五條の山の中から、県道734号へ入って奈良県吉野郡野迫川村中津川という集落へ行こうと思って出発
中津川に何があるのか? と言えば、何もない、紀伊半島のド真ん中の山ん中である
数十年前に人が住んでいたという廃村があるらしい、学校跡とか住居跡の壊れてゆく建物が、昔の名残を残しているらしい。
以前から、ぜひ行ってみたいと思っていた。
雨の心配はなさそうだったが、気象情報によれば所によりドバッと降りそうな感じ、バイクで行きたかったがドシャ降りに逢ったら嫌なので車で出かける。
香芝から中和幹線 ~ 京奈和道に乗って 五條インター ~ R168号で南へ向かう ~ 濃い緑と濁った水を見ながら五條市大塔町宇井の 「 夢の湯 」へ 、ここから 天ノ川に架かる赤い橋を渡って県道734号へ入る
五條市大塔町宇井
左の白いアーチが現在のR168号、その横に夢の湯、
赤い橋を渡って、天ノ川左岸を山の中へ向かえば 「 廃村の中津川 」 へ行けるハズ
赤い橋を渡ったらこの看板、 まあ行ける所まで行こうと進むが
工事中で全く通れない
この右が県道734号だが・・・
左の方でも工事中だ
しかたがない、戻ろう
濃い緑の中に赤い橋が美しい
このまま帰るのはもったいない、旧道をうろうろしてたら川の対岸・山の斜面に集落がある、そして吊橋がある、あそこへ行けばいい景色が見れそう、
適当な場所に車を停めて吊橋を渡る、つり橋の名は 「清水橋」 と書いてある
幅は狭い、当然歩行者のみだ
渡ったら石垣に狭い歩道
「大塔村清水」 の表示、14年前に大塔村は五條市と合併して 「五條市大塔町」 になっている
掲示板は朽ちかけて、何も書いてないし、文書も貼ってない
少し歩いたら舗装路に出た
期待したとおりいい景色が見えた
写真真ん中は夢の湯
左に合流する川は舟ノ川、この上流には落差40mの宮の滝がある
集落の中を歩くが、生活感が全くない、
路面はまだそんなに傷んでない、建物もそんなに古くもなく、朽ちてもいない、しかし、どの家の雨戸も閉まっていて、玄関も閉まっている、
そうです、この清水地区には誰も住んでいないようです
この集落の右の方で山崩があったから避難したのでしょうか??
それとも、もっと便利のいい所へ出て行ってしまったのでしょうか ??
向こうの山の上にも集落がある、あそこも住人不在の集落だろうか?
吊橋を渡って停車地へ戻る
吊橋の金網には、この暑さにもメゲず、さわやかな感じの花が咲ていてる
野迫川村中津川の集落へは行けなかったが、五條市大塔町の国道168号線から見える所にも住人不在の集落があるなんて・・・・
日本の人口も減ってゆく、都会にたくさんの人が集まり、過疎の田舎はマスマス過疎化が進むのでしょうか?