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まだまだ暑い日が続きます、今日も奈良県五條市の山郷へ

ちょっとわかり辛いですが、写真左の青い橋のある所が五條市役所大塔支所です、
この少し向こうの川沿いに浄称寺という寺があります。

浄称寺への石段前にある 「 紀伊半島大水害警戒碑 」 川の水はここまで来たらしい!

石段を登って山門へ

かなり歴史のある寺のようです、五條市大塔町辻堂
本堂正面には 「 蓮如上人ご巡錫の聖域 」 の文字

本堂内は なかなかリッパな造りである
《 この寺にまつわる伝説 》
むかし、祐玄 ( すけくろ ) という人が、大便をしようと便所に入った。 落し穴にはじかっていると、とつぜん下からニュウと氷のような冷たい手でお尻をなでるものがあった。 どうやら猿によく似たようであったが気味が悪くなったので、祐玄は、持っていた刀でその手をつかんで切り落とした。 そのあやしいけだものは悲鳴をあげて逃げ去った。
祐玄はその手を家に持って帰った。 しばらくすると、17、18歳の美しい娘が片手をそでにかくしてたずねて来た。 「 ワタシはこの屋敷のうらにすんでい者です。 大へんわるいイタズラをしてまことにすみません。もうこれからはイタズラはいたしませんからカンニンして下さい。 切り落とされた手は、ワタシの手なのです。 どうかお返しください 」 と、ていねいにあいさつしてたのむのである。
祐玄は何もいわずに、すなおにそのまま返してやった。
その後、少し日がすぎてから、その娘が、またお礼にやってきた。 手は、もとのままになっていた。ふしぎに思った祐玄は 「 どうしてそんなに、みごとに手をつなげたのか 」 と聞くと、 「ワタシは切り傷の特効薬を知っている。 お礼に妙薬の作り方を伝授しよう 」 とくわしく教えて立ち去りました。
娘と思ったのは実は ガタロ ( 河太郎 ) が化けていたのであった。 ガタロとは、いわゆるカッパ ( 河童 )のことである。秘薬は 「 蒲生錦草祐玄湯 」 といって、今も伝えられている。
・・・・ 大塔村史より
この祐玄という人物は、この浄称寺の家の人だったようである。

寺の隣の建物は誰も住んでない様子、白壁の蔵らしき建物も傷んできている

寺の近くに架かる橋

天ノ川に架かる夢翔大橋、高速道路のようなリッパな道になっている
十数年前の大災害で山の斜面を走ってた国道は、斜面ごと跡形もなく無くなってしまったのである

道の駅吉野路大塔の高台=星の国より天辻峠方面
右の茅葺建物は大塔郷土館、その左に道の駅がある
後方中央ヤヤ左には天辻峠の集落、今は天辻トンネルが通ってるが、その昔はこの峠を徒歩で越えていたのだろう

青い空に白い雲

道の駅前の案内板

大塔橋のそば、美しい水面に緑の山・青い空・白い雲が映る

高台から見る天ノ川も濃い緑

野迫川村へ向う県道に架かる中原橋
ここも水面に映る景色がスバラシイイ

猿谷ダム湖も山もミドリがいっぱい


向こうに猿谷ダムの堰堤が見える
今日は、少々おもしろいガタロ伝説と山紫水明の大塔町、ちょっと博学になった気がした大塔町のひと時でした。
まだまだ暑い日が続きます、今日も奈良県五條市の山郷へ

ちょっとわかり辛いですが、写真左の青い橋のある所が五條市役所大塔支所です、
この少し向こうの川沿いに浄称寺という寺があります。

浄称寺への石段前にある 「 紀伊半島大水害警戒碑 」 川の水はここまで来たらしい!

石段を登って山門へ

かなり歴史のある寺のようです、五條市大塔町辻堂
本堂正面には 「 蓮如上人ご巡錫の聖域 」 の文字

本堂内は なかなかリッパな造りである
《 この寺にまつわる伝説 》
むかし、祐玄 ( すけくろ ) という人が、大便をしようと便所に入った。 落し穴にはじかっていると、とつぜん下からニュウと氷のような冷たい手でお尻をなでるものがあった。 どうやら猿によく似たようであったが気味が悪くなったので、祐玄は、持っていた刀でその手をつかんで切り落とした。 そのあやしいけだものは悲鳴をあげて逃げ去った。
祐玄はその手を家に持って帰った。 しばらくすると、17、18歳の美しい娘が片手をそでにかくしてたずねて来た。 「 ワタシはこの屋敷のうらにすんでい者です。 大へんわるいイタズラをしてまことにすみません。もうこれからはイタズラはいたしませんからカンニンして下さい。 切り落とされた手は、ワタシの手なのです。 どうかお返しください 」 と、ていねいにあいさつしてたのむのである。
祐玄は何もいわずに、すなおにそのまま返してやった。
その後、少し日がすぎてから、その娘が、またお礼にやってきた。 手は、もとのままになっていた。ふしぎに思った祐玄は 「 どうしてそんなに、みごとに手をつなげたのか 」 と聞くと、 「ワタシは切り傷の特効薬を知っている。 お礼に妙薬の作り方を伝授しよう 」 とくわしく教えて立ち去りました。
娘と思ったのは実は ガタロ ( 河太郎 ) が化けていたのであった。 ガタロとは、いわゆるカッパ ( 河童 )のことである。秘薬は 「 蒲生錦草祐玄湯 」 といって、今も伝えられている。
・・・・ 大塔村史より
この祐玄という人物は、この浄称寺の家の人だったようである。

寺の隣の建物は誰も住んでない様子、白壁の蔵らしき建物も傷んできている

寺の近くに架かる橋

天ノ川に架かる夢翔大橋、高速道路のようなリッパな道になっている
十数年前の大災害で山の斜面を走ってた国道は、斜面ごと跡形もなく無くなってしまったのである

道の駅吉野路大塔の高台=星の国より天辻峠方面
右の茅葺建物は大塔郷土館、その左に道の駅がある
後方中央ヤヤ左には天辻峠の集落、今は天辻トンネルが通ってるが、その昔はこの峠を徒歩で越えていたのだろう

青い空に白い雲

道の駅前の案内板

大塔橋のそば、美しい水面に緑の山・青い空・白い雲が映る

高台から見る天ノ川も濃い緑

野迫川村へ向う県道に架かる中原橋
ここも水面に映る景色がスバラシイイ

猿谷ダム湖も山もミドリがいっぱい


向こうに猿谷ダムの堰堤が見える
今日は、少々おもしろいガタロ伝説と山紫水明の大塔町、ちょっと博学になった気がした大塔町のひと時でした。
いつもお世話になっております🙇♂️
民話、伝承には興味深いものがありますね。
各地の言い伝えをあつめあみたくなります。
ありがとうございました☺️
いつも有難うございます。
知人から、この寺のガタロ伝説が新聞に載ってる、と聞いたので行ってみました。
現地の寺には何の説明もなかったですが、市役所で大塔村史 ( 現五條市大塔町 ) を見せてもらったら、この伝説が載ってました。
民話・伝承ってホント興味深いですね。