シルバーシートにまつわる話です。
シルバーシートと言うと、混みあった列車に乗っていると、時として私に席を譲ってくれる人がいます。
まあ、私の風体は相当年寄りじみて見えますから、やむを得ません。
そこで、大人しく譲ってくれた席に座ればよいのですが、ついつい余計なお世話だとお断りしてしまいます。
この辺は、意固地になってはいけないなと反省しています。
今日は、シルバーシートへ座ったら、怒られた話です。
駅へ向かって歩いていたら、どうも風の影響で列車が遅れたらしくて、プラットホームへ列車が停まっていました。
で、必死になって早足で駅へ入って、何とか列車に乗ることができました。
早足で歩いたので、息が上がっていました。
で、入口近くの空いている席へ座りました、そこがシルバーシートでした。
そうしたら、いきなりシルバーシートへ座っていた人から「ここは、あんたが座れる席ではない。体の不自由な人が座る席だ。あちらの空いている席に行きなさい」と言われちゃいました。
私は、面食らって、いささかカチンと来ちゃいました。
で、よせばよいのに「空いているじゃないですか」と言ったら「空いているからと座って良い席ではない。ここは健常者が座る席ではない」でした。
さらによせばよいのに「外観だけで、私が健常者だと分かるのですか」と言ったら「足が悪いのだったら杖をつけば良い。私は足が不自由だ」と言い返されました。
さすがにここまで言われた上に、人目の多い列車の中ですから、私は引き下がって、シルバーシートから立ち上がって退去しました。
いささか、後味の悪い出来事でした。
ここで、私も反省しなければならないなと思いました。
一つは、シルバーシート以外の席が空いていたのだから、わざわざシルバーシートに座ってししまって、リスクを考えない行動をしたこと。
一つは、理不尽だと思っても、意固地になっているお年寄りと言い合いをしても、何も良いことがないことです。
さらに、さらに、よせいば良いことですが、私の理解では、シルバーシートと言うのは「ハンディキャップのある方の専用席」ではなくて「優先席」です。
ただ、私を怒鳴った方は、杖を付いていましたから、列車の中で座りたいけど、席を譲られないのかなと想像しました。
私のように、席を譲られて断る人がいたりしますから、譲る方も中々面倒だろうなと感じます。
で、もう一つ反省しました、これからは席を譲られたら、喜んで座る事です。
せっかくの好意を潰してしまったら、確かに席を譲る方もやりにくだろうなと思いました。
写真は、今朝の風景です。
地面が水っぽい雪で覆われていました。
季節風が強くて、一日寒かったです。