■「ゴジラ」オリジナル・サウンドトラック / 伊福部昭 (キングレコード)
A-1 メインタイトル
A-2 栄光丸の沈没
A-3 備後丸の沈没
A-4 大戸島の不安
A-5 大戸島の神楽
A-6 嵐の大戸島
A-7 大戸島のテーマ
A-8 フリゲートマーチ I
A-9 水槽の恐怖
A-10 ゴジラ迎撃せよ
A-11 ゴジラ再上陸
A-12 ゴジラの猛威
A-13 決死の放送
A-14 ゴジラ東京湾へ
B-1 メインタイトル (Reprise)
B-2 帝都の惨状
B-3 オキシジェン・デストロイヤー
B-4 平和への祈り(台詞入り)
B-5 フリゲートマーチ II
B-6 海底下のゴジラ
B-7 エンディング
B-8 メインタイトル (足音と鳴き声入り)
昨夜は宝田明への追悼ということで、故人の初主演作にして永遠の傑作「ゴジラ(東宝・本多猪四郎監督)」を鑑賞したんですが、その勢いで聴きたくなったのが同映画のサントラ音源でして、急遽(?)引っ張り出したのが本日掲載のLPでした。
いゃ~~、まずは何と言っても、このジャケ写デザインが秀逸ですよねぇ~~(^^♪
しかし、これは決して封切公開当時の昭和29(1954)年に発売されたものではなく、その真相は「ゴジラ生誕60年」だった平成26(2014)年に復刻されたアナログ盤でして、つまりはデジタル時代に敢えて制作発売したという心意気はマニアばかりではなく、広く成果中のゴジラ~特撮ファンに訴えかける熱量は半端ではありませんでしたねぇ~~ (^^)
もちろん、昭和29(1954)年当時は、LP盤レコードそのものが普及していなかった現実がありますから、前述した素晴らしいジャケ写デザインにしても、映画公開前に宣材として使用されていた図版を流用した架空の復刻ビジュアルという事らしく、だからこそ「美女を片手に抱いたゴジラの姿」は作品内映像のスケール感を無視した、そのキッチュなフィーリングは色彩共々に最高じゃ~ありませんかっ!
不肖サイケおやじは店頭で、このジャケットを見た瞬間の快感が忘れようもありません (^^♪
そして肝心の内容は当然ながら、オリジナルのフィルム音源を集成したものなんですが、これ以前に発売されていた音源集、殊更CDに収められていたトラックは、そのデジタル化の段階で様々な補正が行われていたそうで、何とっ!
オリジナルのアナログ音声テープからダイレクトに音源をカッティングしたのは、このLPが最初だったという解説がありましたですよ。
う~ん、そ~ゆ~内部事情(?)と復刻意義を知ってから聴くと、なんとなく「奥行き」が感じられる音に仕上がっている様にも思えるんですが、それはそれとして、確かに以前に出回っていたイギリスでプレスされた復刻LPよりは、ずうぅ~~っと音質が良いのは確かでしょう。
レコードそのものも所謂「重量盤」という分厚さがウリになっていたのも好結果だった様です。
ということで、やっぱり往年の映画は好きですねぇ~~ (^^)
特にフィルム撮りされた映像の存在感、また、それゆえに本番一発勝負の緊張感までも焼き付けられている現実は、ナチュラルなエネルギー不変の法則ってやつでしょうか、我知らず鑑賞態度にも「のめり込み」を自覚して、ハッとさせられてしまう事は度々です (^^ゞ
なんというか、ビデオ撮りに比べて、密度が違う気がするんですよ。
さあ、これから今夜は「ゴジラの逆襲」でも…… (^^ゞ