OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

天才でも遅れることがある

2005-10-04 14:56:24 | Weblog

天才はいるけれど、完璧な天才はいるだろうか?

天才とキ●ガイは紙一重。

天才が完璧だったら神様になるんじゃなかろうか……。

といつも思うのが、ジェフ・ベックを聴いている時です。

天才ですよ、ギターはね、絶対、真似出来ないところがあると……。

でもレコード作りとか生き方は上手くないと思います。それが――

Jeff Beck Group (Epic)

一応、自分のグループってことになっていますが、ジェフ・ベック本人の主体性が全く感じられないアルバムです。

それが見事に出てしまったのがド頭の「アイスクリーム・ケーキ」、ジェフのギターはギンギンだし、リズムもビシバシとキマッていますが、後半でマックス・ミドルトンのキーボード・ソロが始まると、いきなり、異次元に連れて行かれます。

平たく言うと、早すぎたジャズロック・フュージョン♪

その部分だけ、当時の誰よりも、新しい音なんです。
その変わり目が聴きたくて、この曲ばっかり繰返していました。

あとは、まあ、どうってことない出来です。

ジェフ・ベックはこの後、元カクタスの2人と組んだBB&Aで「クリームもどき」をやりますが、後からおもえば、回り道でしたね。

でも、きっと、自分じゃどうしよ~もなくて、以前の約束に振り回されたのかもしれないし、それはそれで、凄いバンドでしたから……。

まあ、いいか、好きなアルバムは十人十色♪ 騙されたと思って、「アイスクリーム・ケーキ」のキーボード・ソロの出だしだけでも、聴いてください。

コメント
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