OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

ハニー・レーヌは素敵な美女

2005-10-11 12:52:26 | Weblog

ハニー・レーヌという美女、ご存知でしょうか?

昭和44年頃、大人気の美少女で、名前のとおり白人系のモデルさんでした。その時の彼女は16歳で、男性誌のグラビアとか大会社のCMポスターに多数登場しており、もちろんヌード♪ 当然、人気沸騰でポスターの盗難は日常茶飯事でしたし、ポスター屋でも彼女は定番商品でした。

そのハニー・レーヌ、人気者の常として映画出演もあり、それがなんと、東映の異常性愛路線と呼ばれたエロ映画! もちろん脱いでいますが、それだけではなく、刺青されたり、縛られて陵辱されたりという物凄い演出になっていました。

なにしろ彼女は当時16歳がウリというロリ系の美少女でしたから、その頃の人気は今でも継続しているのです。

そしてついに、彼女の出演作品「徳川女刑罰史」と「徳川いれずみ師責め地獄」がDVDとなって、今月、復刻発売されます。

しかし彼女は16歳ですよ! 今の法律じゃ完全に問題化するはずですが、良いんでしょうか?

私はつまらない横槍が入らないうちにと、予約してありますが、気になる皆様には、早めの購入をオススメ致します。

ちなにみ作品内容は、私のメイン・サイト「サイケおやじ館」にある「偏愛キネマ館」でご紹介しておきました。

ということで、本日のBGMは――

Ramsey Lewis Golden Hits (Columbia)

楽しいジャズならこの人! しかし正統派ジャズがメインの日本のジャズ喫茶ではほとんど鳴ることがありませんし、評論家の先生方も、こういう悩みの無い演奏は無視状態でした。

だから、聴くには買うしかないので、日本でのラムゼイ・ルイスの人気は、まったく一般的じゃありませんでした。

でも、聴いて欲しいですね、こんな素晴らしいピアニストを聴かないなんて、もったいない人生ですよ。

で、聴くなら、まず、これっ! タイトルどおり、ラムゼイ・ルイスのヒット曲満載ですが、いずれも再録音してあるのがミソです。ジャズは演奏するたびに味も雰囲気も変わるものですが、ここでのリメイクは、プレ・フュージョンというか、ソウル・ジャズのスマートな進化形態です。

シンセサイザーやエレキ・ベースが唸りますし、ドラムスも16ビートを弾き出しています。もちろんラムゼイの歯切れの良いファンキー生ピアノも全開ですよ♪

「The In Crowd」は言わずもがな、「Wade In The Water」「Hang On Sloopy」「Slipping Into Darkness」などのファンキー・メロー節がたまりません。欠点は、演奏時間が短いことで、こんな素敵なグルーヴならば、LP片面1曲でも文句出ませんよ。

まあ、全曲最高の出来ですから、ぜひとも聴いてみて下さい。アナログ盤ならB面がオススメです。

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母娘、似ていて当たり前ですが

2005-10-10 10:24:12 | Laura Nyro

ウタダヒカルの新曲PV観ました。するとなんと、そこでの彼女は、母親=藤圭子そっくりでしたねぇ~。 思わず、唸りました。やっぱり母娘ですねぇ~。

こういうことは珍しく無いですが、実は3年ほど前に、あるパーティで、高校時代に密かに憧れていた同級生を見かけました。

彼女は確か、お金持ちと結婚されて、その時も艶やかな和服姿でいろんな人たちに取り囲まれていました。

もちろん、こっちは不良中年とあって声をかけられる雰囲気ではなかったので、その分、じっくりと観察させてもらったわけですが、彼女は前にもまして、凄く綺麗になっていました。

そして驚愕させられたのが、彼女の娘さんが、高校生時代の彼女に生き写しになっていたことです。

あぁ、青春の思い出だなぁ、なんて、いつになくシンミリするサイケおやじではありますが、本日のBGMは――

Laura Nyro Live At The Fellmoer East 1971 (Sony)

ローラ・ニーロは好きな歌手&ソングライターです。いつも同じような曲ばかり作っているんですが、私のツボにピッタリなんですね。

で、このアルバムは発掘物で、全篇、彼女のピアノの弾語りですが、歌声&ピアノは力強く、また繊細で表現力抜群です。もちろんイイ曲ばかりで、キャロル・キングやバカラックの作品も歌ってますが、それさえもローラ・ニーロのモードに染上げています。

彼女は残念ながら故人、人生半ばから様々あって活動も鈍りがちでしたが、このアルバム録音時は、まさに昇り調子で絶好調! 鋭い歌詞と表現力豊かなボーカルは、吉田美奈子にも影響を与えていると思います。

激オススメの名盤候補作品です。

同じような曲ばかり作っているといえば、彼女の他にもアル・クーパー、トッド・ラングレン、そして山下達郎♪ 全て私のお気に入りです、ははは。

 

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留守番結果報告

2005-10-09 07:29:42 | Weblog

昨日は、久々に実家でのんびり、というか独りで留守番していました。

そこで蔵書の整理、聞えはいいですが、実はエロ本の整理なんですが(笑)

しかし、ダメですね、読みふけってしまって……。全然、はかどりませんでした。計画では、目次くらいはPCに入れて検索出来るように目論んだんですが。

まあ、追々、やるしかないです。で、その時のBGMが――

Dusty Springfield In Memphis (Mercury)

イギリスの女性歌手、ダスティ・スプリングフィールドがアメリカはメンフィスに乗り込んで作った素晴らしいアルバムです。彼女は熟女系ですが、硬質でハスキー、それでいてお色気たっぷりのボーカル、抑えた表現から滲み出るディープなソウルとメローなテイストが、聴くほどにグッときます。

このアルバムは、アメリカのアトランティック・レーベルで、当時アレサ・フランクリンを手がけていた3人のプロデューサーのジェリー・ウェスクラー、トム・ダウト、アリフ・マーディンの指揮で作られました。

演奏にはレジー・ヤング(g)、トニー・コグビル(b)、ボビー・ウッド(key)、ジーン・クリスマン(ds)が参加していると思われますが、もちろんタイトで躍動的なリズムを出していて、最高です。

加えて重いストリングス、シャープなホーンという、温か味と鋭さのバランスが良いアレンジも素晴らしい♪ また黒人女性バック・コーラスも素敵、素敵、素敵♪

ここで彼女が歌っているのは、キャロル・キングやバカラックが作った、所謂ソフト・ロック・タイプの曲が中心ですが、それがソウルフルなので、全くアキが来ない永遠のマスターピース! 皆様にはぜひとも聴いて欲しい名作アルバムですよ。

発売は1969年でしたが、現在でもこれを越えたボーカル・アルバムは、幾つも無いと、私は思います。聴くほどに味が出てくる雰囲気です。

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古きを訪ねて

2005-10-08 15:21:15 | Weblog

この歳になると、なかなか新しい物の良さが分からなくなりました。

映画観ても、こんなん、昔の方が良いという感想ばかりです。

まあ、私の場合、若い頃から温故知新というよりも、古きを訪ねて古き良きものを知るっていうのが基本姿勢だったんですが……。

そういうきっかけのひとつが、次のアルバムを聴いた時でした。

Hot Tuna (RCA)

妙な名前のバンドですが、サンフラシンコ・サウンドの王者として70年代初頭まで大活躍したジェファーソン・エアプレーンのギタリストであるヨーマ・カウコネンとベーシストのジャック・キャサディが、グループ在籍中に始めたサイド・プロジェクトです。

演奏しているのはブルースですが、これがアコースティック、つまり今流に言えばアンプラグド! これは当時、新鮮でしたねぇ。

というか、私はそういうものを初めて、これで聴いたのです。ブルースはエレキでギンギン・ドロドロにやるもんだと、思っていましたから。

しかも、そのアコギがフィンガー・ピッキングでメカニカルな極上テクニック♪ どうやって弾いているのか、全く分かりませんでした。それは今も同じです。

で、この元ネタはブラインド・ゲイリー・デイビスとかブラインド・ブレイクという、古い黒人ブルースマンだということが、後で分かってくるのですが、今でも、このアルバムが好きですねぇ。和みます♪

そして、これをきっかけに、古いブルース、エレキを使っていない昔の録音を聴くようになりました。もちろんシビレきったのは、言わずもがなです。

折りしも当時=昭和50年代前半の日本洋楽界は空前のブルースブームになっていて、人間国宝的な黒人ブルースマンが来日して、ライブも聴けましたし、本当に良い時代でした。

ちなみにホット・ツナは、後にエレキもギンギンに使って、クリーム的な演奏をしています。それも、また、素敵な出来なんですが、まずはこのアルバムを試しに聴いてみて下さい。新しい世界が広がるかもしれませんですよ。

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独りが似合うとき

2005-10-07 17:21:25 | Weblog

時として、自分だけが不幸に感じる瞬間、あるでしょう?

私は、ほとんど毎日という……。

あ~ぁ、と夜に車を運転していると、そういう感じに襲われますね。

そういう時、カーステレオに入れるのが、これ――

最も危険な遊戯・サントラ盤(バップ)

松田優作主演のアクション映画のサントラ盤です。

作曲&演奏は大野雄二と彼のグループ、そうです、あの「ルパン三世」と同じ♪

とはいえ、こっちはさらに、ジャジーです。

まずテーマ、これが孤独とハードボイルドのトランペット、哀愁のメロディ、そして仄かな歌謡曲テイストが、クー、たまらんです。

演奏で目立つのはジャコ・パス系のエレキベース、バイブラフォーン、シャープなリズム・ギター♪

またモードを使ったアドリブでの転調の心地よさ♪

とにかく車で独り聴いていると、シミジミと自分が映画の中の登場人物になったようです。

でも、けっして松田優作になっている、という自惚れは申しません(~_~;

不幸せな気持ち、ハードボイルドな雰囲気には、このアルバムが激オススメですって、なんかM的ではありますが……。

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砂と女が気になった頃

2005-10-06 14:51:43 | Weblog

Gの新監督に原が決定したけど、よく引き受けたなぁ~ というのが素直な感想です。

まあ、消去法だったんだろうけど……。

で、ナベツネという御仁が、また、凄い発言で「前回、辞めさせた時の約束を守っただけ」って言うんでから、完全に???

なんだか「仁義なき戦い」の山守組長みたいですよ、これじゃ。

ということで、本日のBGMは――

バンド・ワゴン / 鈴木茂(クラウン)

言わずと知れた、日本語ロックの名盤ですね~

ド頭の「砂の女」、最初聴いた時から大好きです。最高に気持ち良い名曲・名演♪

ギターのリズム伴奏、キーボードのオカズとソロ、歌詞がとにかくイカシています。

でも、これは元ネタがあって、それがジャズ・トランペッターのドナルド・バードが作った「Fancy Free」という曲です。これは人気があって、グラント・グリーンというギタリストがファンク・アレンジでカバー、それが発展して「砂の女」になったんじゃないでしょうか?

このグラント・グリーンのアルバムは次回に紹介するとして、とにかく「バンド・ワゴン」は当時の日本のロックでは、飛びぬけた出来栄えでした。

ボーカル、歌い方はハッピーエンド時代の大滝詠一の影響が大きいです。

全曲素晴らしい、激オススメ盤です。

そういえば、少年の頃、海辺で水着の女の人を見ると、あそこに砂が入らないのかなぁ……? と、好奇心を燃やしていたものです(^^ゞ

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酒の良し悪し

2005-10-05 11:57:46 | Weblog

良い酒と悪い酒があるといいます。

自分はどっちだろう? 悪い酒ですね……。

と言っても、別に酔って乱れて、絡んだりするんじゃなくて……。

ある一定のところまで酔うと、頭が冴えてくると言うか、醒めてくるんですよ。

客観的になってきて、だからいつも、酔った奴の世話とか、お金の支払いとか、そんな事はばかりやらされることが多かったですよ……。

ということで、いつも宴会芸に走ってしまうんです。

ネタは、ひとりジミヘンです。内容は言わずもがなですが、エレキ抱えての自己満足、一応笑いを狙っているんですが……。

例えば、ヴゥードウ・チャイルのイントロ、チャ~ンカ、チャンチャン、チャンチャンチャララ、チャーンラランランというフレーズから、水戸黄門のテーマにアダプテーションして、次はキャノンポールの「ワークソング」、そしてピンキーとキラーズの「恋の季節」、ゼップの「リビング・ラビング・メイド」のリフに繋げるというようなことを、思いつくままにやり続け、最後には、メチャ弾きのデタラメフレーズで寝転がって、笑いをとります。

時には不良番長の「番長シャロック」とか、「網走番外地」などの東映路線なんかもやりますが……。

でもジミヘンといえば、ギターよりも、私は歌、ジミヘンのボーカルが好きなんです。珍しいと言われますが。

あの投げやりなというか、ディランの影響かもしれませんが、倦怠感いっぱいのあのボーカルが大好きなんです。

それがたっぷり聴かれれば、ジミヘンのアルバムは何でも良いんですが、やっぱり、まず、これっ――

Smash Hits / Jimi Hendrix (Polydor)

シングル曲中心のベスト盤ですから、良い曲ばっかりです。特に「ストーン・フリー」が好きですね。「風の中のマリー」のだる~い雰囲気もOK♪ ギターも熱い部分が全曲に集約されていますが、それは他のアルバムでたっぷり聴かれますから、とりあえず、歌の魅力は、これだと思います。あぁ、「レッドハウス」も素晴らしいですね!

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天才でも遅れることがある

2005-10-04 14:56:24 | Weblog

天才はいるけれど、完璧な天才はいるだろうか?

天才とキ●ガイは紙一重。

天才が完璧だったら神様になるんじゃなかろうか……。

といつも思うのが、ジェフ・ベックを聴いている時です。

天才ですよ、ギターはね、絶対、真似出来ないところがあると……。

でもレコード作りとか生き方は上手くないと思います。それが――

Jeff Beck Group (Epic)

一応、自分のグループってことになっていますが、ジェフ・ベック本人の主体性が全く感じられないアルバムです。

それが見事に出てしまったのがド頭の「アイスクリーム・ケーキ」、ジェフのギターはギンギンだし、リズムもビシバシとキマッていますが、後半でマックス・ミドルトンのキーボード・ソロが始まると、いきなり、異次元に連れて行かれます。

平たく言うと、早すぎたジャズロック・フュージョン♪

その部分だけ、当時の誰よりも、新しい音なんです。
その変わり目が聴きたくて、この曲ばっかり繰返していました。

あとは、まあ、どうってことない出来です。

ジェフ・ベックはこの後、元カクタスの2人と組んだBB&Aで「クリームもどき」をやりますが、後からおもえば、回り道でしたね。

でも、きっと、自分じゃどうしよ~もなくて、以前の約束に振り回されたのかもしれないし、それはそれで、凄いバンドでしたから……。

まあ、いいか、好きなアルバムは十人十色♪ 騙されたと思って、「アイスクリーム・ケーキ」のキーボード・ソロの出だしだけでも、聴いてください。

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レモンの搾りすぎ

2005-10-03 14:47:54 | Weblog

音楽には、その時の思い出が詰まっているとか申しますが、そこに「嫌な」というのが付くことがありますね。

誰しも忘れてしまいたい記憶があるわけですよ。思い出したくもない、思い出が……。

私の場合はそれが多すぎるんですが、そのひとつが、妹にオナニーを見つかった事です。

それは高1の時でした。油断したんですよ、率直に言えば。

何せゼップなんか聴いていましたからね。ここはあえて「なんか」と言わせて下さい。

曲は「レモン・ソング」で、当時はディープと思っていた彼等のブルース・フィーリングに浸りきっていた時……(~_~;

この曲の歌詞の中の「レモン」は黒人スラングで「性器」を指すことを後年、私は知るのですが、何たることでしょうか……。これはツクリでも何でもなく、その時の私は「Squeeze My Lemon」状態だったわけで、これは正真正銘の事実です。

ちなみにその時のオカズは「花と蛇」、母親に密告され、あえなく焚書の刑でした……(~_~;

つまり、その時のBGMがこれなんですよ――

Led Zeppelin Ⅱ (Atlantic)

言わずと知れた20世紀の名盤ですが、前記の一件以来、どうしても馴染めないレコードになったわけです。

でも内容は秀逸、カッコイイし、ディープだし、完璧に作ってありますから♪

そうか黒人ブルースを大音量でやって、なおかつイギリス民謡をプラスすると、こんなに良い味が出るんですね♪

でもこんな名盤を素直に聞けなくなった私は、不幸なのでしょうか……?

答えは、まだ出ていません。

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ウイズアウト・ユー

2005-10-02 17:16:46 | Weblog

旨い饅頭屋を紹介されました。確かに旨い♪
でも、沢山の種類があるのに、その中のたった2種類だけなんですよ、旨いのが。
他は平均点とはいえず、はっきりって旨くないんです。
なんでかなぁ、いくら考えても分からない……。

ということで本日のBGMは――

No Dice / Badfinger (Apple)

小型ビートルズと言われ続けた悲劇のバンドというのが、現代の彼等の位置でしょうか、確かに、そのとおりになっちゃいましたが……。

でも、このアルバムに収録された「嵐の恋」と「ウイズアウト・ユー」はウルトラ級の名曲でしょう♪

何時、聴いても素敵だなぁ~、と♪♪

つまり、このアルバムは冒頭に書いた饅頭屋そのものなんですよ。

その2つが素晴らしすぎて……。

だから私はその2曲しか、聴きません。CDは便利です。

彼等の悲劇は、また、この2曲の所為かもしれません……。

 

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