OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

哀しい日曜日には、これっ!

2005-10-23 18:31:49 | Weblog

世間は休日、でも私は仕事とあって、魂を高揚させる必要があります。

ということで、本日のBGMは――

That's The Way God Planned It / Billy Preston (Apple)

邦題は「神の掟」、ビートルズのアップル・レーベルから1969年に発売されたアルバムです。主役のビリー・ブレストンは、当時、ビートルズが製作していたアルバム「レット・イット・ビー」のセッションで多大な貢献をした見返り的に同レーベルと契約したと言われていますが、本当はその実力が認められたからに他なりません。

ここでのプロデュースはジョージ・ハリスンですが、実際はビリー・プレストンがやりたいように演奏したのだと思います。しかも、その時の良い状況を十分に活かして、黒人音楽と白人ロックの融合を成し遂げています。

参加メンバーのクレジットはありませんが、エリック・クラプトン(g)、ジンジャー・ベイカー(ds)あたりが参加しているのは、その音からミエミエで、いずれも大名演の連続です。もちろんビリー・プレストンのボーカルとキーボードは抜群で、荘厳な曲から爆発的ソウル、ゴスペル・ロックの奔流は、間違いなく後にスワンプ・ロックと呼ばれたトレンドに直結していると思います。

ちなみにこのアルバムには、これ以前にビリー・プレストンがレイ・チャールズ等のプロデュースで製作していた、モロに黒人という曲が混ぜ込んで収録されていますので、聴き比べると、そのあたりがはっきりと分かります。

あぁ、聴いていると魂が高揚してきます。タイトル曲「神の掟」はエリック・クラプトンのギターが炸裂し、現在でも彼の十八番になっている「プレゼンス・オブ・ザ・ロード」の本来の姿を示していますので必聴♪ 激オススメ盤です。

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