
午前中は晴れ間が見て、午後からは雲が広がる天候でしたが、この時期としては穏やかでしょう。
そうは言っても、外にでるとそれなりに風は冷たいので、コートは手放せませんけどね。
昨日のローカル新聞に「何故良く止る越後線」云々の記事が掲載されていました。
越後線に限らず、新潟の鉄道は良くダイヤが乱れます、原因は雪ではなくて主に風なんです。
平野部を走る列車は、多かれ少なかれ日本海から吹いてくる季節風に影響を受けます、特に海岸近くは風が強いので、その風が原因で列車が徐行運転したり、最悪のパターンでは運休になったりします。
数年前に、山形県内の羽越線で特急が脱線事故を起こしたことがあります、原因は突風だったそうです。
その事故以来、列車を停止させる風のレベルが低めに設定されたようで、そんなに酷く感じない風でも結構止ります。
さて、記事で名指しされた越後線ですが、風にまつわる難所を沢山抱えている鉄道です。
その内の一つが、新潟駅と白山駅の間に横たわる信濃川を渡る鉄橋です。
信濃川と言っても海側を見れば日本海が見えますから、冬の季節風が強い時モロに横風を受けますので、風力計が少し上がると直ぐに列車が止ります。
何年か前、たまたまその越後線に乗っていて、風の強い日に信濃川の鉄橋を通過したことがあります、その時幸か不幸か風は強かったのですが新潟駅を出発できて白山駅へ向かいました。
で、難所の鉄橋を渡っているとき、突然列車が停止してしまいました、車内アナウンスによると風の強さが規定の風力を超えたので停車したとのこと。
実は、この鉄橋凄く怖いんです、片側に作業用の手すりが付いているだけで、窓から下を見るとそこは信濃川の川面です。
停車した列車は、風が吹くたびにかすかに揺れるので、本当に怖い思いをしました。
乗っていた人は、停車などしないで徐行でいいから白山駅へ入って欲しいと全員が思ったに違いありません。
「止らないで!!」と心から叫びたい場面でした。
写真は、そのコワーイ鉄橋を通過している列車です。
怖さが分かりますか?