OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

曲解しても屈折せず

2005-10-22 17:54:28 | Weblog

仕事の責めがきつくて、入手したロマンポルノや石井輝男作品のDVDを観ることが出来ません。ストレス満杯だなぁ。でもそんなとき、癒しになるのが音楽ですね。

でも、素直な気持ちで聴けないとはもあるということで、本日はこれをBGMに――

アキラ2 / 小林旭 (日本コロムビア)

屈託が無いんだよなぁ~、小林旭の歌は! それでいて、哀愁も人生の機微もちゃんと表現出来ているんだから、たまんないですねぇ~

「アキラでボサノバ」「東京ツイスト」「アキラでツイスト」等々、ジャズ調歌謡ロックというか、基本はラテンなのが泣かせます。

アップテンポに処理した「一杯のコーヒー」からのグルーヴはもう最高です。

童謡の「めんこい子馬」の大らかさ、ノベルティ仕立ての「証城寺の狸囃子」の楽しさ、そして大袈裟な「月の砂漠」は愉快・痛快・奇々怪々です。

さらに「黒い傷跡のブルース」は、いつ聴いてもシンミリとハードボイルドに……。うん、今年の宴会はこれでいってみましょうか、なんてネタも浮かんできましたです。

全体的に洋楽を日本人向けに解釈したというよりも、小林旭の歌唱力を活かして捻じ曲げてしまったのに、それがちっとも屈折していないのは、流石ですね。

コメント
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