです。

「三合会の者は射殺しろ。」

チャン・チョヌは呆然としました。国家情報院に捨てられたと感じました。

撃たれると思ったその時、暗闇から男が要員に飛び掛かり、チャン・チョヌを救いました。

長い間、チャン・チョヌと行動を共にして来たグピョンと言う青年でした。三合会の組員です。

もしかして、チャン・チョヌが自分は要員だと言った言葉・・・聞かれた

チャン・チョヌはこの時から姿を消してしまったのです。

 

スヨンには帰国命令が出ました。

この一件は公にされていませんでした。ト次長の命で秘密裡に作戦が遂行されていたのです。

スヨンはト次長のやり方に不満を抱いていました。

チャン・チョヌを見捨てたやり方に対してです。

ト次長は、口では、チャン・チョヌの事を見捨てていないと言いますが、そうは思えないスヨンでした。

 

チャン・チョヌが報告していた麻薬の一件で進展がありました。その製薬会社が麻薬の製造を成功させ、今度は別の組織に流通させようとしているいう情報が入ったのです。

組織の担当者はワン・アオと言う男。

ロシア側と取引をするらしいと言う情報も入っていました。

この時点で、ト次長はチャン・チョヌの行動はちゃんと海外部門で管理していると言う事を明らかにしました。

実は、製薬会社の者として、ワン・アオの組織と接触していて、既に韓国に入国していました。

所在を掴んでいないと常々明かして来たト次長です。何度もスヨンにチャン・チョヌから連絡が入っていないか、確認すらしていました。

スヨン、裏切られた気分になったでしょう。

 

スヨンは、ト次長に怒りをぶつけました。

ト次長はスヨンの勝手な行動を責めました。そして、チャン・チョヌのことを心から信じているわけではないと明かしたのです。

長い間潜入しているうちに、寝返って相手側の人間になってしまうことは多々あるようで。

チャン・チョヌがそうではないと断言できないと思っているわけです。

で、スヨンにどう思うかと聞きました。スヨンは、そんなことは無いと即答しました。

しかし、根拠は一切ありません。

 

チャン・チョヌがワン・アオと会いました。

ワン・アオはチャン・チョヌの事をスパイではないかと疑っています。

当然、ト次長たちはその動きを掴んでいます。しかし、スヨンには報告されませんでした。

作戦から外された格好です。

 

スヨンは自分に好意を示すオ・ギョンソクに、情報を渡すよう命令しました。責任は自分が取るからと言って。

オ・ギョンソクの話で、チャン・チョヌが以前ボイスフィッシングの事件に関わっていたと知ったスヨン。

思い出しました。少し前から、精神科医である叔母のところに1時間おきにボイスフィッシングのメールが届いているということを。

自分への連絡に違いないと気付きました。

 

チャン・チョヌと連絡が取れました。

チャン・チョヌはワン・アオと取引の現場に向かう途中でした。

が、あまりにも厳重な警戒の仕方に、チャン・チョヌは通常とは違うと感じていたのです。

そこにスヨンからの連絡が入ったので、チャン・チョヌはほっとした様子でした。

スヨンはト次長たちのチームが動いていると教え、情報を上に伝えると言いました。その後連絡をすると。

今度は信じていいのですか?と、チャン・チョヌが言いました。

「私を信じて。」

スヨンがきっぱりと言いました。

 

情報院に戻ろうとしたスヨンは、自分が尾行されている事に気が付きました。

ト次長の指示でした。

つまり、自分は信じられていないと言う事です。

 

スヨンは、情報院に戻ると、駐車場の車に仕掛けをし、爆発させました。

皆の注意をそちらに惹きつけておいて、オ・ギョンソクと共に文書保管室に向かいました。

そこはチーム長以上の者でなくては、入室出来ない決まりになっています。

文書保管室にいたのはキム・ジェファン。

30年と言う長い間ブラック要員として海外で活動してきたベテランで、スヨンとも親しい間柄でした。

 

スヨンは、チャン・チョヌが今回はいつもの取引ではないと言っていたのが気になっていました。

で、文書保管室で取引相手のワン・アオの組織の情報を調べようと思ったのです。

その中で、スヨンは、チャン・チョヌの韓国への復帰要請が何度も出されている事を知りました。が、その都度、却下され続けて来たことも。

 

取引されるモノが判明しました。

『メビウス』と呼ばれる生物兵器だったのです。

 

スヨンはすぐにチャン・チョヌに連絡しました。

危険だと、取引に行ってはいけないと。

しかし、通信状況が悪く、上手く伝えられません。

駆けだしたスヨンは、キム・ジェファンを見つけ、協力を求めました。

しかし、キム・ジェファンはいきなりスヨンに襲い掛かったのです。

なんと・・・キム・ジェファンは長い潜入生活の中で、相手側に寝返ってしまっていたのです。


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