OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

深くて素敵な裏声の魅力

2012-05-10 15:33:30 | Pops

ライオンは寝ている / Robet John (Atlantic / ワーナーパイオニア)

ファルセットボイスは所謂裏声と解釈して、よろしいのでしょうか?

う~ん、確かに高い声=ハイトーンボイスとは違いますよねぇ~、つまりは裏返った声!?

なぁ~んて、素朴な疑問をサイケおやじは昔っから抱いております。

で、そうした裏声の魅力でファンを惹きつけている歌手のひとりがロバート・ジョンで、今日ではAORの神様と局地的に崇められているそうですが……。

サイケおやじにとっては、本日ご紹介のシングル曲「ライオンは寝ている / The Lion Sleeps Tonight」こそが出会いであり、昭和47(1972)年のちょうど今頃からラジオを中心に洋楽ヒットの王道的流行になっていましたですねぇ~♪

その、なんとも長閑で、どっかで聞いたような素敵なメロディ~♪

と思うのも当然、実はロバート・ジョンが歌っていたのはリバイバルカパー企画であって、オリジナルはソロモン・リンダという南アフリカ人らしいのですが、後に英語の歌詞を付けたのはウィーバーズというアメリカのフォークグループ(?)であり、さらにトーケンズというホワイトドゥワップ系グループが1961年に大ヒットさせていたのですから、どっかで云々も当然が必然だったのです。

しかもこれが本当は南アフリカの「Wimoweh」という民間伝承歌(?)を改作したものという真相も、後に知れば知るほど奥の細道に踏み込んでしまいます。

それは以前にもジェイ&アメリカンズの項で書きましたが、こういうアメリカ東海岸系のポップスについては、その制作過程から様々な人脈や業界内の思惑等々が実に複雑に入り乱れた(?)様相を呈しているからで、興味を抱いたが最後、抜け出す事は地獄の果までなんとらや!?

件のトーケンズにしても、1958年頃の結成にはニール・セダカという、偉大なシンガーソングライターの元祖的ミュージシャンが関わっていますし、そういう場面で駆使されるファルセットボイスといえば、あのフォー・シーズンズを避けては語れないわけですから、ニューヨーク出身とされるロバート・ジョンが如何にそういう環境にどっぷりだったか!?

推察は易いんじゃないでしょうか。

実際、このロバート・ジョンのバージョンはストレートコピーの趣が強く、特段に変化球的な狙いが無いところに好感が持てるのです。

しかし、それゆえに我国では、ほとんど一発屋的な扱いになってしまった事も否めず、そして時が流れ、AOR系シンガーとして人気アルバム「バック・オン・ザ・ストリート(EMI)」を出すなんて事は思ってもいませんでしたが、そこにはファルセット永遠のスタンダード「Hey There Lonely Girl」が収録されているのですから、もう何も言えませんです。

機会があれば、ぜひっ! それだけは……。

ということで、裏声の魅力は微熱な気分ではありますが、かなり好きな人もいらっしゃるはずと推察するばかりです。そして黒人音楽が好きになったりすると、必ずや突きあたるところであって、我国でも山下達郎あたりはそれを隠さないのは良いですねぇ~♪

決して女々しいばかりではない男性ボーカリストの裏声は、実は素敵な世界じゃないかと再認識しているのでした。

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映画主題歌も歌謡曲だった頃

2012-05-09 16:22:04 | 歌謡曲

さすらいのブルース c/w 男と女のロック / 和田アキ子 (RCA)

昨日書いた「ハレンチ学園」映画版の併映だったのが、和田アキ子主演の「女番長・野良猫ロック」で、本日掲載したのが、その主題歌扱いというシングル盤です。

しかしA面曲は映画では「野良猫ロック」というタイトルになっていたものを「さすらいのブルース」と、如何にもそれらしく改題したモロに歌謡曲な仕上がりで、まあ、その点については様々に議論(?)がなされてきたとおり!?

実はこれが発売された昭和45(1970)年7月といえば、和田アキ子が殊更自らを売り出すために企画された歌謡映画に頼るまでもなく、既に歌手として「どしゃぶりの雨の中で」や「その時わたしに何が起こったの」等々をヒットさせていた後でしたから、ちきしょ~~っ! て思わず叫びたくなるほどハードボイルドにカッコE~! このジャケ写にジャストミートするR&B歌謡をやって欲しかったんですよねぇ~~。

それが……。

またB面収録の「男と女のロック」にしても、同様に前述映画のタイトルバックに使われたのですが、「ロック」とは名ばかりの昭和歌謡曲モードにどっぶりの泥臭さが?!?

う~ん、これが昭和40年代の実相と言ってしまえば、それで終ってしまうほどなんですよねぇ。

しかし時が流れ、世紀も変わった平成の現在、その部分こそが実に心地良い歌謡曲保守本流の美しさ♪♪~♪

もちろん和田アキ子の歌いっふりも、余裕があるだけに慎ましい表現力が素晴らしと思います。

ということで、ファンの中でも過小評価され気味のシングル盤ではありますが、このジャケ写に免じて、どうかもう一度、虚心坦懐にお楽しみ下さいませ。

告白すれば、サイケおやじは映画「女番長・野良猫ロック」で接した時から、この2曲が大好きになりながら、当時は言いだせない日々が確かにあったのですが……。

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連休明けはどういうわけか

2012-05-08 17:38:25 | 歌謡曲

どういうわけか / 児島美ゆき (クラウン)

サイケおやじと同世代の皆様ならば、きっと忘れられないのが児島美ゆき♪♪~♪

と、またまた本日も独善的に言い放ってしまうのは、彼女が昭和40年代中頃に社会現象となった永井豪の傑作漫画「ハレンチ学園」を実写化した劇場版映画とテレビドラマに主演し、そのセクシーでありながら、明るいキャラクターで忽ち人気者になったからです。

そして本日のご紹介は、その当時の勢いをそのままに発売された彼女の歌手デビュー曲で、もちろん昭和45(1970)年末から翌年春にかけての大ヒットになっています。

ちなみに件の映画本篇1作目は日活のゴールデンウィーク公開作品であり、会社側の目論見どおりの大ヒットになったことからシリーズ化され、既にその頃は経営が苦しくなっていた日活本社を一時的にせよ、支えたのは歴史的事実です。

またそれを観たサイケおやじを含む青少年が、連休明けの学校等々で感想を述べあった事も今となっては楽しい思い出のひとつで、大半の印象はエッチ度数が低いというところに不満もろとも落ち着いたんですが、しかし同時に児島美ゆきのキュートな魅力にKOされた♪♪~♪

そういう結果が実に大勢を占めていた事を忘れてはなりません!

と言うのも、現在では劇場版「ハレンチ学園」シリーズが期待ハズレのトホホであった事ばかりが大きく喧伝され、それを吹聴する諸氏は果たしてリアルタイムで観ていたのか?

等々の疑問がサイケおやじには打ち消せないからです。

まあ、確かに原作に比べればエッチな表現は抑えてあると思います。

しかしそれとは別角度で映画版を魅力的にしていたのが、児島美ゆきが演じる主人公の柳生みつ子でありました♪♪~♪

ですから同年秋スタートのテレビ版(東京12ch)も人気を呼び、さらに児島美ゆきは翌年早々に今や伝説のテレビバラエティ「TVジョッキー」の初代アシスタントに抜擢され、しかも掲載したシングル曲「どういうわけか」の大ヒットも勢いに拍車をかけるという状況で、昭和40年代後半からの芸能界では欠かせない存在になったのです。

もちろんその間には水着はもちろん、ヌードでのグラビア登場で男性週刊誌の花形であった時期もあります。

そして人気が下降線の頃には、例によってマスコミへのスキャンダル暴露というか、自らの芸能界における男性遍歴の実名告白という、いやはやなんともの騒動もありましたですねぇ……。

正直、そんな事をやるんだったら、ロマンポルノに出て欲しかったと思ったものです。なにしろ彼女が3作目を終えたところで劇場版「ハレンチ学園」の主役を降りたのは、会社側が既に進めていたロマンポルノ路線への出演を本気で打診してきたから!? という噂があるほどです。

しかし、何があったとしても、サイケおやじは、この「どういうわけか」を歌っていた頃の児島美ゆきを忘れません!

それは昭和歌謡ポップスの大傑作として、曲調は辺見マリの「経験」あたりを大いに意識したものですが、こちらは健全なお色気というか、どんなに色っぽく歌ってもかわいい雰囲気が出てしまうところが最高♪♪~♪ とにかくメロディもアレンジも大変良く出来ており、特にサビの部分でのエコーの使い方、そこからダブルトラックで一人ハーモニーへ展開していくところは、本当に
たまりません♪♪~♪

ちなみに辺見マリも児島美ゆきも各々の曲を歌っていたのが共に19歳の時で、そのお色気の雰囲気の違いを味わうのも楽しいかと思います。

ということで、なにか連休明け頃になると、児島美ゆきを思い出してしまうのですが、もちろん彼女は地味ながら現在も芸能活動を続けていて、確か今年は還暦?

う~ん、まあ、お互いに齢を重ねたということではありますが、願わくばテレビの懐メロ番組で歌声を聞かせて欲しいものです。

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オールマンズのソウルセレナーデに震える

2012-05-07 15:37:02 | Allman Brothers Band

A & R Studios:New York, 26th August 1971
                                     / The Allman Brothers Band (Leftfield Medie = CD)

オールマンズの裏ネタの中では昔っからブートの定番だった音源のリマスター盤が、本日のご紹介です。

しかも、これまたてっきりブートだと思っていたら、どうやらオフィシャル盤と思われるんですよっ!?

気になるネタ元にしても、FMラジオ放送用のスタジオライプなんで、音質諸々は全く心配ご無用ですし、録音が1971年8月26日とされている事から、デュアン・オールマンの突然の悲報直前、僅か2ヵ月前というのも、あまり言いたくはありませんが、やはり感慨深いものがあります。

 01 Statesboro Blues
 02 Trouble No More
 03 Don't Keep Me Wonderin’
 04 Done Somebody Wrong
 05 One Way Out
 06 In Memory Of Elizabeth Reed
 07 Stormy Monday
 08 You Don't Love Me
 09 Soul Serenade
 10 You Don't Love Me
 11 Soul Serenade (In Memory Of King Curtis)
 12 Hot‘Lanta

しかし、ここまで煽りの文章を綴っていながら、正直に言わせていただければ、この日のオールマンズはイマイチ精彩がありません。

何故か全員がお疲れ気味というか、初っ端の「Statesboro Blues」からしてバンド全体のテンションが低く、それは続く十八番の演目にしても、テンポは緩いですし、演奏のキレも様々に残されているオールマンズのライプ音源に親しんでいればこそ、ぬる~い雰囲気を感じてしまうんですよねぇ……。

なによりもお目当てのデュアン・オールマンにしても、細かいギターワークにミスが散見され、アドリブのインスピーションが失礼ながらパッとせず、マンネリフレーズを積み重ねている状況では……。

う~ん、いくら天才とはいえども、こんな不調の日もあるというのは、天才なればこその気まぐれなんでしょうかねぇ???

もちろん既に述べたように、バンドとしての勢いも鈍く、このあたりは如何様にも弁護出来るんでしょうが、個人的には「In Memory Of Elizabeth Reed」までの前半6曲は、どうにもノリきれません。

しかし、それでも「Stormy Monday」になるとスロ~ブル~スな展開が、だる~い雰囲気の充満ゆえに結果オーライ(?)となり、どうにか恰好がついてきたところでのMCが、このスタジオライプの1週間前に同じニューヨークで刺殺されたサックス奏者のキング・カーチスへの想い……。

おそらく語っているのはグレッグ・オールマンと思われますが、デュアン・オールマンもスタジオの仕事で共演録音を残していますし、それ以外にもソウル&ファンクな現場では接点も多かったはずですから、尊敬と畏敬の念はメンバー全てが共通なのでしょう。

そうして始まる「You Don't Love Me」が、前半のダレ気味の演奏とは一変して感じられる事は、なにもサイケおやじの思い込みだけではないと思います。とにかくハードなエッジがクッキリ蘇ったリズム隊、それに上手くノセられるギターやボーカルのコンビネーションは、我々が期待するオールマンズの実相を伝えてくれるはずです。

しかも演奏中盤のお約束、ギターが独り舞台で心情吐露する場面では、予め決めてあったのでしょうが、デュアン・オールマンがキング・カーチスの「Soul Serenade」をリードし、バンドがそれに合わせていくところは、まさに鳥肌♪♪~♪

ちなみにリマスターされたステレオミックスの定位は左にデュアン・オールマン、右にディッキー・ベッツという2本のギターが屹立していますから、こういう展開は尚更にたまりません♪♪~♪

そして後を引き継ぐディッキー・ベッツとバンドメンバーの阿吽の呼吸も素晴らしく、最終盤で再び緩やかなで思わせぶりなパートに入っての大団円には、ファンならずともシビれるんじゃないでしょうか。ただ、それをしつっこく「Soul Serenade」と二度目の曲タイトルにチャプターしているのは???

まあ、気持は分かりますけどねぇ~~。

ですから一応のオーラス「Hot‘Lanta」が闇雲に熱くなるのは、これまた曲タイトルどおりとはいえ、バンドの面々は案外と冷静かもしれませんし、そうでなくては情に流される結果になったかも!?

ということで、そうやってラストまで聴き通してみると、実はリピートしたくなるのが怖いところです。つまり最初っからノリが悪い演奏云々と書いてしまった事に後悔が滲んでしまい、例えば「Don't Keep Me Wonderin」でデュアン・オールマンが演じるスライドは、やはり尋常ではありません。

結局、オールマンズのファンは殊更デュアン・オールマンが在籍していた時期の演奏に過大な期待を求めるわけですし、それが叶えられるか否かが大きな問題なんでしょう。少なくともサイケおやじは、そうやって聴いてしまう自分を痛感しています。

あぁ、それなのに、それなのに……。

「緩い」とか「精彩が……」とか、とんだバチアタリを書いてしまうのは我儘と言われても反論出来ません。

そこで個人的には「トラック8」の「You Don't Love Me」から聴く事も潔しとする、そんな決意までしてしまうほど、これは罪作りな復刻なのでしょうか。

で、最後になりましたが、これを「オフィシャル」と決めつけていながら、実はそうではないという疑惑もありますので、気になる皆様には早めのゲットをオススメさせていただきます。

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ファズの響きとプルプルの関係

2012-05-06 15:32:58 | 歌謡曲

プルプル / ハニー・牧 (ポリドール)

1960年代後半のロックを象徴する音のひとつがファズギターの響き!

と言ってしまえば、それで事足りるほど各方面で応用された歴史は時が経つほどに明確だと思いますが、とりわけ雑食性の高い昭和歌謡曲においても、今更特段の説明は不要じゃないでしょうか。

例えば本日ご紹介の「プルブル」は昭和44(1969)年夏に発売された典型的な歌謡“ファズギター”ポップスで、曲調としてはライトタッチのR&Bですから、なにもファズギターをイントロから使う必要性は無いとする聴き方も成立するはずです。

ところが、あえてそれを全面的に入れる事によって、見事な時代性を後世まで残してしまったところに、当時の勢いというか、昭和歌謡曲の永劫的な魅力があるんですよねぇ~♪

しかも曲のキメとなっている、「プルッブルッ」という合の手気味の言葉の入れ方が、なにやらセクシーでもあり、意味深長な穿ちにリスナーを導いてくれるのですから、たまりません。

そして歌っているハニー・牧その人が芸名はもちろん、ジャケットのボートレイトでも明らかなように、典型的な西洋顔のハーフとあっては、当時の日本男児をイチコロにせんとする狙いがミエミエでした。

ところが実際は全くヒットしていなかったのですから、世の中は厳しいですねぇ……。

ちなみにハニー・牧は当時18歳で、人気マジシャンだった引田天功のアシスタントも務めていたほどですから、それなりに存在は知られていたはずなんですが、皮肉な事に人気を集めたのは芸能界引退後と思われる昭和50年代末頃の所謂「廃盤アワー」のブーム期だったのですから、儘なりません。

実はサイケおやじにしても、ハニー・牧がリアルタイムのテレビ番組でバラドルのような事をやっていたのは微かに覚えていたものの、レコードを出していたなんて、その時まで全く知る由もなく、このシングル盤をゲットしたのも、中古屋巡りの果ての事です。

う~ん、昭和歌謡曲の奥の細道は、まだまだ深くて長い……!

思わず痛感させられる隠れ名曲であり、裏人気曲として必須アイテムとなっているのも納得する他はないんですが、現実的にヒットしなかったのは何かが欠けていたのでしょう。

まさか、最初っから後世の再発見・再評価を目論んでいたとは思いませんが。

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ボーク・サラダは喰ったことないが…!

2012-05-05 16:11:08 | Rock

Polk Salad Annie / Elvis Presley (RCA / 日本ビクター)

エルヴィス・プレスリーが本格的な歌手活動に復帰した事を伝えるドキュメント映画「エルヴィス・オン・ステージ」の中でも、特にサイケおやじを仰天させたのが、本日ご紹介の「Polk Salad Annie」でした。

それは曲メロがほとんど無いに等しい、所謂トーキング・ブルース調の歌唱でありながら、要所で炸裂するリズム隊のツッコミやR&B風のホーンセクションの咆哮が激しいアクセントとなって、エルヴィス・プレスリーのボーカルと見事なコラポレーションを築き、さらに例の腰の動きも含めた大袈裟とも言えるアクション!

あぁ、それがあまりにも凄すぎて、映画というスクリーンの中であったとしても、こんな事をやっている歌手をサイケおやじは初めて見たっ!

それが正直な感想でしたが、もちろんその場を全て仕切っているのはエルヴィス・プレスリーに他ならず、実際、件の映画の中でもハイライトの1曲であったと思います。

そして中古ながら掲載したシングル盤をゲットした時、今度は作者たるトニー・ジョー・ホワイトという、今ではスワンプロックの有名人を知る事になるのですが、リアルタイムのアメリカでは、むしろソングライターとして注目されていたようです。

しかしエルヴィス・プレスリーに自作曲を歌ってもらえるという栄光は、やっぱり凄い事ですよねぇ~~。

また、本当に時代にマッチしながら、常に良い曲、自分に合った曲を求め続けたエルヴィス・プレスリーの歌手としての本分も流石じゃ~ないでしょうか。今となっては、あまりそうした点は顧みられないのかもしれませんが、個人的にはまさに「キング」と称されるポイントのひとつだと思っています。

ということで、既に皆様もご推察のとおり、本日の1枚はトニー・ジョー・ホワイトに繋ぐ前置きでありまして、それはエルヴィス・プレスリーに対する不遜とは重々承知……。お叱りは覚悟しております。

ただし、決してエルヴィス・プレスリーのバージョンを軽んじてはおりませんし、映画でも圧倒された例のド派手なアクションとソウルフルな歌声は、永遠にサイケおやじの脳裏から消えさる事はないでしょう。

と、最後まで見苦しい言い訳ではありますが、これはひとりでも多くの皆様に接していただきたい、必見の名演名唱だと思っています。

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クラシックス・フォーはAORか?

2012-05-04 15:41:11 | Rock

Spooky / The Classics Ⅳ (Imperial / 東芝)

如何にも1960年代後半というか、昭和40年代中頃のイラストが懐かしいジャケットが表わすとおり、発足当初のクラシックス・フォーも所謂「実態の無いバンド」であったかもしれません。

しかし絶妙に翳りが滲むサウンドと胸キュンメロディ、それでいて力強いピートを基本に仕上げられたクラシックス・フォーの楽曲の数々は、リアルタイムでのヒットはもちろん、むしろ時が経つにつれてエバーグリーンの輝きさえ感じられるほどです。

と、またまた本日も独善的な書き出しになってしまいましたが、それと言うのもクラシックス・フォーが全盛期で活躍していた当時、サイケおやじにはそれがほとんど理解出来ないというか、ラジオから流れてくる様々な洋楽ヒットの中にあって、そのお洒落なフィーリングには違和感を感じていたほどです。

ところがさらに時代が進み、AORとかソフト&メロー等々と称されるソフトロックの進化形ポップスが流行り出した1970年代中頃になると、なぁ~んだ、そんなのクラシックス・フォーがずぅ~~っと前にやっていた事じゃないかのか?

そんなこんなの気持が沸き上がってきましたから、後追いで該当レコードの蒐集に走りだし、本日掲載のシングル盤もそうやってゲットした中の1枚です。

で、肝心のクラシックス・フォーはデニス・ヨースト(vo) とジェームス・コップ(g) の企画プロジェクトからスタートしたという、既に述べたとおりの「実態の無いバンド」でありながら、1964年頃のレコードデビュー以来、着実にキャリアを積みかねていたようで、ヒットはしなかったものの、数枚のシングル盤を残していると言われていますが、そう書いたのも、レコード発売名義が必ずしもクラシッシクス・フォーばかりでは無かったという現実に準拠するものです。

ただし、このあたりはサイケおやじの調査&勉強不足で、確かな事ではありません。

それでも1968年にご紹介のシングル曲「Spooky」を大ヒットさせた時には、微妙な倦怠感を滲ませるデニス・ヨーストのハスキーボイスを活かす、これまたブルージーなサウンド作りは完成されていたようで、何よりもキャッチーなアレンジには印象的なリフが良い感じで使われているんですねぇ~~♪

これが後々までクラシックス・フォーの放つヒット曲の底辺に潜んでいく事は言うまでもありませんが、つまりはそうした二番煎じがイヤミにならないところが、このグループの魅力かもしれません。

ちなみに当時、一応のバンド編成になっていたメンバーはデニス・ヨースト(vo)、ジェイムス・コップ(g)、ウォーリー・イートン(g)、ジョー・ウィルソン(b)、キム・ヴェルブル(ds) という5人組ながら、この「Spooky」では間奏はもちろん、全篇をリードする印象的なサックスを聴かせるマイク・シャープの参加がミソというところでしょうか。

実は「Spooky」という楽曲そのものが、マイク・シャープのシングル盤として1年ほど前に小ヒットしていた実績があったそうで、なにやら因縁の必然性も感じるわけですが、クラシックス・フォーのバージョンを絶対的なものにしているのは、やはりデニス・ヨーストのハスキーでセクシー(?)なボーカルにあるんじゃないでしょうか。

ご存じのとおり、クラシックス・フォーは1970年頃にはデニス・ヨースト&クラシックス・フォーとなって、つまりはデニス・ヨーストのソロプロジェクトになってしまうのも、それだけボーカルの魅力が強かった所為と思われます。

う~ん、刹那の翳りとでも申しましょうか、なんとなく胸キュンの味わいなんですよねぇ。

そして一方、ジェイムス・コップがアトランタ・リズム・セクションを結成し、サザンロックの中でもダントツの親しみ易さでヒットを連発した1970年代の実績も、やはり誰からも好かれる曲作りやサウンド構成の上手さを踏み外していないからでしょう。

ということで、そうした2人が一緒にやっていたクラシックス・フォーが再評価、と言うよりも再発見という現実は何時までも続いていくような気がしていますし、実際、「Spooky」以降のヒット曲やアルバム収録曲の中には我国歌謡曲に応用されたメロディとかアレンジの旨みがどっさり♪♪~♪

もちろんそのあたりは追々に書いていきたいと思っていますので、とりあえずは「Spooky」をお楽しみ下さいませ。この1曲を体験しておくと、クラシックス・フォーばかりか、当時の洋楽ポップス、あるいは昭和歌謡曲がグッと味わい深くなること、請け合いです。

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明日なき世界は日本じゃ~ない!

2012-05-03 16:09:42 | Rock

明日なき世界 / Barry McGuire (Dunhill / 日本ビクター )

「安全」なんていう言葉が完全な絵空事になっているのに、我国の為政者どもは、ど~しても原発を動かしたいらしい!?

そりゃ~、原子力政策そのものは安価で膨大なエネルギーを供給したという点において、日本の高度成長を支えたのですから、間違いではなかったでしょう。

しかし、それと裏腹の危険については皆が知っていながら、あえて目も口も塞いできたその場しのぎなんて、もう通用しない事は、これまた皆が痛感しているはずです。

原発は決して安全なものじゃ~ない!

というか、安全に運用するための状況が、今の日本には無いということでしょう。

それでも危険に踏み込まざるをえないというのなら、担当大臣や地元選出の代議士、稼働賛成派の地方議会議員、電力会社の幹部や大株主は、原発の敷地内に家族や親族と生活するべきでしょう。

そうすれば、少しは真っ当な原子力政策と安全対策が前進するでしょうし、シブシブながらも国民は納得するようにも思いますがねぇ……。

さて、そんな戯言的な思いをホザいた本日のご紹介は、所謂反戦歌として1965に発表されたフォークロックの有名曲で、内容は核戦争後の悲惨や失意の中にも自分に言い聞かせる慰めを歌っていますから、アメリカでは放送禁止になった地方もあったとか!?

しかし、それゆえの反応は強烈で、ちょうどベトナム戦争が激化していた事もあり、夏にはチャートトップの大ヒットになっています。

あぁ、そういえば我国ではRCサクセションや忌野清志郎がそれらしい訳詞で歌っていましたから、ご存じの皆様も多いと思いますが、オリジナルはP.F.スローンとスティーヴ・バリというハリウッドポップスの有名ソングライターが書き、バリー・マクガイアという、これまたアメリカのフォークソング界では知らぬ者もいない名物男が熱唱した、骨太のフォークロックに仕上がっていますよ。

まあ、正直に言えば、メロディラインは個人的に好みではありませんが、バリー・マクガイアの力強い歌いっぷりは嫌いではありません。

と言うよりも、これは明らかにボブ・ディランの「Like A Rolling Stone」の大ヒットを意識しての「二匹目の泥鰌」狙いがミエミエというポイントにおいて、サイケおやじは好きなんですよねぇ~~♪

いやはや、全くお恥ずかしいばかりの天の邪鬼だとは自覚しているんですが、バリー・マクガイア本人がどのような気持で歌っていたかは知る由もありません。ただし本人のキャリアがニュー・クリスティ・ミンストレルズという、多人数のフォークグループの中心メンバーであった事や、そこで演じていたのは、あくまでも大衆的な世界であった事等々を鑑みれば、如何に反戦歌であったとしても、悪意や屈折を必要以上に表現する気持は無かったんじゃないでしょうか。

ちなみにフォークロックをフラワームーブメントに結びつけたママス&パパスを自分が所属する同じレコード会社からデビューさせる段取りをつけたのも、実はバリー・マクガイアの功績だったと言われていますから、「顔」は広かったんでしょうねぇ。

いや、これはなにもジャケ写のポートレートからの連想ではありませんが!?

ということで冒頭の話に戻りますが、既に夏の電力需要云々から「猛暑」と「不足」の懸念を煽るマスコミもど~かしている気がしますねぇ。だって昔は冷房なんて無かったわけですし、産業用電力を優先させるために「電休日」なんてことがあったんですよ、昭和30年代には。

日本国民は決して馬鹿ではありませんから、完全に危険と分かってしまったものを使うよりは、耐乏しても安全を選ぶはずです。

もしもそれが出来ず、為政者の言いなりになるとしたら、それこそ「明日なき世界」でしょう。

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GFRが胸キュンだって、いいじゃない

2012-05-02 16:17:22 | Rock

Bad Time / Grand Funk Railroad (Capitol / 東芝)

多分、寝返りをうった時だと思いますが、何か則頭部に激痛が走って目が覚めたのが今朝未明!?

ど~やら本当に久々に遺伝の神経痛が襲ってきたらしく、これが半端ではないズキズキ感で、例え自分の手であっても、その部分にちょいとでも触れたらガッキ~~ンッていう痛みがっ!!

いゃ~、その度にイテテテテテテテェ~~って声を出さずにはいれませんよ……、全く情けないかぎりですが。

そこでとりあえず馴染みの医者から薬を出してもらったわけですが、なんか本日は良くないことがありそうな予感に満たされ、思わず掲載の懐メロックを出してしまいました。

演じているグランド・ファンク・レイルロード=GFRはサイケおやじの世代にとっては爆音ロックトリオの代表格であって、デビューから忽ちの大ブレイク期はレコードよりもライプでウケていたバンドでした。

ところが、それゆえ煮詰まるのも早く、1972年晩秋に出したアルバム「不死鳥」からはキーボードを入れる新展開に踏み込み、翌年にはトッド・ラングレンにプロデュースを以来した人気アルバム「アメリカン・バンド」で見事な復活を遂げたわけですが、以降はハードロックを標榜しつつも、何故かポップス路線を真っしぐら!?

それはキャロル・キングの代表作にしてオールディズの人気曲「The Loco-Motion」のカパーであったり、アコースティックなウエストコーストロック風のオリジナルがあったりで、まあ、このあたりは後に言うところのパワーポップの先駆けと評価もされるわけですが、賛否両論があったのは確かです。

しかしサイケおやじは、このあたりのGFRが大好きで、本日ご紹介の「Bad Time」にしてもメンバーのオリジナルでありながら、丸っきりどっかで聞いた事があるような人懐っこいメロディや泣き節強調のキメ、さらには絶妙に軽やかな演奏&コーラスが琴線に触れるんですよねぇ~♪

ちなみにヒットしたのは1975年春で、前年に出したアルバム「ハードロック野郎」からのシングルカットながら、この曲によってGFRが我国の新しい洋楽ファンに知られたという現実もありましたし、バンド名も実は1973年頃からグランド・ファンクと短縮されていた事を付け加えておきます。

それはプロデューサーがスリー・ドック・ナイトやラズベリーズをブレイクさせたジミー・イエナーという売れセン名匠であったことも大きいのでしょう、前述のアルバム「ハードロック野郎」からはもう一丁、元祖フィリーソウルの隠れ名曲「Some Kind Of Wonderful」を上手く焼き直したカパーが最初にシングルカットされ、これもヒットしていたんですから、後は推して知るべしって事でしょうか。

当時のメンバーはマーク・ファーナー(g,vo)、グレイグ・フロスト(key)、メル・サッチャー(b)、ドン・ブリューワー(ds,vo) という4人組ながら、実際のレコーディングには助っ人の参加もあったようですし、こうしたポップ路線には絶対不可欠の状況が大きな代償に繋がった事も、また事実だと思います。

それは以降のGFRがほとんどヒットを出せない壁に突き当たり、結果的にレコード契約も打ち切られ、2年後には解散を余儀なくされるという厳しさですからねぇ……。

如何にファンの要求が我儘であるか、つまりはGFRはグランド・ファンクになっても、基本的にやってほしいのはグランド・ファンク・レイルロードという、ハードロックの暴走列車であって、それは掲載したシングル盤ジャケ写のイメージや印刷されたバンド名の旧態依然で明らかじゃないでしょうか?

これは決して日本だけの現象ではなかったと思います。

ただし、それでも「Bad Time」は胸キュン失恋ソングの決定版であり、サイケおやじも学生時代に入れてもらっていたバンドでは率先してコピーしていた名曲名演♪♪~♪ 間奏のギターソロの短くも歌いまくったフレーズ展開は、およそGFRの一般的イメージとは完全に異なる世界でしょうねぇ~♪

ということで、本日も書いていることが自己矛盾してしまったんですが、それもこれも則頭部の神経痛に苦しんだ末の……。皆様のご寛容にお縋りしたい気持でありますが、「Bad Time」が所謂「良い曲」であることに変わりはありません。

これも再評価を望みたい、20世紀ロックのひとつですねっ!

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1972年のストーンズは怖いもの知らず!

2012-05-01 15:06:46 | Rolling Stones

Rubber Bowl 1972 / The Rolling Stones (Sweet Records = bootleg CD)

現実的には仕事をやっていたとはいえ……。

ひとりぼっちの連休が早くも今日で終わっちまう!?

そんな思いに駆られた昨夜は買いっぱなしになっていた様々なブツを集中鑑賞しましたが、最近は再びストーンズモードに入っている所為でしょうか、恥ずかしながら、結局はブート三昧でした。

で、本日のご紹介はストーンズのライプ全盛期だった1972年の北米巡業から、7月11日のステージをオーディエンス録音したもので、これまでにも散々出回った有名音源の最新(?)リマスター盤でしょうか、手持ちの同種幾枚かと比較しても、これがなかなか何度も聴きたくなる仕上がりだと思います。

 01 Brown Sugar
 02 Bitch
 03 Rocks Off
 04 Gimme Shelter
 05 Happy
 06 Tumbling Dice / ダイスをころがせ
 07 Love In Vain / むなしき愛
 08 Sweet Virginia
 09 You Can't Always Get What You Want / 無情の世界
 10 All Down The Line
 11 Midnight Rambler
 12 Band Introductions
 13 Bye Bye Johnny 
 14 Rip This Joint
 15 Jumping Jack Flash
 16 Street Fighting Man

しかしオリジナルソースは隠密のカセット録音ですから、決して万人にはオススメ出来ない状態もあって、まずはキース・リチャーズのパートがあまり聞こえない事が多いです。

ただし、それゆえというか、何故か助っ人のニッキー・ホプキンスのピアノがクッキリと聞えるのは高得点かもしれません。特にミック・ジャガーのボーカルと上手くコラポレーションしている「無情の世界 / You Can't Always Get What You Wan」は味わい深いですよ。

そしてミック・テイラーの素晴らしすぎるギターも終始全開で、その「無情の世界 / You Can't Always Get What You Want」での艶やかなプレイ、「Gimme Shelter」での情念の爆発、スライドと単音弾きの混合が神業の「むなしき愛 / Love In Vain」、すっかりギターのラインを記憶させられていながらもスリル満点な「Brown Sugar」等々、実は毎度同じようなフレーズばっかり弾いているはずなのに、個人的には絶対飽きることなんて皆無!

極言すれば、永遠にエクスタシーが訪れる寸前のイキそうでイカない状態という、これもひとつのカタルシス!?

そんな感じでしょうかねぇ~♪

また、既に述べたように客席からの録音ということで、周囲の手拍子や話声も当然入っているんですが、今回のブツではそれも上手く処理してあるということでしょうか、一応はステレオミックスということで「Midnight Rambler」での臨場感は個人的に大好きで、この頃になると何時の間にかキース・リチャーズのギターもそれなりに聞こえるようになっていますので、あの緩急自在の展開に熱くさせられますよ。

ですから終盤のお楽しみ、ストーンズ流R&R大会となる「Bye Bye Johnny」は吉例となっているメンバー紹介からキース・リチャーズのチャック・ベリー症候群に拘った一芸主義が嬉しくなるほどで、ヤケッパチなコーラスも良い感じ♪♪~♪ ミック・テイラーのサイド&リードのオカズリフも、やっぱりたまりません。

それと書き遅れていましたが、こういう録音では普通、ドラムスやベースが歪んだり、あるいは薄かったりするんですが、この音源は昔っからベースの存在感が太く、今回のブツでも低音域はそれなりに出ているのが聴き易さのポイントかもしれません。

ところが欠点も確かにあるもんで、「All Down The Line」では始まる前にリマスターのミスで音がダブッていますし、「Jumping Jack Flash」と「Street Fighting Man」の間のちょいとした空白(?)と雑音は減点でしょう。

実はこれまで度々出ていた同日音源収録のブツ大半は、その「Street Fighting Man」が入っておらず、今回はどうにも無理が祟ったという事なんでしょうねぇ……。本当に残念の極みとしか言えません。何故ならば手持ちのブート「Alabama Jubilee (VGP)」では、こんな凡ミスはありませんからっ!

ただし、そっちはモノラルミックスですし、音質も明らかに劣っているんですから、世の中、儘なりませんねぇ……。

ということで、最後にちょいと泣き事を書いてしまいましたが、結論としては怖いもの知らずだったストーンズ絶頂期が楽しめることに間違いはありません。

それは例えば「ダイスをころがせ / Tumbling Dice」において、おそらくはPAの不調からボーカル音声が出なくなり、バンド演奏そのものの音量も不安定になった時の観客の不満の声とかヤジに対するミック・ジャガーのサービス精神、あるいは「Bitch」に顕著なミスの連発等々、まさに生ける伝説的なステージ運びがニクイほどなんですよっ!

既に述べたとおり、これは決して万人向けの音質ではありませんから、それなりにストーンズを楽しんできた皆様にのみ、オススメ致します。

最後になりましたが、未確認ながら某所からの情報によると、このブツの欠点を補正した同音源がネットで流れているそうですから、そっちから入手するのも現代的かもしれません。

あぁ、ストーンズ最高っ!

これは一生、抜け出せない世界になっています。

コメント (6)
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