眠り薬代わりにサッカー雑誌、スポーツ雑誌をめくっていると、時々とても興味深い話、良い話に出会う。そんなことをこれからちょこちょこっとご紹介していきたい。今日は、「FCバルセロナとユニセフのこと」。
年末の世界クラブチャンピオン大会で予定通り順調に優勝を飾ったのは、スペインのFCバルセロナ。去年はスペイン(国内)・ヨーロッパ(地域)・世界と合計6つ、関与できる全ての大会で6冠を獲得した世界最旬のクラブである。
同じスペインのいわば「読売巨人軍」が、首都にあるレアル・マドリッド。そこが、300億円をはるかに超える特別強化を敢行したのも、バルセロナのこの隆盛が悔しくて悔しくて、傍観できなかったからだろう。07年、08年度の世界最優秀選手2人などを各々イタリア、イングランドのトップチームなどから、かっさらってきてしまった。それでも、レギュラークラス8人ほどを子飼いの選手で占めるバルセロナには勝てないだろうなとは、世界もっぱらの噂なのである。そんなことも、既にここにも書いてきたところだ。
さて、そのバルセロナのユニホーム、胸についているのはユニセフのマークである。これもサッカーファンなら知る人ぞ知るところ。ところでこのマークの値段はいくらだろう? ユニセフはいくら払っているのか。日本のマスコミは案外、このことを知らせてくれなかった。僕も全く知らなくって、フランス人スポーツ記者の文章によって最近知ったばかりなのだが、実にこれが毎年マイナス20億円なのである。つまり、ユニセフのマークを付けてあげて、さらにクラブが毎年20億円ずつユニセフに寄付していると。こういう契約が確か今、06年から5年間、進行中だとか。
国連児童基金にこんな多額の定例的寄付って、みなさん、ちょっと特異なことと思われませんか? そこでこんなことまでを連想してしまったのだけれど、これってお門違い、的はずれかなー? そう思いつつも夢想してみます。
バルセロナと言えば、かろうじて戦前を知る我々には「スペイン内乱における共和派最後の根拠地」。ヘミングウェイを初め世界のリベラルな人士が志願集結して銃を取り、フランコ、ヒットラー、ムッソリーニと闘い抜いた歴史的伝統の街。「その国際連帯の伝統、感謝が今こんなかたちで残っているのかなー」と、こんな夢想は事実か否か。誰か教えて。ちなみにこのFCバルセロナの財政は、市民の株式によるところがほとんどであり、つまり協同組合方式でこういう財政を誇っているのである。いわゆるスポンサーは「市民以外にないという民主主義」なのだそうだ。
さて、この夢想が事実であれば、このチームをもっともっと好きになるのになー。
年末の世界クラブチャンピオン大会で予定通り順調に優勝を飾ったのは、スペインのFCバルセロナ。去年はスペイン(国内)・ヨーロッパ(地域)・世界と合計6つ、関与できる全ての大会で6冠を獲得した世界最旬のクラブである。
同じスペインのいわば「読売巨人軍」が、首都にあるレアル・マドリッド。そこが、300億円をはるかに超える特別強化を敢行したのも、バルセロナのこの隆盛が悔しくて悔しくて、傍観できなかったからだろう。07年、08年度の世界最優秀選手2人などを各々イタリア、イングランドのトップチームなどから、かっさらってきてしまった。それでも、レギュラークラス8人ほどを子飼いの選手で占めるバルセロナには勝てないだろうなとは、世界もっぱらの噂なのである。そんなことも、既にここにも書いてきたところだ。
さて、そのバルセロナのユニホーム、胸についているのはユニセフのマークである。これもサッカーファンなら知る人ぞ知るところ。ところでこのマークの値段はいくらだろう? ユニセフはいくら払っているのか。日本のマスコミは案外、このことを知らせてくれなかった。僕も全く知らなくって、フランス人スポーツ記者の文章によって最近知ったばかりなのだが、実にこれが毎年マイナス20億円なのである。つまり、ユニセフのマークを付けてあげて、さらにクラブが毎年20億円ずつユニセフに寄付していると。こういう契約が確か今、06年から5年間、進行中だとか。
国連児童基金にこんな多額の定例的寄付って、みなさん、ちょっと特異なことと思われませんか? そこでこんなことまでを連想してしまったのだけれど、これってお門違い、的はずれかなー? そう思いつつも夢想してみます。
バルセロナと言えば、かろうじて戦前を知る我々には「スペイン内乱における共和派最後の根拠地」。ヘミングウェイを初め世界のリベラルな人士が志願集結して銃を取り、フランコ、ヒットラー、ムッソリーニと闘い抜いた歴史的伝統の街。「その国際連帯の伝統、感謝が今こんなかたちで残っているのかなー」と、こんな夢想は事実か否か。誰か教えて。ちなみにこのFCバルセロナの財政は、市民の株式によるところがほとんどであり、つまり協同組合方式でこういう財政を誇っているのである。いわゆるスポンサーは「市民以外にないという民主主義」なのだそうだ。
さて、この夢想が事実であれば、このチームをもっともっと好きになるのになー。