ドクターズ~恋する気持ち DVD-BOX2 | |
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へジョンに対する懲戒委員会が開かれました。
へジョンは事情聴取と言う感じで、呼ばれていました。
へジョンは、質問に誠実に、臆することなく堂々と答えました。勿論、自分は医者として当たり前の行動をしただけで、責任は無いと考えている・・・といった意味の返答でした。
ナム議員の担当看護師からの連絡があった時、へジョンは手術中で、要請に答えられないから、ソウに頼んでいた・・・と。
そして、その手術は一刻を争うものだったので、その時にする必要があった・・・ということも。
その態度に、ミョンフンはむっとしたようですが、ジフンや他の理事たちは納得したようです。
ミョンフンは、へジョンの履歴書等から、高校を退学した経緯や、ジフンとの交際について把握していました。
それを、処分内容を決定する場で公表し、辞職に追い込もうと考えていました。
ソウにその事実を言わなかったのは何故かと問いました。
でも、ソウは、その事実を公表しないように頼んだのです。自分にとっては心痛む傷ですからね。ずっと自分の行動を悔いてきたわけですから。
「公表したら死ぬわ。」
と、ソウ。
ミョンフンは、その切り札を使う事が出来なくなりました。
ソウは、へジョンに対して少し素直になってきました。もしかしたら、ヨングクが癒してくれた所為
何かあった時、その原因を作ったのが他人だと考えてその人を恨むのが普通だと考えて来たソウ。彼女の周囲の人は、皆そうだったようです。だから、へジョンがそうしないのを、偽善者だと思って気に入らなかったのでしょう。
でも今は、それをへジョンの個性と受け止められるようになったようです。
そして気に入らなかった理由が、自分自身がへジョンに憧れていた所為だと気付いたのでしょう。いつもへジョンを羨み、憧れたのに、プライドの高いソウはそれを恨みととらえてしまっていたのですね。
良かったです、ソウが素直になって。
結局、へジョンは1カ月の停職処分となりました。
この一件が起った時、職員の中では、やはりソウへの特別扱いが問題となっていました。
そして、ガンスのミスについても、ギョンジュンなんぞがキツク注意しました。ガンスが緊急連絡に気づいていたら、こんな大ごとにはならなかった・・・とね。
でもね、ガンスはその連絡があったことさえ憶えていなかったのです。
それが、病気の所為だとガンス自身はもう認識していました。でも、周囲の者に打ち明ける事は出来ませんでした。
だけど、とうとう明るみに出てしまいました。
ガンスが倒れたのです。
皆、気付きました。
このところのガンスの様子が変だった理由がこれだった・・・と。
ギョンジュンは、そうとも知らず、何度もガンスの頭を叩いてしまった・・・と、自責の念にかられ、まともにガンスを見つめる事すら出来ませんでした。
本当は優しいギョンジュンなんです。
仲間たちは皆、ガンスを心配しました。
もしかしたら、外科医としての未来は消えてしまうかもしれないと、最悪の可能性も考えてしまうからです。
ガンスはすぐに手術する必要があると診断されました。
ユンドは患部を完全に摘出すべきだと言い、ジフンは無理な手術はすべきじゃないと言いました。
迷ったガンスは、キム副院長に相談しました。キム副院長はジフンの方法を支持しました。
仲間たちは、彼の手術の助手に入る事が心情的に出来ませんでした。
それどころか、手術の為に断髪することすら、心が痛んだのです。
ガンスは、ずっとヘアースタイルにこだわって来たのです。何度か注意されたようですが、茶髪を改めようとはしませんでしたからね。
ガンスは、決心しました。
そして、自らの手で髪を切ったのです。
このシーン、本当に自分の髪を切ったそうですね。胸が痛かったです。泣けましたよ
でもね、「太陽の末裔」でのキム・ギボムの姿と被りましたし、とっても坊主が似合って可愛いんですよね
ジフンに、キム・チヒョン医師が連絡して来ました。
ジフンの提案に乗る気持ちが芽生えたということです。
ユンドは、可能性がほぼ無いと分かっていても、へジョンへの想いを整理する気にはなれませんでした。
本気で恋する幸せを感じているようです。
それは、政治的な事が嫌いな彼が、病院の理事になっても良いかと考えるレベルでした。
以前、ミョンフンから理事になってソウを支えてほしいと声をかけられた事があったのですが、きっぱりと断ったことがありました。でも今は、へジョンが今回のような窮地に陥った時、もう二度と処分を受けないで済むようにできるならばと考えたのです。
そんな自分自身の変化を、ユンドは楽しんでいるようです。
ジフンはへジョンの祖母から跪いて頼まれていました。へジョンを頼む・・・と。
ジフンの両親は幸せな瞬間に、一瞬にしてそれを奪われてしまいました。それは、へジョンやへジョン祖母の場合も同じです。
「俺は明日を信じない。今日、この瞬間だけが大切だ。明日死ぬかもしれない。おばあさんの希望はお前の幸せだ。真相究明のために今日を犠牲にするな。」
と、ジフンは言いました。
へジョンは、祖母の死の真相を究明するために生きて来ました。そのために、へジョン自身の今の瞬間を犠牲にしてしまっているとジフンは考えているのです。だから、それを手助けし、一刻も早く終わらせてやりたいと協力しているのです。
「もうすぐ終わりだ。」
そう、ジフンは言いました。
でもね、事はそう簡単じゃありませんでした。
その後、キム・チヒョン医師から麻酔記録を受け取る事が出来ました。
へジョンは、自分でもそれを分析し、専門のチョン医師にも見てもらいました。そして判断を仰いだのです。
記録によると、ミョンフンは当時まだ一般的じゃなかった腹腔鏡手術を行っている最中、大静脈を傷つけてしまいったことから大出血を引き起こしてしまったようです。ただちに開腹して対処しなかったため、出血多量による死亡に至ってしまったとのです。
開腹が遅れた理由までは分かりません。本人のみぞ知るってところでしょうか。
腹腔鏡手術をするという説明を受けた覚えが無いとへジョンは思いました。
要するに、担当医の判断ミスで、祖母は死に至ったと言う事が分かったのです。
その証拠を携えて、へジョンはミョンフンに会いました。
ミョンフンは、自分のミスは認めました。そして謝罪しました。口先だけです。
へジョンが腹腔鏡手術についての説明がなされていなかったのでは?・・・と聞いても、それが一番安全な方法だったからと言いました。
儲かるからでは?・・・と言っても、話しにならないと言うだけ。
へジョンがいくら問題視しても、既に時効。法的には一切罰せられる事は無いと分かっているから、ミョンフンは強気です。
ミスはしたが、自分は最善を尽くした・・・と言い張るのみです。
これで終わりだと考えるミョンフンに、へジョンは怒りが湧いて来ました。
自分が甘かったと思いました。
その上、ジフンも自分と同じ考えをするだろうと言われ、へジョンはもっと断固とした態度を採らなくてはいけないと決心しました。
実際、話を聞いたジフンは、やめてはいけないのか?・・・と言いました。
ジフンは、へジョンが現在を犠牲にしているのが残念でならないんですが、へジョンには、人生の先輩として、経験者としての上から目線だと受け取ったようです。ミョンフンと同じ立場に立っている者の意見だと。
でもね、何人もの弁護士に相談しても、ジフンの言うように、そしてミョンフンの言うように、法的には何の手段もとれないと言われるだけでした。
自分に力がついたら、その時初めて真相を究明できるし、心からの謝罪を受け、許す事も納得する事も出来ると考えていたへジョン。もっと早く事を起こすべきだったんだ・・・とやり場の無い怒りと焦り、絶望感を感じたのです。
ガンスは、ジフンの手術法を選択しました。
弟と二人の家族で、自分は家長だから・・・と言いました。ジフンの様な外科医になるのが夢てここまで来たのに、あと少しでその夢が叶うところまで来ているのに、諦める事はできない・・・とね。
そして、軍にいる弟が休暇を取って会いに来るのを待って、手術を受けたのです。
万が一失敗したら、視力が失われるので、弟の顔を見る事ができなくなるから・・・と。やはり家長とすると、いつも最悪の事を想定して行動するのが常となっているのです。
12時間もの大手術でした。
担当したジフンやソウだけじゃなく、仲間たちは仕事の合間を見て、その様子を見守り続けました。
手術は成功しました。
ジフンがその報告をした時、へジョンは絶望感にさいなまれていた時でした。法的な手段だけじゃなく、どうもマスコミからも良い返事はもらえなかったようで。
祖母の為に何の手も打てないことに苛立っていました。
ジフンは、予想していたようです。ミョンフンの様な人間が、あのくらいの証拠でへジョンに対して心からの謝罪をするとは思えないと。へジョンを自分と対等な存在と思っていないからです。
「殺してやる。」
と、へジョン。
呆れたようにジフンが見つめました。
それなら自分が代わりに殺してやる・・・と一瞬の後にジフンは言いました。
ふっとへジョンも呆れた表情を見せました。
そして、ジフンの父ホン理事長が亡くなった時の疑惑の空白時間について調べたのかと問いました。
実際、ジフンは調べていました。
でもね、それより、今現在の自分の人生を犠牲にしたくないと考えたのです。復讐に没頭しないで好きな事だけして生きたい・・・と。
親もそれを望んでいる筈だと言いました。
なぜなら、親は皆子供の幸せを望んでいるから・・・と。
へジョンは、その言葉に納得したのでしょうか。それとも、ジフンとの考え方の違いに改めて気付いたのでしょうか。分かり会えないと。
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