中日新聞によれば原因は、放漫経営。
全日空にくらべて賃金が高いことなどと。
企業年金も槍玉に。
親方日の丸体質が根本原因とも。
たしかに経済情勢の変化についていけなかった。
それが破綻の原因でしょうか。
一方、赤旗によれば、
国の航空政策によって採算のとれない
地方空港への就航などが赤字の原因のひとつに。
また、アメリカからの圧力で大型ジャンボ機を購入。
これには政府からの要請もあったと。
赤旗の記事によれば、日航の破綻の原因のかなりの
責任は政府にもあることになります。
親方日の丸体質ということは、
こういう背景があっての事だったんですね。
しかし中日を読んでいただけでは、
こうした政府に不利になる情報は、あまり入手できません。
取材先が国、日航の経営陣に偏っているためでしょうか?
国交省などの取材では、国に不利な情報が出てくる
可能性は少ないでしょうから。
こうした偏りを正すのがデスクの仕事。
出来事を歴史的にも眺める力が必要で、
遊軍に幅広い取材を指示するのが仕事でしょう。
しかし、今日の紙面では、国民が判断を下すさいの
正しい情報が充分に提供されているとは言えないでしょう。
よく言われることですが、情報源は複数に。
反対派の意見にも耳を傾けること。
(北朝鮮とパイプを一本も持っていない政府なんて
信頼できませんよ。)
このブログは、いろいろな情報を載せ、判断の材料を
広く提供することも大切でしょう。