標準木
2012年04月17日 | 花
今朝、地元の新聞紙を読んでいたら、かわいそうな記事がありました。
新潟市は昨日、桜の開花宣言がでました。
開花宣言を出す場合、決められた「標準木」で開花したかを確認した上で、発表されますね。
新潟市の標準木は、新潟地方気象台の構内にあるんですが、それが伐採されるのだそうです。
新潟地方気象台は、もうすぐ新築した合同庁舎へ移転します、それに従って標準木がお役ご免になっちゃうんです。
じゃあ、新しい標準木はと言うと、新しい庁舎敷地内へ育てている途中で、当面は鳥屋野公園内の桜を標準木として利用するようです。
公園は、新潟地方気象台より内陸部にあって、鳥屋野潟に面していることから、来年は開花時期がそれなりにずれると想像されます。
今の標準木は植えられてから40年以上経過しているそうですが、移転だから伐採とは、いかにも役所仕事だと感じました。
ちなみに、ある会社で創業者が植えた木を、新築した本社へ移転するために、一千万円以上費やしたという話しを聞いたことがあります。
木の種類が違うとはいえ、国の台所が厳しいご時世ですから、やむを得ないのでしょうね。
花冷えではないですが、今日はいささか肌寒い天候でした。
写真は、我が家の庭の花です。
平年は早々と咲き誇るスイセンですが、さすがに今年は遅めの開花でした。
毎年同じ場所で開花するのですが、今年は少し離れたところからも芽が出ていたので、少し版図を広げたようです。
ヒメオドリコソウは、以前は見なかったんですが、ここ何年かは開花しているので、完璧にいついたみたいです。