OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

太田とも子のストレートな人気盤

2021-07-07 17:44:25 | 歌謡曲

恋はまっさかさま c/w ねむいのは悲しいからさ / 太田とも子 (United Artists Records)

掲載したのは有沢とも子が太田とも子に改名し、昭和45(1970)年に出した傑作シングルで、残念ながらリアルタイムでは特段のヒットにはならなかったんですが、今でも根強い支持を集める裏人気盤だと、サイケおやじは思い続けている1枚です。

とにかく収録両面2曲共が、ポップス歌謡ファンの琴線に触れまくりだと思うばかりで、まずは作詞:ちあき哲也&作曲:宇崎竜童のクレジットも嬉しくなる(?)A面「恋はまっさかさま」はミディアムテンポのR&B系泣きメロがニクイばかりの曲構成に、ちょっぴり男には理解し難い様な女心の機微と諦観が綴られたと思しき歌詞の世界がジャストミートしていますし、ドライヴしまくったベースやチャキチャキしたタンバリン、そしてヴァイブラフォンの使い方等々は、当時のモータウンサウンドを存分に意識した高田弘のイイ仕事 ♪♪~♪

それがあればこそ、ギスギスしないスマートさと演歌フィーリングからの脱却が可能だったと思います (^^♪

また、以前にも書いたとおり、彼女は梶芽衣子の実妹ですから、その声質や節回しが所々で姉に似ているところにも、我知らずゾクゾクさせられてしまうのはサイケおやじだけでしょうか (^^ゞ

ここではサビから終盤にかけて、お色気&セクシー路線の節回しを聞かせてくれるあたりが、本当にたまりません (^^♪

一方、同じソングライターコンビから提供のB面曲「ねむいのは悲しいからさ」は、気だるい気分が滲むミディアムスローのボサロック歌謡で、フルートや生ギターを全面に出したアレンジは、これまた当時の洋楽最先端の流行だったA&Mサウンドを意識したのでしょう、ありたあきらの狙いはドンズバっ!?

ちょっぴりカルメン・マキっぽい雰囲気も、太田とも子の声質には相性が良いんじゃ~ないでしょうか?

サイケおやじは、好きです (^^♪

ということで、有沢とも子&太田とも子の音源は、ぜひとも集成が望まれるところで、今日であればこそ、後追いの皆様も含めて、もっともっと多くの歌謡曲ファンに楽しんでいただきたいと、痛切に思っております。

そ~ゆ~決死的熱望が業界関係者の皆々様へ届くことを念じながら本日は、この拙ブログを綴っている次第です。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする