今日は、ほぼ一日雨が降り続く、生憎の空模様でした。
特に、午前中は、横殴り気味の風雨となってしまって、ひどかったですね。
そのひどい状態の中、福島潟湖畔を歩いてきました。
いくら物好きな私でも、そんな風雨の中をわざわざ散歩したわけではありません。
ビュー福島潟で開催された、鳥類の観察会へ行って、強制的に歩かされました。
福島潟の象徴であるオオヒシクイが、風雨に煙る福島潟の上空を、一団となって飛翔しているのを観察できました。
これから、ロシア方面から、どんどんと渡ってきて、越冬数が増えて行くそうです。
一説では、日本へやってくるオオヒシクイの数は一万羽、そのうち福島潟へは五千羽がやってくるそうです。
と言うことは、日本で越冬するオオヒシクイの半分が、福島潟に居座る計算になります。
オオヒシクイにとって、福島潟は、湖面に葦原が点在していて過ごしやすいこと、餌として、菱の実やマコモが豊富など、環境面が整っていると見えるようです。
さらに、福島潟周辺には、広大な水田が広がっており、ヒコバエなどを食べることができます。
この他にも、色々な知識を仕入れることができました。
さて、福島潟のオスプレイについてです。
福島潟に、アメリカ軍のオスプレイが飛来したという話ではありません。
(※そんなことになったら、湖面の鳥達は大混乱を起こすから、大変なことになるでしょうね)
実は、福島潟にもオスプレイがいます。
こちらのオスプレイは、正真正銘のオスプレイです。
英語の「Osprey」は、日本では「ミサゴ(鳥)」です。
福島潟にも、ミサゴがいます。
長い羽を広げて飛翔する姿は、軍用機のオスプレイと似ているといえば似ています。
だけど、物騒な軍用機に名前を使われてしまって、ミサゴはどう思っているのでしょうか。
余談ですが、アメリカ軍の軍用機や兵器の愛称へは、けっこう鳥の名前を流用しています。
アメリカ大統領の紋章も鳥ですから、アメリカの人は鳥が好きなのでかね。
写真は、風雨の中を歩いた時に撮影した福島潟の様子です。
写真では、雨のひどさを写し取れませんでしたが、本当にひどい雨でした。