Bike&SlowLife

バイクとカメラを愛し、自然を愛し・美しい風景を愛して、ゆっくり生きてる奈良県に住む気分は若者の雑記帳です。

大仁保神社

2011-05-31 | ツーリングレポート
例年より早い梅雨入りだが、今日だけは降らないようだ

午後からSuperCubで 奥明日香へ   奥明日香の風景が気に入ったのだ

香芝から山麓線で高田バイパスへ ~ 橿原 ~明日香の石舞台のそばから ~奥明日香へ向かう


石舞台の横から 吉野へ向かう県道へ入る、県道は右に稲淵の棚田を見て飛鳥川沿いに走る
ほどなく栢森(かやのもり)バス停 ここに 「 奥明日香の案内板 」がある


案内板の一番奥が入谷 (にゅうだに) の 大仁保神社です
栢森バス停から2300mと書いてある、古道小峠の入り口までは1200mだ


~バス停で左折して集落の中を上ってゆく
道沿いにはを飛鳥川の支流が流れる、先日来の雨で水量は多い、岩床の上を滝のように砕け散りながら流れ落ちる
コンクリート舗装のヘアピンの坂を上って行くと神社に着いた


数十段の階段を上ると神社
ここは入谷地区 集落の一番奥である、舗装路はここまでで、ここからは作業道~古道~先日行った竜在峠へ続く

神社には展望台が、木製のベンチとテーブルがある、眺めは抜群  



向こうに見える山の中には
談山神社~竜在峠~芋峠~吉野へ通じる古道がある?はず



ずっと向こうに見えるのは金剛葛城山系、右端が二上山です



上の写真の少し右、中央に二上山が見える



少し霞んでいるがハッキリ二上山とわかります


1300余年前の昔に、持統天皇も 木々の間から見える こんな風景を目にしながら吉野へ向かったのだろうか?
古代に想いを馳せる奥明日香の風景に浸ったひと時でした


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甘樫丘

2011-05-27 | 奈良県北部
気象庁の発表によると、「 近畿地方は昨日 梅雨入りしたとみられる 」

昼食後、空を見たら雨は降ってない
降りそうな降らなさそうな感じだったので、ちょっとお出かけ

明日香村の甘樫丘へ行こう
ずっと奈良県に住んでいて、1時間ほどで行けるのに未だに行ったことがない


散策路はきれいに整備され、緑が生い茂っている
緩い上り坂~丸太の階段~を進むと展望広場に着いた、標高は148m
疲れるほどの高さや距離ではない、ちょっと体が温まる程度

名前のとおりちょっとした広場になっている
ここは7世紀前期には当時の有力者であった蘇我蝦夷・入鹿親子が大邸宅を構えていた場所であるといわれている

素晴らしい景色だ、さすが有力者が住むのにふさわしい場所であろう
 ふもとの東には飛鳥川が流れ飛鳥京がある、北には大和三山や藤原京
 遠くには生駒山・二上山・葛城山・金剛山系の山並みが見える


 左端が畝傍山(橿原神宮)
右に見える小さい山がが耳成山
中央遠くに見えるのは生駒山です


 手前の山が畝傍山、その左後ろに二上山が見えます


 小峠・芋峠から吉野方面
 天武・持統天皇もこの山を越えて吉野離宮へ行ったのだろう


  うねめの そでふきかへす あすかかぜ
        みやこを とほみ いたづらにふく

              志貴皇子の歌です ( 万葉集 巻1-51 )




1時間余りうろうろしていたら、ポツリぽつりとしてきた
もっとゆっくり見たかったが帰ることにした、車に着いた頃には本降りになっていた


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飼坂峠

2011-05-20 | ツーリングレポート
今日も古道だ!
伊勢本街道の飼坂峠へ・場所は三重県津市美杉町上多気


愛車はピンクナンバーのCub
走りなれた道、中和幹線から桜井~榛原~R369~368号で御杖から美杉へ



峠へは、道の駅美杉の少し西にある 「飼坂トンネル」 の左手から入る
道標には 〔 腰切地蔵0.2Km、飼坂峠0.7Km 〕 と書いてある
 バイクを停めて、峠へ向かう



杉の根元にいらっしゃるのが腰切地蔵さんです
岩の間に小柄の地蔵さんが・・・・
   
   腰が切られています

飼坂峠には山賊が首を切ったり、腰を切ったりした逸話が残っており、そのような犠牲者を供養するため、建立されたといわれています・・・ との説明が書いてある


枯葉のフカフカの道とか~石ころガラガラの道とか が続く


木漏れ日の杉・桧林の中を、古道は山の斜面を蛇行しながら上って行く


峠まであと200mだ
 


峠に到着
700mの距離を25分かかった、汗だく

今は東屋が立てられているが、昔は茶屋があったらしい
そして、伊勢本街道の説明、峠の説明や首切地蔵・腰切地蔵の説明が書いてある。

その昔、伊勢本街道は大和と伊勢を最短距離で結ぶ重要な街道で、多くの人が行き交い賑わった云々・・・・

〔 展望台57m 〕 の道標もある、、、丸太で整備された階段を登ると “展望台” が現われた


東の方の視界が開けている
 
 仁柿峠から松阪市飯南町へ向かう国道368号線と道の駅美杉が一望
  やっぱり高いところへ上ったら嬉しいですね

峠へ戻って、多気宿の方へ下る~10分程木漏れ日の中を歩いたら、砂防ダムが現われて作業道になり~もう少し歩いたら国道が見えた。
ここで引き返す、下るときは緩い坂だと思ったが、登るときはかなりキツイ


峠入口へ戻ってバイクで飼坂トンネルを抜ける、数百m走り左折して伊勢本街道へ入る、カラー舗装だ、街道沿いには大きな立派な家が並んでいる。


街道脇には透き通った水が流れている


その先には 〔 すぐいせ道 〕 の道標、
道標の横には大~きな常夜灯、やっぱり昔のメインストリートだっ

左へ行けば北畠神社、右へ行けば道の駅、道標のとおりまっすぐ川を渡って行けば昔の旅籠街です。 しかし、現在営業しているのは1軒だけでした。

道の駅へ行き少し休憩~帰路につく


美杉の道の駅へはずっと以前から何回も来ているが、時にはバイクをおりてユックリ散策するのもいいもんですね。

148Km走行の 古道探訪ツーリングでした

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吉野宮滝万葉の道

2011-05-19 | ツーリングレポート
喜佐谷の登山口から吉野山の上千本まで歩いてきた


気分はあまりスッキリしないが、家にこもっていても面白くないので、山歩きに出かける
愛車はピンクナンバーのSuperCub

11時前に家を出る
香芝から高田バイパス~葛城川堤防~御所市でR309号へ~大淀町で県道222号今木出口線に入る~近鉄大和上市駅近くでR169号へ入り、宮滝で右折して柴橋へ



吉野川に架かる柴橋のたもとには石碑がある



橋の上から撮影
吉野川のこのあたりに面して、宮滝遺跡があったらしい

飛鳥から奈良時代にかけては吉野離宮があり、天武・持統天皇が度々訪れたらしい


橋を渡って右折して~すぐに左折し山の方へ入ってゆく ~櫻木神社の前を通って奥へ進む ~2Km程で道路は行止り、ここから登山道だ

まだ新しい万葉歌碑があった
**** 皆人の 恋ふるみよしの 今日見れば うべも恋けり 山川清み **** 
                    万葉集 巻7-1131



バイクを停めて、水分神社方面へ歩く

高滝への分岐を過ぎて少し歩くと祠があった、ちょうど高滝の落口の真上である。
昔の旅人はこのあたりで一息いれたらしい


吉野山と喜佐谷・宮滝を結ぶこの道は、今は 「吉野宮滝万葉の道」 と呼ばれて、万葉や古代史に心寄せる人々に親しまれていますが、その昔は、西吉野や天川・黒滝地方からの人たちが伊勢参宮に往還する信仰の道でもありました。⇒⇒説明板より


また、明和9年(1772年)3月に、伊勢松阪の国学者本居宣長もここを通ったらしく 「喜佐谷村を過ぎて小路にかかる。 少し上りて高滝という滝あり・・・・」 と菅笠日記に書いている、という旨の説明も書いてあった。

 まだ、新しそうな祠だ、建て直したものらしい
昔の街道沿いには、お地蔵さんとか石仏さんとかを祀って旅の無事を祈ったのだろう・・・・


祠の横には高滝へ落ちる 「象(きさ)の小川」 が流れている、吉野の杉林の中を流れる清流である


ず~っと杉林が続く、こんな道や~濡れた岩場にクサリを張った道や~歩きやすい道も~~ 急坂は少なくそんなにキツくはない


50分程歩いたら こんな石の道標があった
「右いせ きさ谷」 左はわかりません?

ここから10分程進むと視界が開けた
左手に日拝地蔵さんが祀られている、 道標の〔上千本・吉野水分神社〕 方面へ進む
しばらく歩くと舗装道路へ出た、すぐ先に花矢倉展望台があった、ここまで1時間20分ほど


 絶景! 絶景! ちょっとモヤっているのが残念だ!

 ズームで撮れば金峯山寺もはっきりわかります

景色を拝んだあとは水分神社にお参り

少し休憩して上ってきた道を帰る、途中に高滝へ寄る
登山道から見えるが、滝へ近寄るには分岐した道を少し下らなければならない

 これが本居宣長も見て日記に書いたと言う 「高滝」 です
落差は10mほど


バイクへ戻ったら15時20分だった。


90Km弱のツーリング + 3時間余の杉林浴の山歩きで健康的な、そして歴史にもちょっと詳しくなった、充実した一日でした。

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のんびりツーリング

2011-05-15 | ツーリングレポート
今日も 近くをゆっくり~ノンビリ走ってきた


友人と針TRSで待ち合わせ、国道369号から県道へ入り~室生ダムへ行く、20分余でダムに到着

湖畔の展望台でゆっくり景色をながめる



展望台には東屋が建てられており、見晴らしは良好


緑いっぱいの風景の中に赤い橋が美しく溶け込んでいた、写真では分かりづらいですが・・・

展望台から降りてダム沿いのクネクネ道を走って赤い橋を渡りに行く
傍へ行くと赤い橋は錆びてあまり美しくなかった、あまりハッキリ見えないほうが美しい場合も・・・・


橋上からの景色です
 山の緑は鮮やかに輝いて、湖面も緑色になっている


一旦、針TRSへ戻る、メンバーは1名増えて3人になる

国道369号で 「みつえ高原牧場」 へ
この道は何度も走っているが、いつ走っても車が少なく快適~快適

掛交差点を直進して曽爾村から高原へ登って行く
 40分ほどで牧場に到着、牧場なのに牛は一頭もいない
 針TRSで買った弁当を食べる

 

アルプスの小型版のような風景?
 向こうに見える山々は? 山の名前は全く知りません??

そのうち牛が5~6頭出てきた、牛も昼食の時間だったのか!

次に、
道の駅「伊勢本街道御杖」 の前を通って名張の比奈知ダムへ向かう
 前には大型バイクが30台ほど走っている、ダムまで後について走る



比奈知ダムで一休み

湖畔の小公園では、ベンチに座ってくつろぐ人・フォークギターを弾いて懐かしい歌を歌っている熟年のカップル、、、かぐや姫の歌ってた何とかいう曲かな? ・・・ 穏やかな時間が流れる


そして、駐車場の前にはこんな方も、、、やや暑い陽射しを浴びて草の実を食べていました

休憩後、名張の市街を抜けて名張川沿いを北上、山添ICから名阪国道に乗って針TRSへ帰る


近場をノンビリ~うろうろ~した、 200Km余りのツーリングでした

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烏岳

2011-05-14 | ツーリングレポート
今日はバイク日和 さあ!出かけよう

ノロノロしていて、出発は9時になってしまった
  三重県松阪市飯南町の烏岳へ向かう  

ジェベルで、中和幹線を走り桜井~榛原へ
西峠交差点の手前では、白黒ツートンの車に制服姿の方達が、見えにくい所でお出迎え 制限速度でパス、、、
~御杖~美杉~仁柿峠を越えて~R166号へ出て右折~茶倉道の駅前を過ぎて左折し~櫛田川を渡ると、左手に 「烏岳登山道入口」 の案内が見えた

500m程入ると舗装路は終わって山道になっていた、 ここへバイクを停めて登山スタート

バイク用の服装なのですぐ汗が出てくる、Tシャツ1枚になって歩く
空は青く新緑が眩しく気分爽快  でも、体は軽くない


風雪に曝された案内には、頂上まで650m! まだまだだ!



これが登山道? 

こんな坂道が終ると、次は山の急斜面にへばりつくような30cm幅ほどで、おまけに急坂の道らしくない登山道である、 ビビリながら上る ~~~ 何とか尾根らしき所へ出た、案内板に従い左へ行くと展望台があった

ここまで50分余かかった、かなり疲れた 景色を見ながら昼食

西の方は飯高町方面だろう
展望台には 大きな反射板とアンテナが建っていた、これがなかったらもっとよい写真が撮れるのに!
20分程休憩して頂上へ向かう


尾根を歩くこと10分余で頂上へ到着、尾根を渡る風は “涼風” だった

海抜545m、期待を裏切らない景色だッ


東は伊勢神宮の方向である



西の方には1028mの局ケ岳、写真中央の尖った山です



頂上の展望台、丸太で組んである


頂上からもう少し進むと、大日如来様が座っておられました

大きな木の下に小柄の如来様がワンカップと缶ビールを前にして座っておられました
「酒好き」 の如来様でしょうか?
左肩には弘化二年と彫られています、1845年から166年間も座ってらっしゃるのでしょうね



如来様のそば、木々の間からは松阪方面?の 景色が見えていました


景色を堪能した後は、上ってきたコースを引き返す。 滑って転ぶと大変なので、枯れ枝をステッキにして慎重に歩く ~~~ 無事下山



帰路、道の駅茶倉から見えています、中央の一番高い山が烏岳です


走行距離 200Km弱のツーリング & 烏岳からの眺望を求めて、、、の一日でした。

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吉野から芋峠へ

2011-05-13 | ツーリングレポート
今日も古道だ

午後からスーパーカブで吉野へ

香芝から あっちこち ~高田バイパス ~高田川堤防 ~あっちこち ~御所市でR309号へ ~大淀町で県道22号今木出口線へ ~吉野町千股で県道15号桜井明日香吉野線へ入り北上する
しばらく走ると右手に 「 せせらぎ公園 」 があり、左手に 〔古道 芋峠〕 の案内板が建っている



山作業に軽トラで入って行くのだろう、タイヤの跡がある、こんな道をバイクで入ってゆく




道沿いには吉野の美味しそうな澄んだ水が流れている、千股川の上流か?

もう少し進むと、道幅は狭くなって上り坂となる、バイクでは行けない
バイクを置いて歩く



ず~っと杉林、間伐された杉はそのまま放置されている



道沿いの斜面には穏やかな顔をした石仏さんが・・・・
 旅人の無事を見守ってくれているのだろうか


ほとんど踏み跡はない、こんな中を上って行く



段差の高い丸太の階段が現われた
 ヨイショッと、どっこらしょッ と上って行く
  最近整備されたのか? 木材は比較的新しいようだ

階段を上りきったら舗装路の県道15号へ出た、左へ3分ほど歩いたら明日香村の古道入口である、芋峠はすぐそこにある



明日香へ向かう古道の入口です

4月28日には明日香からここへ来た、
今日は吉野からのコース、バイクでかなり奥まで来れたので、30分弱の古道歩きで芋峠へ着いた



日本書紀によれば、
持統天皇は 吉野宮滝にある吉野離宮へ31回も行幸しているらしい。
 
飛鳥から小峠~芋峠と上って吉野町千股へ下って宮滝まで 20Kmほどの道のりだ、
なぜそんなに吉野へ行ったのだろうか?? 吉野宮滝とは何だったのか? 神聖な何かがあったのだろうか??


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竜在峠

2011-05-09 | ツーリングレポート
今日も雨の心配はないようだ

またまた奥明日香 ~~ 竜在峠へ

9時前に家を出て石舞台へ ~県道15号桜井明日香吉野線に入る ~栢森(かやのもり)バス停から集落の中を通り クネクネの坂道を上る ~明日香村入谷の大仁保神社へ
途中で道を間違って10分ほどロス、ここまで90分ほどかかってしまった


神社は入谷(にゅうだに)集落の一番奥の高台にあり、前の道が竜在峠への登山道になっている。

 神社からの眺めです
手前から山裾に沿って明日香村入谷の集落が、遠方には うっすらと 左から金剛山・葛城山・二上山の山系が見えます
そして写真には写ってないけれど、近くに高取城址の高取山もはっきりと見えている。

もう少しバイクで行けそうだ~  ふらふら進む


道はどんどん悪くなる~600m程行くと、もうこれ以上走るのは無理、バイクを停めて歩く





ずっと上りのこんな道が続く、汗をカキカキ ハアハア フウフウ




あと800mだ! ここまで40分ほど
右へ行けば芋峠
先日 芋峠からこちらを目指して40分歩いたが、まだ半分の距離も歩いてなかったらしい。
 
ここからは かなり穏やかな道になった



ず~っと杉林の中、狭い道が続く


道端が少し広くなって、お地蔵さんがちょっと傾いてお出迎え!
 後には相当な年令であろう古木がお地蔵さんを見守っているようでした


 竜在峠へ到着 11時43分だ、歩き出してから1時間余 
戦没者の墓があるのみ、そのほかは何もない、単なる “ 峠 ” だけである、標高は718mとのこと
明和9年(1772年)3月に本居宣長もこの峠を通っているらしい
         
         右へ行けば「滝畑」、まっすぐ進めば冬野
入谷から2.7Kmと書いてある、県道の栢森バス停から4Km以上も山の中へ入ってきたのだ!

少し休憩して、さらに進む

 峠から300mで “茶屋跡” があった (建物は近年に建てられた休憩所)
古道の交差点になっている、北へ向かえば冬野から桜井の談山神社である。


休憩所の中に 天武天皇の歌 とその説明が書いてあった

**** み吉野の 耳我の嶺に 時なくぞ 雪は降りける 間なくぞ 雨は降りける その雪の 時なきがごと その雨の間なきがごと 隈もおちず 思ひつつぞ来し  その山道を ****

歌人土家文明はその著 「万葉集私注」 でこの歌の 「 耳我の嶺 」 を竜在峠と考証した。
大海人皇子は一時吉野に引退した、その時に通った道がこの道らしい。 引退の翌年 壬申の乱に勝利し 飛鳥で即位して天武天皇となった・・・・

この古道を南西へ向かえば芋峠を経て吉野へ通じる

さらに冬野の方へ10分ほど歩いたが眺望も開けないので引き返す
帰りは1時間弱で大仁保神社へ着いた。

            
            神社のそばにはこんなキレイな花が咲いていた




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富士見ケ原

2011-05-07 | ツーリングレポート
三重県の松阪市飯南町向粥見の 『 つつじの丘 富士見ケ原 』へ

わが町香芝は好天 ネットで松阪方面の天候を見たら小雨のち曇 である。 

ヨッシッ!出かけよう で西名阪に乗る ~針TRS から国道369号 ~
石楠花トンネル~弁財天トンネル~栂坂トンネルを抜けると空模様が  路面が濡れている ~御杖村役場辺りから霧雨~小雨に ~道の駅「伊勢本街道御杖」で雨宿り、引き返そうかな? と考えているうちに、ちょっと明るくなってきたようだ

とりあえず道の駅美杉まで行こう、霧雨の中を走る ~道の駅でも雨宿りしていたら、何とか天気回復のような感じ ~仁柿峠を越えて ~茶蔵道の駅前 ~国道368号の桜峠へ・ここが富士見ケ原への入口である。

国道沿いに、Pまで1.5Kmの案内板がある ~右折して濡れたクネクネ道を上ってゆく



やっと富士見ケ原の駐車場へ到着
家を出てから3時間もかかってしまつた、順調に走れば2時間余のハズ
バイクも靴もズボンの裾もベチャベチャ、ドロドロ


散策路は整備されて要所には案内板が建てられている
展望台を目指して上ってゆく、木製の高~い展望台にたどり着いた、絶景 絶景 と言いたいところだが、空はドンヨリ、山には雨雲がかかっている、でも、絶景である!


途中の案内には、
 展望台は標高386m
  『 天候の良い日は富士山が望めます 』 と書いてある



東を見れば、写真右から神島・答志島・二見~松阪~明和の街が見えるそうです。 写真右の方・ずっと向こうに富士山があるのですが・・・・
今日は曇天でハッキリ解らなかったが、答志島と二見の街は見えてました(地元の人が説明してくれた)



飯南町粥見の家々と茶倉道の駅が見えています、山の上には雨雲がかかっている



北東?方面の眺めです
少し空が明るくなって遠くの山々もわかるようになってきた


展望台から降りて遊歩道を奥へ進む


赤いつつじの向こうには遠くの山が ・・・・ あ~あ、、、いい景色だ




丘陵地の木々にも・赤いつつじの花にも、透き通った水滴 が付いてキラキラ輝いている

天気が回復してきたので2時間も居てた
帰る頃には空も明るくなって路面もかなり乾いてきた



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小峠

2011-05-05 | ツーリングレポート

スーパーカブで明日香村へ

奥明日香の古道 “小峠” を歩いてきた。 
先日 「芋峠」 へ行ったが、その東に続く古道である。


香芝から山麓線 ~高田バイパス ~橿原 ~明日香・石舞台の東から県道15号線へ入り ~明日香村栢森へ ~集落の中の細い道を山の中へ向かう 


案内板があった
行者の石像まで峠道は1300mである



古道  小峠・芋峠道
この峠は昭和20年頃まで大和国中から吉野への生活道でした。 吉野へ輿入れする花嫁は駕籠に揺られ、タンス・長持・ホッカイ(御櫃等の台所用品)等を担いだ縁者等は提灯行列をして峠を上って行きました。
   ---- 中略 ----
万葉時代の、天武・持統天皇が吉野離宮へ通われた道もこの道とされています。
                         ---- と書かれてある


 小峠入口から栢森の集落方面を望む


バイクを停めて峠へ向かう


ここまで250m、コンクリート舗装の作業道である。 しかし、杉の枯枝と枯葉で覆われている。
ここから先は本当の “古道” である。



杉林の中、雨が降れば川になりそうな道だ!



少し進むとマシな古道になる、相変わらず杉林の中である

古道沿いには小さな石地蔵が鎮座されている、行き交う人々の無事を祈願しているのだろうか?

短い急な坂を上ってまもなく峠に到着した

 峠です、何も変わったものはない、単なる “峠” だ

〔 行者480m 〕 の標識と、峠の説明板と、朽ちかけた丸太製のベンチがあるだけ

説明版には次のように書かれていた
 ここから南西に見える山が高取山です。 昭和の始め頃までは高取城址の石垣も見えていました。 分教場で学ぶ子供達の遠足はここでした。
 弁当を食べて、黄葉・紅葉の輝く山を画用紙に描き、山を駆け巡って遊びました。
 夏はヤマアジサイのうす水色の花が、冬はアオキの赤い実が、そして、草木に被われた石地蔵が古代からの歴史を見つめています。


 しかし、今は峠の木々も生い茂り高取山はチラッとしか見えない、また高取山の木々も生い茂って石垣は全く見えていない、、、



少し休憩の後、行者へ向かってさらに歩く、古道は枯葉の絨毯、フンワカフンワカ~



古道・小峠の終点へ着いた
すぐ近くに役行者の石像がある、その向こうには芋峠の入口がある


 そして飛鳥川の上流も、、、小さな滝を造って静かに流れていた

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