OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

ケメ子の事情

2023-12-11 17:28:25 | 歌謡曲

私がケメ子よ c/w ケメ子の唄 / 松平ケメ子 (東芝)

ほとんど最近は出される事も無くなってしまった感もある「アンサーソング」、つまりは大ヒット曲に呼応すると言うよりも、所謂「あやかり」のヒット狙いがその本質でありながら、それゆえに面白い歌や演奏が度々作られてしまったのが大衆芸能ですねぇ~♪

例えばニール・セダカが1959年末に発売の大ヒット曲「おお! キャロル / Oh!Carol」への返答歌として翌年にキャロル・キングが出した「Oh, Neil」なんかは、有名なところでしょうし、我が国においても、昭和43(1968)年にザ・ダーツがメガヒットさせた「ケメ子の歌」に対して忽ち制作発売されたのが本日掲載のシングル盤A面曲「私がケメ子」でありました (^^)

もちろん、それはコミックソングの「お約束」がきっちり守られ、まずは歌っているのが松平ケメ子と名乗る女性歌手として、ジャケ写に登場している面立ちと佇まいはサイケだとか、ケバイだとか、そんなこんなをゴッタ煮で実体化させたものですから、作詞:柳家小せん&作曲:宇井天平が書き上げた楽曲そのものからしてキワモノ感が満載!

そして、それが今でも強烈な仕上がりのキモになっているのは、クレイジーキャッツのヒット曲でもお馴染みという萩原哲晶のアレンジであり、とにかくサウンドはファズギターが大爆発しているドカドカ煩いガレージロックですから、松平ケメ子の歌いっぷりもエグ味全開の声質を活かしたサイケデリックな節回しにシビレが止まらなくなるんですねぇ~~ (^^♪

しかもバックコーラスには萩原哲晶&クレイジーキャッツの代表曲「ホンダラ行進曲」と底通するキメのフレーズが用いられているんですから、たまりません (^^♪

いゃ~~、全く聴く度に昭和元禄最盛期の勢いに懐かしくも熱くさせられる名曲名演と思うばかりですよっ!

また、それゆえにクセ者と申しましょうか、B面収録の「ケメ子の唄」は前述したザ・ダーツの大ヒットバージョンとは全然違った同名異曲であり、実は……、このあたりの事情は錯綜を極めているんですねぇ……、サイケおやじが知る限りでは (^^;

なにしろ……、まず楽曲としての「ケメ子の歌」のオリジナル作者が前述したザ・ダーツのシングル盤では「作者不詳」とされており、採譜補作として浜口庫之助の名前がクレジットされていたんですが、それがザ・ダーツとザ・ジャイアンツというグループの競作盤という形態で発売されるや、忽ち大ヒットした事から著作権問題が発生したのでしょう、最終的には戦記作家として有名な馬場祥弘の作品と認定されたらしく、浜口庫之助はアレンジャー扱い……。

しかし、個人的には浜口庫之助の稚気も感じさせる補作&編曲があればこそのヒット作だと思っているもんですから、既に述べたとおり、ここに収録B面曲「ケメ子の唄」が、つまりは似て非なる仕上がりになっても当然と申しましょうか、クレジットの浜口庫之助に加えて、実際には歌っている松平ケメ子の補作詞、そして編曲は小林邦夫という内部事情(?)があると云われています。

う~ん、「歌」を「唄」に変更した曲タイトルは、その所為でしょうかねぇ~~?

で、その「ケメ子の唄」なんですが、こっちはケメ子の立場から歌われた痛快なパワーポップ歌謡と申しましょうか、炸裂する正統派(?)エレキにビシバシのビートが実に心地良いんですよ (^^♪

ちなみに競作として出されたザ・ジャイアンツのシングル盤は売れ行きこそザ・ダーツに後れを取ったとは言いながら、実は発売されたのが昭和43(1968)年1月で、ザ・ダーツのシングル盤は、ちょいと後の同年2月とされていますから、真正オリジナルバージョンはザ・ジャイアンツの「ケメ子の歌(ビクター)」になるんですよ。

どちらかと言えば、サイケおやじはザ・ダーツ盤が好きなんですが、ザ・ジャイアンツ盤も決して悪くはありません (^^)

まあ……、そんなこんなも当時の我が国歌謡界の充実と勢いの証として、ご紹介した松平ケメ子盤共々にお楽しみくださいませ (^^)

最後になりましたが、松平ケメ子の詳細なプロフィールは知る由もありませんが、サイケおやじが所有している合計4枚のシングル盤の中でも、昭和44(1969)年には、あの名曲「別れても好きな人」を出しているので、要注意!?

これは追々にご紹介させていただく所存ですが、本当にイイ時代だったと思うばかりです (^^♪

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今日は散々…

2023-12-10 17:33:02 | サイケおやじの日常

高齢者バンドの練習に熱が入り過ぎたのでしょう……。

手首が痛くなって、おまけに体調そのものが悪いというか……。

そんなこんなで、本日は失礼させていただきます <(_ _)>

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ムード歌謡コーラスって、やっぱりイイですねぇ~~♪

2023-12-09 17:13:28 | 歌謡曲

東京待ちぼうけ / 原ひろしとアルバトロス (UNION / テイチク)

大衆音楽業界には如何なるジャンルにおいても所謂「幻の名曲」「幻のグループ」等々が登場して来た事は言わずもがな、本日の主役たる原ひろしとアルバトロス、そして残してくれた、おそらくは昭和57(1982)年頃の発売と思しき本日掲載のシングル盤A面曲「東京待ちぼうけ」も、決して忘れられない「幻」かと思います。

それは、とにかく作詞:とべあきよ&作曲:村井一夫=水森英夫が書き上げた「東京待ちぼうけ」が以降、様々なグループや歌手によってリメイク&カバーされている現実に加え、「原ひろしとアルバトロス」と名乗るムード歌謡コーラスのグループが掲載盤を出して程なく後、解散してしまったからでして、それゆえに構成メンバーの詳細も詳らかではありませんが、サイケおやじが知っている範囲であれば、グループそのものは「江本勝とアルバトロス」として活動を継続していたらしく、そしてリードを歌っていた棚橋静雄はロス・インディオスに参加し、またロス・プリモスでは永山こうじ名義でリードボーカルを担当しているのですから、正に現世は夢って事でしょうか (^^)

さて、そこで肝心の掲載盤A面曲「東京待ちぼうけ」はミディアムアップで親しみ易いメロディラインに遊び人の男を忘れられず、赤坂 ~ 青山 ~ 乃木坂 ~ 原宿といった夜の盛り場を捜し歩く女の哀切を綴った歌詞という、なかなか典型的なムード歌謡コーラスに仕上がっているのは、編曲を担当した池多孝春のイイ仕事であり、前述したリメイク&カバーレコーディングの数々のほとんどが、ここに収録のバージョンを踏襲しているあたりにも、隠れた傑作曲の証が見て取れるところでありましょう (^^)

ということで、本日参加させていただいた高齢者バンドではムード歌謡コーラスもやってみよう♪♪~♪

なぁ~んていう話になりまして、そんなこんなからサイケおやじは帰宅後に掲載盤を取り出してしまったというわけです。

う~ん、相当に難しいですよねぇ~~、ムード歌謡コーラスの演目は何れも…… (^^;

それなりの覚悟を持って、明日の練習に臨む所存でございます (^^)

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ジョンの輪廻宿業、そして解脱

2023-12-08 17:02:27 | Beatles

インスタント・カーマ / Plastic Ono Band (Apple / 東芝)

悲劇は避けられないからこそ、悲劇である ――

―― そ~ゆ~惹句を用いたくはありませんが、それにしても、あの日突然の出来事から天国へ召されたジョン・レノンが果たして、現在の世界情勢に如何様な言葉を発するのか……?

それこそ悲劇は避けえないという真実を尚更に我々に示してくれる様な気がしております。

さて、そこで本日は1970年2月、ジョン・レノンがオノ・ヨーコと共にプラスティック・オノ・バンド名義で発表した信念の名曲「インスタント・カーマ / Instant Karma!」を聴き直してみました。

今となっては広く知られているとおり、ここで歌われている「Karma」とは、日本語で云うところの「業」であり、現世における「因果応報」「悪因悪果」等々、主に仏教思想に基づくと思われる所業をジョン・レノン流儀で解釈した歌の世界なんでしょうが、これが世に出た当時のサイケおやじには、掲載した日本盤シングルの裏ジャケットに記載の歌詞を辞書を頼りに訳詞てみても、なかなか理解出来るものではありませんでした。

もちろん、それは自らの人生経験の浅さにも起因するものですし、だからこそ、老い深まりて分る様な部分もあるわけですが、当時のジョン・レノンにしてみたら、ビートルズ分裂騒動の諸々、愛妻ヨーコと前夫の間に生まれたキョーコの親権問題等々から、自らの行動・言動が如何なる因果関係を生み出すのか……、等々を考えていたと云われていますから、あえて「インスタント」な「業」、つまりは「インスタント・カーマ / Instant Karma!」という楽曲を書いてしまったとしても、我々は素直に聴き入るのがジョン・レノンと同じ時空に生かされていた幸せの証だったのでしょうか。

しかし、それでもロック曲としての「インスタント・カーマ / Instant Karma!」は厳かなピアノの響きからジョン・レノンでしか在りえない、あの感覚のメロディラインとリズム&ビートで力強く歌っていく、それは実にサイケおやじの心を直撃した傑作!

ちなみに後に知ったところでは、なんとっ!

この名曲「インスタント・カーマ / Instant Karma!」は僅か1時間ほどで書かれ、レコーディングも1日で終了・完成されたという、正に集中力の成せる技!

もちろん、このセッションのプロデューサーがフィル・スペクターだった事から、例の「ウォール・オブ・サウンド」を実践するべく、ストリングスまでもダビングしようとしていた逸話が残されておりますが、ジョン・レノンは逆に徹底したシンプルな力強さを演じる決意から、ジョージ・ハリスン(g)、ビリー・プレストン(key)、クラウス・ブァマン(b)、アラン・ホワイト(ds) という、今では夢のオールスタアズと作り上げたバンドサウンドに拘り、1950年代の音作りを要求した結果、最小限のダビング作業でコーラス等々をミックスし、これを仕上げたと云われていますが、なるほど……、現在聴いても、実にパワフルなロックサウンドですよねぇ~~ (^^♪

それと余談かもしれませんが、ここでのコーラスはスタジオ近くのパブに参集していたお客さん!?

その真偽は定かではありませんが、実に羨ましいですよねぇ~~ (^^)

そ~ゆ~因果は大歓迎なわけですが、きっと前世の行いが良かったんでしょうねぇ~~、件のお客さん達はっ!?!

また、掲載した私有盤のジャケ写に登場しているジョン&ヨーコは思いっきりロングヘアという佇まいではありますが、このシングル盤「インスタント・カーマ / Instant Karma!」が世に出た当時は、夫婦揃って断髪というか、短い髪形になっていた実相に洋楽雑誌のグラビアで接したサイケおやじは、なんともミョウチキリンな気分にさせられたものでした (^^;

そのあたりは後々になってゲットしたアメリカ盤ピクチャースリーブのポートレートでも明らかにされたとはいえ、ジョン・レノンの心境の変化には……。

ということで、毎年書いておりますが、この時期は個人的に心が弱くなってしまいます。

そしてジョン・レノンの歌声に勇気とパワーを与えられ、年末を乗り越えんとする気構えが出来ているのでした。

ジョン・レノン、永遠なれっ!

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三木聖子の失せない魅力 ~ これはウイングス歌謡かっ!?

2023-12-07 17:45:18 | 歌謡曲

恋のスタジアム / 三木聖子 (NAV / キャニオン)

永遠のアイドルソング「まちぶせ」のオリジネーターとして、三木聖子は何時までも忘れられない存在であり、だからこそ、残してくれた他の音源も愛聴され続けるのだとしたら、昭和51(1976)年10月に発売された、おそらくは彼女の2nd シングルであろう本日の掲載盤A面曲「恋のスタジアム」にも光をっ!

なぁ~んていう気持ちからのご紹介ではありますが、とにかく作詞:荒井由実&作曲:和泉常寛が企図したのは、三木聖子というカレッジアイドルのイメージを増幅させる弾む様なポップス歌謡であり、ミディアムアップで絶妙のポール・マッカトニーっぽさを入れ込んだ船山基紀のアレンジもニクイところでしょうか、思わずニンマリの仕上りなんですねぇ~~ (^^♪

う~ん、それにしてもユーミンは流石に素敵な歌詞を書いてくれますねぇ~~♪

ちなみに三木聖子は皆様ご存じのとおり、沢田研二が三億円事件の犯人を演じて大ヒットしたテレビドラマ「悪魔のようなあいつ(TBS)」に沢田研二の妹役として女優デビューした昭和50(1975)年から注目された事が裏目に出たというか、同時期にアイドルシンガーとしてユーミンから提供された「まちぶせ」という名曲を歌いながらも、依然として女優のイメージが強かった感じがあり、結局は歌手としての存在を世に知らしめたのは前述「まちぶせ」が石川ひとみのリメイクバージョンがヒットした昭和56(1981)年だったのは、泣き笑いのせつなさ……。

しかも、その頃は喉を傷めという理由から引退しており、以降は芸能事務所の裏方スタッフとして働き、他にも様々な仕事に携わっているらしい事を以前、テレビの芸能番組で知りましたが、ど~されているのかなぁ~、現在は。

閑話休題。

それでも三木聖子が残してくれた3枚のシングル盤と1枚のLPに収録された音源は全て、何かしらの魅力が失せる事の無い仕上がりでして、復刻状況もそれなりに成されているので、皆様にもお楽しみいただきというございます。

最後になりましたが、本日のお題「恋のスタジアム」って、もしかしたら「ウイングス歌謡」なんでしょうかねぇ~~、ポール・マッカトニー味がありますからっ!

そのあたりを探求してみる所存であります (^^)

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クイーン・メリーより屋形船

2023-12-06 17:41:21 | 歌謡曲

クィーンメリーで朝食を / パティー・リン (ワーナーパイオニア)

接待や歓迎パーティーには、それなりに豪華にして珍しい場所や店が使われるのは世界共通の認識でありましょうか。

サイケおやじも、そんなこんなの趣向を凝らしていたわけですが、個人的に今でも強く印象に残っているが、アメリカのL.A.地域のロングビーチ港湾施設内に係留されていた退役豪華客船「クイーン・メリー号」のレストランでした。

これは皆様ご存じのとおり、1930年代に就航していた大型客船でしたから、その室内装飾はレトロにして趣味性も悪くない豪華さがあり、それがサイケおやじが招かれた1982年当時には独特のシブい雰囲気になっていましたので、本質的に懐古ムードが大好きな自らの好みにはジャストミートでありました (^^)

ちなみに件の「クイーン・メリー号」は様々な映画等々の撮影にも用いられているほどに保存状態が素晴らしく、現在の状況は知る由もありませんが、もう一度、訪れてみたいものです。

さて、そこで本日掲載のシングル盤A面曲「クィーンメリーで朝食を」は、作詞:さがらよしあき&作編曲:馬飼野康二が、台湾から出稼ぎ来日したパティー・リンのデビュー曲として提供した、なんとも他愛ないポップス歌謡なんですが、これが発売された昭和55(1980)年5月当時、それなりに耳にする機会も多かったもんですから、前述したとおり、サイケおやじがレストラン「クイーン・メリー号」に招かれた時は我知らず、件のメロディを思い出してしまいましたよ (^^;

う~ん、パティー・リンの「クィーンメリーで朝食を」って、何かのタイアップ曲だったんでしょうか、結果的に彼女はブレイクしないままにフェードアウトしてまったとはいえ、楽曲だけは今も耳に残っているという皆様が案外大勢の様な気がしております (^^)

ということで、こんな文章を本日綴ってしまったのは、いよいよ年末の宴会モードにおける趣向を幹事役から相談されたという事情がありました。

まあ……、「クイーン・メリー号」とまでは無理にしても、屋形船あたりだったらノー文句かもしれませんねぇ~~ (^^)

告白すれば、宴会なんてものは、二次会以降が本当に楽しいと思っているのでした (^^ゞ

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あの頃聴いた大竹かおる

2023-12-05 17:53:58 | 歌謡曲

ジェラシー・ゲーム / 大竹かおる (SMS)

何事も過大な期待は禁物というのは浮世の真実ではありますが、それでも……、なぁ~んて思い込んでしまう事象は皆様にも必ずやあるものと思います。

もちろん、サイケおやじには、そんなこんなの前科(?)は山の様にありまして、例えば昭和57(1982)年に封切られた日活ロマンポルノの超話題作「ジェラシー・ゲーム(東陽一監督)は、しばらく引退状態だった大信田礼子が離婚を機に芸能界へ復帰という大事件(?)から制作され、しかも共演には当時大人のエロスを体現していたイイ女の見本みたいな高橋ひとみ、さらに夏木陽介、村上弘明、井上博一といった有名男優陣も出演するというのですから、ヌードや濡れ場は絶対的お約束の演出展開にあって、これはっ!?!

大信田礼子のファンであるサイケおやじは同年8月、勇んで映画館へ飛び込んだわけですが、失礼ながら……、結果は聊か気抜けのビール…… (^^;

それは併映された、これまた高田美和の主演という超話題作「軽井沢夫人(小沼勝監督)」が、なかなか纏まりのある出来栄えだった事に比べての印象も…… (^^;

しかし、そんな劇中に歌手役で登場した本日の主役たる大竹かおるが自ら歌った「ジェラシー・ゲーム」には、完全に惹きつけられるものがありました (^^♪

なにしろ、それは作詞:ちあき哲也&作曲:筒美京平が提供したアンニュイなモダンポップ歌謡であり、大谷和夫のアレンジもボトムがしっかりしたフュージョンタッチのカラオケパートに仕上がっておりましたから、その技量が曖昧な大竹かおるの歌唱表現が逆説的に結果オ~ライ♪♪~♪

ほとんど雰囲気だけで歌っていると云われれば、それはそ~かもしれませんが、サイケおやじは大いに気に入ってしまいましたですねぇ~~♪

そして速攻でゲットしたのが本日の掲載盤というわけですが、大竹かおるは当時のグラビアモデルではトップクラスの人気を集めていましたし、カーオーディオメーカーのクラリオンでキャンペーンモデルにも選ばれていた事はジャケ写スリーブにも記載があるとおり♪♪~♪

しかし……、歌手として残してくれたレコードは、これっきりかもしれません。

そして、だからこそ、気に入っている事は年月が流れるほどに強くなる個人的事情であります (^^)

ということで、最近はエロス大作なぁ~んて銘打った映画が作られなくなってしまい、往年の熱気の中で若き日を過ごしたサイケおやじには寂しさだけしかありません。

告白すれば、サイケおやじは高校生の頃、ロマンポルノに接し、学生時代には封切作品をほとんどリアルタイムで鑑賞していましたからねぇ~~ (^^;

あの頃への思い入れは、失せる事がありませんです (^^ゞ

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これも哀愁エレキ歌謡

2023-12-04 17:25:29 | Singer Song Writer

すりガラス / 高木麻早 (AARD-VARK / キャニオン)

全く寒くなってきた今頃の季節になると、やっぱりサイケおやじは哀愁のエレキサウンド、あるいはそれに準じたエレキ歌謡が聴きたくなってしまうんですが、そ~ゆ~類の歌謡曲は昭和40年代物ばかりか、今日までにも脈々と制作発売されているわけで、例えば大滝詠一が昭和55(1980)年に太田裕美へ提供した「さらばシベリア鉄道」は、あまりにも有名だと思いますが、昭和50(1975)年8月に高木麻早が出した本日掲載のシングル盤A面曲「すりガラス」も、ニクイばかりの哀愁エレキ歌謡なんですねぇ~~ (^^♪

もちろん、作詞作曲は高木麻早ですから、曲想そのものはカントリーロックなんでしょうが、萩田光雄のアレンジが果たして狙っていたんでしょうか、とにかくミディアムテンポでイントロから仄かにミステリアスなサウンドに包まれて流れるエレキギターのソロは、その音色共々に哀愁のエレキサウンドであり、アコースティックギターや薄目のストリングス、シミジミモードのリズムセクションとの共犯関係(?)も本当にイイんですねぇ~~♪

しかも高木麻早の優しい声質による節回しが、せつなくて胸キュン (^^♪

いゃ~~、これを最初に聴いた時は当然ながらオンタイムでしたが、なんともジンワリと心が温まったというか、それは今でも同じエモーションであります (^^♪

ちなみに件のギターソロ、もしかしたらカントリーロックではお馴染みのペダルスチールかもしれませんが、個人的にはエレキギターでやっているからこその味わいだと思っておりますし、密かに(?)コピーもしていましたですねぇ~~ (^^)

う~ん、入れてもらっている高齢者バンドでやってみたい気持ちが高まっております。

そして皆様にも、これを聴いて今の時期、心を温めていただきとうございます <(_ _)>

ということで、最後になりましたが、本日掲載のジャケ写はスマホ撮影ですので、高木麻早の面立ちが潰れてしまっており、申し訳ございません。

説明不要とは思いますが、本当の彼女の美しい面立ちには、こ~ゆ~胸キュン歌謡がジャストミートですからねぇ~~、失礼いたしました <(_ _)>

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可愛さも、楽しさも

2023-12-03 16:45:51 | 歌謡曲

負けないで…片想い c/w 昼下りの星屑 / 島田奈美 (日本コロムビア)

以前、本日掲載のシングル盤を歌っている島田奈美について、音楽ライター志望の友人から愚痴られた事がありました。

それは自分が様々な音楽関係の雑誌やレコード会社に売り込みをかけても全く相手にもされないのに、ちょっと可愛い元アイドルには簡単に仕事を出している現実の厳しさについてだったんですが、どうやら島田奈美は「島田奈央子」として、そんなこんなのレコード評を幾つも書いているらしく、その友人の話じゃ~、何れも的外れの下手な文章だとかっ!?

サイケおやじは問題の評論に全く接していなかったので、なんとも返答に窮したわけですが、実はアイドルシンガーとしての島田奈美が出していたレコード、殊更本日ご紹介のシングル盤は、なかなか気に入っていたんですから、いやはやなんとも…… (^^;

で、これは昭和61(1986)年8月に発売された、彼女にとっては 2nd シングルになるのでしょうか、そのあたりは判然としませんが、とにかく作詞:森雪之丞&作曲:林哲司、そして編曲:船山基紀が手掛けた両面収録2曲は共にアイドル歌謡の王道路線をしっかり踏襲した仕上がりでしょう。

特にオンタイムのビーチボーイズ風味が滲むB面曲「昼下りの星屑」をサイケおやじは大好きになっておりまして、決して歌唱力云々では語れない島田奈美の個性を活かしたプロデュースの妙は素晴らしいと思うばかりですし、だからこそ、ちょっぴりピンボケ気味にしか思えなかったA面曲「負けないで…片想い」が勿体無いというか…… (^^;

ですから、サイケおやじはB面曲「昼下りの星屑」ばっかり聴いていましたですねぇ~~♪

ちなみに島田奈美については素性もキャリアも特段知りませんが、テレビで接していた記憶では西村知美あたりと同時期に活動していたという状況でも、それほど目立っていた感じは残っていないんですが、可愛さじゃ~、やっぱり女の子アイドルの典型でしょうねぇ~~♪

う~ん、前述した業界関係者諸氏も甘くなっちまうのは無理からん話かと…… (^^;

ということで、本日は昼飯を挟んで、先ほどまで高齢者バンドの練習に参加させてもらった楽しい1日だったんですが、その場にはバンドメンバーの家族や親しい友人等々が見学(?)という、なんとも公開リハみたいな状況で、サイケおやじは大いに緊張させられてしまいました (^^;

尤も現場は何も有料スタジオを借りているわけではありませんから、ゴタゴタ騒がしくても問題はありませんし、それもまた楽しい雰囲気という贅沢でありましょう。

楽しい事を作っていくのが人生だと思っております。

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オーロラ行きアイドル歌謡

2023-12-02 17:52:48 | 歌謡曲

Auroraの少女 / 芳本美代子 (テイチク)

昨夜は北海道でオーロラが観測撮影されたというニュースに接しましたが、それは磁気嵐の作用が大きいとされているみたいで、つまりは異常気象なんでしょうか?

しかし、美しいものに理屈なんかは無用の長物!

素直な気持ちで美しさに圧倒されるのが宜しかろうと思った次の瞬間、急に聴きたくなって取り出した本日掲載のシングル盤A面曲「Auroraの少女」こそは、これが発売された昭和61(1986)年9月当時、所謂バラドルとしてブレイク寸前という上昇期の芳本美代子のヒット曲ですから、作詞:松本隆&作曲:筒美京平、そして編曲:船山基紀という、アイドルヒット請負人トリオが手掛けた極めて産業ロック色も強い音楽世界を臆する事無く、しっかりと歌いきっているのは、彼女の本質的芸能魂かもしれません。

なにしろイントロからプログレ&ハードなスローテンポの「泣きのギター」、そしてインテンポしてからは強いビートの演奏パートをバックに地に足がついていながら、浮遊感も滲ませた節回しを聴かせるあたりは可愛さ余って憎さが百倍 (^^♪

そ~ですよ、やっぱり芳本美代子の親しみ易く、キュートなルックスは、高嶺の花の美形アイドルとは違った愛嬌がイイ感じだったと思いますねぇ~~♪

だからこそ、幾分メルヘンチックな乙女の旅立ちを綴ったであろう歌詞の世界に附されたシンプルなメロディライン、そして打ち込み系リズムセクションにシンセ多用の華やかなアンレンジがあろうとも、曲メロに仕込まれたマイナーコードを活かして節回すあたりの「したたかな」歌唱力がイヤミになっていないんじゃ~ないでしょうか (^^)

このあたりは例によって独断と偏見によるサイケおやじの思い込みかもしれませんし、お叱りも覚悟しておりますが、とにかく今の季節・時期にはジャストミートのヒットシングルと思うばかりでございます。

ということで、北国では完全に雪模様の真冬モード!

暖かいアイドル歌謡でも聴きたくなるはずが、こ~ゆ~掲載盤を出してしまうあたりがサイケおやじの現在の心境……。

そ~ご理解いただければ幸いでございます <(_ _)>

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