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憲法論議はいよいよ本番に。自由な掲示板です。憲法問題以外でも、人間的な話題なら何でも大歓迎。是非ひと言 !!!

政権交代はこれから、とれより司法の劣化が目立った去年  マガジン九条の柴田鉄治の記事より  

2010年01月01日 16時31分50秒 | Weblog
 去年は、あわただしい年の暮れのなかで、各メディアはそれぞれのやり方で「一年の回顧」をおこなっている。
 「今年はどんなニュースがあったのか」を振り返り、同時に、そのニュース価値をあらためて再評価するという形で、「今年の10大ニュース」を選ぶという試みが各メディアでしばしば行われている。
 なかでも長年にわたり、最も力を入れているのは読売新聞だ。読者の投票で選ぶという独特の方式を続けており、今年もその結果を12月19日の紙面で「日本10大ニュース」、20日の紙面で「海外10大ニュース」を発表した。
 それによると、国内ニュースでは①衆院選で民主308議席の圧勝、歴史的政権交代で鳩山内閣発足②日本でも新型インフルエンザ流行③「裁判員制度」スタートが上位3位、海外ニュースでは①新型インフルエンザ大流行、世界で死者相次ぐ②オバマ米大統領が就任③マイケル・ジャクソンさん急死、の順に並んでいる。
 今年は経済状況の悪化が一段と進むなか、全体的には暗い年だったという印象が強いが、その反動として「明るいニュースがほしい」という読者の期待の現れか、国内10大ニュースの中に「WBC連覇」「イチロー選手の9年連続200本安打」「巨人の日本一」とスポーツニュースが3つも入るという、いささか首をかしげるような結果もあった。だが、これも暗い世相を映す一面だといえないこともない。
 このほか、各メディアがさまざまな工夫を凝らして10大ニュースを選んでいるだけでなく、「わが家の10大ニュース」といった形でそれぞれの家庭でも回顧がなされているが、以下、私なりの「今年のニュース回顧」を記してみたい。

 まず、トップは文句なしに「歴史的な政権交代」だろう。例年だと各メディアで選ばれる10大ニュースは、トップからしてバラバラに分かれることも珍しくないが、今年は、トップだけはどこでも「満場一致」だったのではあるまいか。
 極端な言い方をすれば、今年の10大ニュースは「1位だけでいい」といっても過言ではないのかもしれない。読売で2位の新型インフルエンザなどは、騒ぎだけは大きかったかもしれないが、世界中で何百万人もの死者が出た1918年の「スペイン風邪」とは比較するまでもなく、国内についてはそれほどのニュースではなかったといえよう。
 それより、政権交代にかかわりのあるニュース、「八ッ場ダムなどの中止」「郵政民営化の見直し」「予算編成での事業仕分け作業の導入」「普天間基地問題」「子ども手当て」「暫定税率」などと数え上げていけば、それらのほうが大きいニュースだったかもしれない。「1位の政権交代だけでいい」という冗談も、まんざら誇張とも言えないわけである。
 総選挙で民主党が圧勝し、衆院での議席数が大逆転した今回の政権交代は、それほどの大ニュースだったのだ。なにしろ戦後60余年間、ほとんど自民党の「一党独裁」が続いてきたといってもいい状況だったのだから、文字通り「歴史的な大転換」だった。
 このニュースは、自民党・公明党支持者たちからみれば、暗いニュースの一つだったのかも知れぬが、日本の民主主義にとっては間違いなく「明るいニュース」だといえよう。日本も「政権交代のできる国」であることを世界に示したからだ。
 その意味では間違いなく「明るいニュース」である政権交代も、それによって、日本が本当によくなるかどうかは、また、別の問題である。
 鳩山政権の発足から約100日がたったが、最初の滑り出しの好調さから比べると、やや陰りがみえてきた。12月21日付で報じられた朝日新聞の世論調査によると、鳩山内閣の支持率は49%、前回の11月調査の62%から急落した。不支持率も34%(前回は21%)になった。
 その理由として、鳩山首相がリーダーシップを発揮しているとは「思わない」人が74%に達し、内閣不支持の人の半数が理由として「実行力の面」を挙げたという。
 どんな内閣でも発足から100日もたつと支持率が落ちてくることは通常のことであり、49%の支持率は、近年の自民党内閣に比べれば、低いとはいえない。発足直後の華々しい滑り出しと新鮮な印象から、異常なほどの高い支持率があったということなのだろう。
 もっとも、鳩山首相のリーダーシップの不足については、そう思われても仕方のない部分がいくつかあった。たとえば、高級官僚の天下りは認めないといっていた矢先に、日本郵政会社の社長に元大蔵次官を据えたり、透明性を高めるといっていた官房機密費は改めなかったり、といろいろある。
 しかし、日本のメディアが筆をそろえて「鳩山首相は決断力がない」と批判した普天間基地問題については、日本のメディアのほうが間違っていると私は思う。なにしろ、自民党政権でさえ普天間基地の移転が決まってから13年間も動かなかったテーマである。それが、発足からわずか3ヶ月の鳩山政権に「年内に決断すべきだ」「決めないのはリーダーシップがないからだ」とメディアが大合唱しているのはどうしたことか。
 しかも、その大合唱の理由が「米国政府が早く決めてくれと言っているから」というのだから驚く。いったい、どこの国のメディアなのか。メディアが「愛国的になりすぎる」のは困ったことで、この問題では愛国的でないところは結構なことなのだが、それにしても日本のメディアはいつからこんなにも米国政府に忠誠心を抱くようになったのか。

 沖縄の米軍基地の状況は、占領時代の延長そのままである。沖縄返還から40年近くたつというのに、わずかな縮小もできないとはどういうことか。もともと外国の軍隊にこれほど広大な基地を提供している独立国は、世界にもそうはないのである。政権交代を機に、その原点に立ってもう一度、一から交渉しようという時間を与えようとさえしないメディアの「せっかちさ」とはなんなのだろう。
 それも、普段から親米的な産経新聞や読売新聞の論調だというのなら分かるが、朝日新聞や毎日新聞の論調までそうなのだから、ただただ驚くばかりである。

 ところで、話は変わるが、読売新聞の国内ニュースの第3位は、「裁判員制度のスタート」だった。これが、日本の司法の改革に役立つのなら、いくら評価しても異論はないが、その点はまだなんともいえない。
 それより、司法関連のニュースとしては、第10位の「『足利事件』の菅家さん釈放、DNA鑑定に誤り」のほうを私は重視したい。無実の人を死刑や無期懲役にする「冤罪事件」ほどひどい人権侵害はない。今年はまた、足利事件に続いて1967年の「布川事件」の桜井さんと杉山さんにも最高裁が「再審の開始」を決定した。
 布川事件のほうはまだ無罪判決が出たわけではないが、まず間違いなく出るだろう。菅家さんは17年間、桜井さんと杉山さんは29年間、それぞれ刑務所に入れられていたのである。
 足利事件では、警察と検察は、菅家さんに謝ったが、裁判所は一切、謝っていない。裁判官は無実の人に有罪判決を下したことに、良心の痛みは感じないのだろうか。
 日本の刑事裁判は、起訴された事件の99.9%が有罪判決を受けるといわれる。99.9%という数字は、かつては日本の警察・検察の優秀さを表すものだといわれたが、いまでは、日本の裁判所の判断力になさ、「警察・検察の言いなり」度を示す指標だとさえ言われている。
 いずれにせよ、相次ぐ冤罪事件は、日本の司法の劣化を象徴するものであり、今年はそれが目立った年だったといえよう。
 司法の劣化といえば、もう一つ、まったく異質の事件だが、集合住宅の郵便受けに共産党のビラを配布した僧侶に「住民の平穏な生活を乱した」として最高裁が住居侵入罪で有罪判決を出したのも、今年のニュースであり、司法の劣化を示すものだ。
 以前、自衛隊の官舎に「自衛隊のイラク派遣反対」のビラを入れた市民が逮捕され、やはり有罪判決を受けたのと同じケースである。
 これが、なぜ問題かといえば、蕎麦屋や寿司屋のビラなら逮捕されないのに、政党のビラやイラク派遣反対のビラなら逮捕されるということは、いわば「思想犯の取締り」であり、戦前の社会に逆戻りしたことになるからである。
 僧侶の罪は「罰金5万円」で、「部外者立ち入り禁止」の立て札もあったそうだから、そのくらいならやむを得まいという人がいるかもしれないが、僧侶は警察署に23日間、イラク派遣反対の市民は57日間も留置されたのである。この警察の暴走をチェックしない裁判所も裁判所なら、メディアもメディアである。こんなときこそ、大合唱をしてほしいものである。

                           (他人の褌)
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寅を助けて WWFの活動2010年 新年のごあいさつ       WWFジャパン事務局

2010年01月01日 16時08分41秒 | Weblog
あけましておめでとうございます
WWFジャパン事務局より、新年のご挨拶を申し上げます。
http://www.wwf.or.jp/
昨年一年間、WWFは多くの方に支えられ、環境の保全に向けた、さまざまな活動に取り組むことができました。
ご支援をいただいた皆さま、本当にありがとうございました。

今年は「生物多様性年」!
本年は、国連が「生物多様性年」と定めた年。
日本では初めての開催となる「生物多様性条約会議(COP10)」がいよいよ名古屋で開かれます。

近年は、世界中で自然環境の保全を訴える声が強く叫ばれるようになっていますが。それでも実際の現場に目を向けてみれば、残念ながらその危機は依然解消されていないことがわかります。
熱帯の森やサンゴ礁といった生命の豊かな自然は、今も失われ続けており、海や森に産する資源の乱獲にも歯止めがかかっておりません。絶滅の危機にさらされている野生生物は、今や1万7,000種以上。今年の干支であるトラも、野生では世界に4,000頭が生き残るのみとされています。

また、温暖化によると考えられる、大規模な気候の変化にさらされ、干ばつや水害などの被害に遭っている地域も、少なくありません。これらの被害は今後、さらに拡大してゆくものと懸念されています。

未来を選択する1年に!
このような世界的な問題を解決してゆくための、一つの大切な場として、日本での生物多様性条約会議(COP10)に、大きな期待がかけられています。
また今年は、温暖化防止に向けた、京都議定書後の新たな「約束」を交わすため、コペンハーゲン会議の後を受けた国際会議がメキシコで行なわれることになっています。

世界が未来のために、どのような道を選ぶのか。そして、どのように力を合わせてゆくのか。それがさまざまな場で問われるこの一年。
WWFも各地の現場、フィールドや会議場に足を運びながら、人が野生動物や自然環境と調和した生き方をめざす活動を推し進めてゆきます。

スタッフ一同、力いっぱい取り組んでゆきますので、皆さまには、本年も変わらぬご理解とご支援を、どうぞよろしくお願い申し上げます。

WWFジャパン 事務局長
樋口隆昌

トラ保護キャンペーン実施中!
寅年の今年、WWFでは干支の動物にあたるトラの保護を訴え、特別寄付キャンペーンを実施しております。ぜひご協力をお願いいたします!

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名古屋越冬闘争4日目 無料散髪と衣類配布 JANJANの記事から

2010年01月01日 14時20分59秒 | Weblog
★JANJANに名駅の西柳公園内での 名古屋越冬実行委員会の活動の様子が載っていました。寒波が襲い雪の降る名古屋での救援活動のルポです。是非この活動に支援をお願いします。(越冬を支援する会会員)

{越冬闘争の4日目(12月31日)の報告をします。}

 大晦日にあたるこの日は、いろいろな催し物あり、途中から積雪有りで、なかなか大変な一日となりました。
 この日の午前中は「無料散髪」の行われる日だったので、筆者も参加しました。
 無料散髪は、毎週ゲートボール場で行われている炊きだしの木曜日のほうや、夏祭りなどでも実施されているそうです。
 越冬での無料散髪は、本部(?)脇の小さなテントで行われています。
 テント前で配られている整理券を受け取って順番を待ちます。
 整理券には赤と黒とが有り、それぞれに数字がついています。
 赤はカット、黒は丸坊主です。
 筆者のカードは「黒10」でした。

 順番を待っている間に「衣類配布」も行われました。

 越冬の現場である西柳公園(オケラ公園)には、テントが組み立てられているだけでなく、本部には、越冬期間だけ通じる電話がひかれています。
 また、越冬期間だけ、この公園宛に荷物を郵送することも可能となっています(実際の住所は、記事の後半にあります)。

 35年という長年の活動によって、公園には、お米や野菜などの食料品だけでなく、毛布や衣類など多数集まってきます。
 郵送で送られてくるもの、車やトラックで運び込まれるもの、手に持って届けてくれるものなど、方法はいろいろですが、本当にさまざまな物資が集結しています。

 その物資の中で、大きな面積を占めているのが衣類です。
 次々と送られてくる衣類は、順次配布しておかないと、あふれてしまうので、越冬現場では定期的に衣類配布を行います。
仲間のみんなが、支援物資として寄せられた衣類の中から、思い思いの服を選んでいる。これを楽しみに参加している仲間も多い。

 地面にブルーシートを広げて、衣類を山積みにして、列を作って並んでいる希望者を数人ずつ入れて自由に選んでもらいます。
 皆の持ち物状態や、衣類の質にあわせて、一人1~3点ずつ持って行ってもらいます。
 もっとほしい方は列の最後尾に並んで、次の番を待ちます。
 筆者もいくつか衣類をいただいて、着替えて「越冬スタイル」に変身。
 次には散髪をしてもらいました。

 無料散髪をしてくれる人は、時々プロの方もいるのですが、基本は支援ボランティアをしている素人の方です。
 どのようなところで経験を積んだのですか、と聞いたところ、無料散髪でしたのが初めてとのこと。
 支援活動に携わっていると、人の頭を刈ってほしい、ということを言われることもあって、それで経験して上手になる、とのことでした。
 丸坊主とはいえ、確かに上手でした。
 利用者は、やはり夏のほうが多いそうです。
 また、炊き出しや夏祭りで無料散髪をしていると、ホームレスではない通りがかりの人も利用することがあるそうです。

 野宿を長くしている人などは、やはり栄養状態が悪く、髪が少なくなったり、薄くなったり、細くなったりしている人が多いそうです。
 自分は髪も多いので、ハゲそうにないですね、と言われました。
 普通の散髪屋では言われないセリフのような気がするので、よい経験でした。

 この日の無料散髪は、プロの方も参加していいました。
 普段から、丸坊主のほかにもカットにも対応していましたが、この日はモヒカンにするサービスもしていました。

 散髪の後は、昼食の配食です。
 夜は炊き出しグループの方が、別のところで作ってもってきてくれますが、昼に配食されるものは「共同炊事」といって、越冬現場で皆で作ったものを食べます。

 越冬現場の本部テントの前には、単管で組み立てられた小さなテントがあり、そこが共同炊事の作業スペースとなっています。
 作業スペースといっても、屋根と机があるだけのものです。
 この作業スペースでは、材料を切るだけで、調理はコンクリートブロックで作られたカマドの火で行います。
 この日の共同炊事の配食は、けんちん汁で147食分でした。

 筆者はこの日、作業スペースで行われたキウイの皮むき作業などにも参加しました。
 名古屋の越冬では、協力農家の支援によって、毎年大量のキウイが手に入ります。
 大量にある、やや固めのキウイを、サトイモのように剥いて焚き火を囲んでいる仲間に配ります。

 筆者も調子に乗って、たくさんのキウイを食べたのですが、キウイは食べ過ぎると、舌がヒリヒリすることを発見しました。
 実は、北海道には「サルナシ(アイヌ語:クッチ)」という、食べ過ぎると舌の割れる(痛い)、毛の生えたキウイの小さいようなものがあるのですが、それとキウイは親戚である、ということが被害によって確認された次第です。
 午後には、越冬に毎日通ってきてくれている「えぐれささしま」さんが会場にやってきて、会場でキウイを剥いていたボリさん(ボリビア日系移民2世)と踊りだして、皆を楽しませてくれました。

午後に応援に駆けつけた「えぐれささしま」さんと、無料散髪でモヒカンになったボリさん。ボリさん(野里さん)は沖縄ボリビア移民2世でボリビア出身。ノリが良くて人気者だ。

 後半の記事に続きます。


●第35回・名古屋拠点越冬闘争

 会場となっている西柳公園はとても狭い公園で、周囲は一方通行が多いので、ご注意ください。

・スケジュール
12月28日(月) 西柳公園拠点設営。越冬突入集会(17:30-)
12月29日(火) 散髪(10:30-)、法律家による法律相談(10:00-13)、夜回り(21:00-)
12月30日(水) 法律家による法律相談10:00-13)、街頭情宣(12:30-)
12月31日(木) 散髪(10:30-)、夜回り(21:00-)、年越しイベント
 1月 1日(金) もちつき大会・カラオケ大会、ノリパン演舞、夜回り(21:00-)
 1月 2日(土) 船見寮交流会(13:00-)
 1月 3日(日) 散髪(10:30-)、街頭情宣(12:30-)、夜回り(21:00-)
 1月 4日(月) 西柳公園拠点撤収作業
 1月 5日(火) 中村福祉にて生活保護申請(8:45-)

・物資と活動資金カンパをしてください!
注:越冬会場の西柳公園は三方が駐輪場となり、大変狭くなりました。そのため、布団と残材は受け付けていません。
★毛 布(不足しています!!)
★男性用冬物衣類(ジャンパー、セーター、ズボン、靴下、マフラー、手袋、毛糸の帽子等)
★使い捨てカイロ
★食料品(お米・お米券・みそ・醤油・砂糖・野菜・乾麺等)
【期間・届け先】
12月28日(月)~2010年1月3日(日)まで、現地の西柳公園(オケラ公園)で受け付けます。
※郵送・宅配も期間内到着なら可能です。
住所:名古屋市中村区名駅4ー12西柳公園内 名古屋越冬実行委員会
仮設電話:052-571-1108(12/28~1/3)
★現 金
【送金先】郵便振替口座00840-9-11541 名古屋越冬実行委員会

・第35回名古屋越冬実行委員会
住所:名古屋市中村区則武2の8の13笹島労働者会館2階
問い合わせ先:笹島日雇労働組合052-451-4176 笹島診療所(火・金9時半~12時半)052-451-4585


関連記事・名古屋35回越冬(2009-2010)
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サッカー・ジャパンによせて  文科系

2010年01月01日 11時01分42秒 | スポーツ
 あけましておめでとうございます。本年もよろしくおつきあい下さい。

 さて、僕らしく元旦からサッカーのことを書きます。こういうサイトに、こういう記事。こういう僕のやり方の理念は、ずっと言い続けてきたように、こういうこと。
 戦後60年、政治は右も左も「困難からの脱却」の視点しかなかったと思う。が、たった一度の人生、これだけでは政治の理解が歪んでくると考える。人間には芸術もあるのだし、文化もあるわけであって、こういったいわばポジティブな生活面でもポジティブに生きている人間が政治も語るというのでないならば、どうしても歪んだ政治理論にしかならないだろうと。現にそう生きているという実践は大事なのだけれど、そういう実践が政治的実践に偏りがちな場合、その政治理論も誤ってくるはずだと、今はそう考えているということだ。例えば、そういう理論は「生活困難、必要」以外の人間活動の諸側面が政治論の手段になるというようなものであって、多感な、まともな若い人々や女性たちのかなりの部分には、魅力がないものにしかならないのではないかと考えている。
 
さて、30日の当ブログに「サッカー日本代表考」で僕はこう書いた。
【 こうしたことから岡田監督も、選手選考基準を当然、修正していくのではないか。「組織的アジリティーを中心としつつも、本番ではやはり闘えないといけない」ということがクローズアップされてくると思う。
 特にディフェンスについて、いつも相手の1m前で止まって様子を見るだけではいけないはずだ。「攻撃を遅らせる守備」だけでは例えば、相手に簡単に反転されてしまうし、容易に好パスも出されよう。必要な時にはタックルなど、大男相手にもボディコンタクトを躊躇しない、そういう敢闘力も本番では大いに必要だろう。そうでなければ、やはりいかにも心許ない気がするのである。以下、先発メンバーということで考えてみた 】
この観測は正しかったなと、本日の毎日新聞を見て分かり、一人悦に入っている。23面に岡田監督のインタビューが載っていて、その内容と一致するのである。
 こんな紹介も兼ねて、このインタビューを抜粋、報告してみたい。

 【 質問「目標のベスト4まで、今のチーム力はどの段階にあるか」
回答「昨年9月にオランダ、ガーナと対戦し、『本当に勝ちきるためにはこういうことをやっていかなくてはならない』という、はっきりとした道筋が見えた。恐らくW杯までの中で大きなターニングポイントだった。今、かなりいい線に来ているのは確かだが、まだ一線は越えていない(中略)」
質「一線を越えるには何が必要か」
答「『走り勝つ』『ボール際で競り勝つ』『キックの精度』。この三つを今より上げていくこと。ベスト4に入るために、やるべきことは分かっている(中略)」
質「新しい選手が入る可能性はあるか?」
答「今のメンバーは、かなり高い意識を持っている。『W杯に行ってみたいなあ』くらいの気持ちでは練習にもついて来られない。新陳代謝は必ずあると思うが、かなり強い気持と何か特徴を持っていないと割り込んでくるのは大変なことだと思う。(中略)
 ベスト4を本気で目指している選手。世界に対し、『ちょっと一発やってやろうぜ』って気概を持っている選手。そういう選手が自然と集まると思う」 】

 見られるとおり、岡田監督は本気だ。『走り勝つ』『ボール際で競り勝つ』『キックの精度』、オランダ戦、ガーナ戦で足らなかったのは、まさしくこれらだろう。特に、敵味方のゴール前というギリギリの時空で、これらがタメされる。オランダは「ギリギリ時空でのシュートの精度」が圧倒的だったのだし、ガーナには「競り勝つ瞬発力」が際だっていた。さて日本は? 総合力と言うしかないだろうが、本番までに出てくるのは「瞬間スピードもある闘える選手」であることは間違いない。長友、長谷部、岡崎は正にそういう選手だと思う。みんなが長友のように闘志を前面に出してほしーなー。小さくても相手をびびらせる、そんな闘志を。いや小さいほどそうでなければならないのではないか。

 NHKがサッカーを本気で扱っていく体制を構築したようだし。今年はとても楽しい年になりそうだ。
 今年もサッカー記事、文化記事、どんどん書くぞー!
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お正月      らくせき

2010年01月01日 09時39分10秒 | Weblog
お正月は、もともとは年神さまをお迎えする行事だったそうです。。
年神さまとは、ご先祖さまのこと。
年神を迎えるために自宅は祭場になります。
暮の13日から、その準備が始まります。まず、煤払い。
祭場をつくるための準備です。

年神さまがやってくるのは31日の夜。
一日の始まりは、現代では、午前零時。
昔の人は日没から一日が始まると考えていました。
だから31日の日没から正月はスタートしていました。
年越し蕎麦を食べるのは、もう正月の行事となります。
昔は、31日の夜に神様をむかえし、お食事を差し上げます。
神饌です。
雑煮は、この神饌をおろして、ごった煮にしてもの。
正月の箸は、両端が細くなっていますが、これは
一方を神様が使われるためだそうです。

正月は盆と並んで、日本人にとって最も大切な行事だったそうです。
いまは、随分、正月の意味が希薄になっていますが、
まだ一年の区切りとしての役割を果たしていることは間違いないですね。

   のお正月。

良い年でありますように・・・



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