九条バトル !! (憲法問題のみならず、人間的なテーマならなんでも大歓迎!!)

憲法論議はいよいよ本番に。自由な掲示板です。憲法問題以外でも、人間的な話題なら何でも大歓迎。是非ひと言 !!!

なぜ日航は破綻した?    らくせき

2010年01月20日 14時48分46秒 | Weblog

中日新聞によれば原因は、放漫経営。
全日空にくらべて賃金が高いことなどと。
企業年金も槍玉に。
親方日の丸体質が根本原因とも。
たしかに経済情勢の変化についていけなかった。
それが破綻の原因でしょうか。

一方、赤旗によれば、
国の航空政策によって採算のとれない
地方空港への就航などが赤字の原因のひとつに。
また、アメリカからの圧力で大型ジャンボ機を購入。
これには政府からの要請もあったと。

赤旗の記事によれば、日航の破綻の原因のかなりの
責任は政府にもあることになります。
親方日の丸体質ということは、
こういう背景があっての事だったんですね。

しかし中日を読んでいただけでは、
こうした政府に不利になる情報は、あまり入手できません。

取材先が国、日航の経営陣に偏っているためでしょうか?
国交省などの取材では、国に不利な情報が出てくる
可能性は少ないでしょうから。
こうした偏りを正すのがデスクの仕事。
出来事を歴史的にも眺める力が必要で、
遊軍に幅広い取材を指示するのが仕事でしょう。

しかし、今日の紙面では、国民が判断を下すさいの
正しい情報が充分に提供されているとは言えないでしょう。

   

よく言われることですが、情報源は複数に。
反対派の意見にも耳を傾けること。
(北朝鮮とパイプを一本も持っていない政府なんて
信頼できませんよ。)

このブログは、いろいろな情報を載せ、判断の材料を
広く提供することも大切でしょう。




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大本営発表     只今

2010年01月20日 09時04分33秒 | Weblog
 【メディアが権力の暴走を止めようとしなくなったらどうなるか。
  再び「いつか来た道」をたどることになるのは明らかです。軍官僚が政党を押しつぶし、戦争への緒を開いたことを私たちはけっして忘れてはいけません。あのとき掲げられていたのもまさに《正義》の御旗でした。
 時代は変り、いまの検察官僚は当時の軍官僚と重なります。世の中を圧倒的な大本営発表が席巻するなか、甚だ微力ですが、せめて弊誌だけでも検察に迎合することのない国民目線の報道に徹したいと思います】
 

 以上は、『週刊朝日』の「編集後記」山口一臣氏の一文です。
 筑紫哲也健在なりせば、彼は今日の事態をなんと言っただろうか、と囁き交わしていたのですが、彼がにっこり頷くような上記のコメントに出会い、紹介させていただきます。
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憲法9条の事実上の改憲につながる「国会法」等の改悪に反対します

2010年01月20日 08時11分45秒 | Weblog
★憲法改悪共同センターから「国会法改正反対の要請とFAX]をもらいました。
「国会法」改正案の焦点は、政府の憲法解釈を担ってきた内閣制局長官の答弁を禁じ、「政府による憲法解釈は内閣が責任を持って行う」(鳩山首相11.2衆議院予算委員会)ことにあります。しかも、与党が議会制度協議会で一致しない場合は、多数決で通すと言っていることも問題です。

みなさん 与党が今国会で国会法改悪法案を通す構えです。
「国会法改悪反対の要請書」とFAX先を活用して、要請行動を強めてください。                                 (昭和区九条の会会員)
====================================================================
「憲法9条の事実上の改憲につながる「国会法」等の改悪に反対します」
                      
【要請趣旨】
民主・社民・国民新党の与党3党は、1月18日開会の通常国会で、①政府参考人制度の廃止、②内閣法制局長官を政府特別補佐人から外し官僚答弁を禁止するなどを内容とする、「国会審議の活性化のための国会法等の一部改正法案」を提出しようとしています。
「国会法」改悪の焦点は、政府の憲法解釈を担ってきた内閣制局長官の答弁を禁じ、「政府による憲法解釈は内閣が責任を持って行う」(鳩山首相11.2衆議院予算委員会)ことにあります。しかも、与党が議会制度協議会で一致しない場合は、多数決で通すと言っていることも問題です。
これまでの内閣法制局の憲法解釈は、自民党政権の意向に即して自衛隊を「合憲」とし、自衛隊の海外派兵を容認するなど、解釈改憲を極限まで進めるものでした。しかし一方で、憲法改悪反対の世論と運動の前に、憲法9条のもとでは、①海外での武力行使、②他国との武力行使の一体化は許されないとの見解を堅持する側面も持っています。
今回の「国会法」改悪法案は、内閣法制局長官の排除により、この2つの制約を取り払う狙いがあり問題です。憲法による権力制限という立憲主義の根本を踏みにじり、憲法99条の内閣の憲法尊重擁護義務を空洞化する事実上の改憲であり、絶対に許せません。
「国会法」等改悪の下敷きとなっている経済同友会提言(2002年10月)は、そのねらいを「首相がリーダーシップを発揮できるよう政権基盤を強固なものとし、永続的な改革を実現する政治の仕組みを構築」するとしています。そして、①内閣と与党の一元化推進による首相のリーダーシップの確立、②マニフェエスト選挙の実現と単純小選挙区制の導入、などを提唱しています。
民主党マニフェストの衆議院比例定数80削減や鳩山内閣の基本方針等もまた、首相権限を強化し、国会の最高機関性を否定し、国民を代表する機能、国会の審議機能や行政府監督の機能を形骸化しようとするもので、「提言」を具体化したものに他なりません。
私たちは、憲法9条の事実上の改憲につながる「国会法」等の改悪、首相権限を強化し、国権の最高機関としての国会の権能を踏みにじる、「国会改革」に反対し、以下のことを要請します。

【要請項目】
1.憲法を時の内閣が都合よく解釈することに道を開く「国会法」等の改悪をしないこと。
2.衆議院比例定数の80削減をしないこと。
3.「国会改革」を口実とした首相権限強化、国会権限の形骸化をおこなわないこと。

政党への要請ファックス送付先

 首相官邸   鳩山由紀夫首相  03-3581-3883
民主党     鳩山由紀夫代表  03-3595-9961
社会民主党  福島瑞穂党首    03-3506-9080
 国民新党   亀井静香代表    03-5275-2675

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南ア大会ベスト4へ、サッカー代表は本気  文科系

2010年01月20日 07時07分12秒 | スポーツ
 元旦の毎日新聞23面に岡田監督のインタビューが載っていて、その抜粋報告を元旦の当ブログにご紹介した。こういうものだ。

 【 質問「目標のベスト4まで、今のチーム力はどの段階にあるか」
回答「昨年9月にオランダ、ガーナと対戦し、『本当に勝ちきるためにはこういうことをやっていかなくてはならない』という、はっきりとした道筋が見えた。恐らくW杯までの中で大きなターニングポイントだった。今、かなりいい線に来ているのは確かだが、まだ一線は越えていない(中略)」
質「一線を越えるには何が必要か」
答「『走り勝つ』『ボール際で競り勝つ』『キックの精度』。この三つを今より上げていくこと。ベスト4に入るために、やるべきことは分かっている(中略)」
質「新しい選手が入る可能性はあるか?」
答「今のメンバーは、かなり高い意識を持っている。『W杯に行ってみたいなあ』くらいの気持ちでは練習にもついて来られない。新陳代謝は必ずあると思うが、かなり強い気持と何か特徴を持っていないと割り込んでくるのは大変なことだと思う。(中略)
 ベスト4を本気で目指している選手。世界に対し、『ちょっと一発やってやろうぜ』って気概を持っている選手。そういう選手が自然と集まると思う」 】

 見られるとおり、監督は本気でベスト4を目指し、既に選手たち何人かをそういう「本気モード」へと洗脳し終えている。選手1人1人に「改善すべき点のレポート」を出しては次回に確認するというようにやっているのだから、レギュラークラスはおおむね洗脳し終わっているはずだ。いやむしろ、そういう「本気モード」に突入した選手がレギュラーを確保したというべきか。岡崎、中村俊輔、遠藤、長谷部、長友、中澤、トゥーリオらが、そうなのではないか。

 さて、こんな事を考えていたら、過去に最も深刻な総括が必要な本番ゲームを、僕は思い起こした。言わずと知れたドイツ大会、それも初戦のオーストラリア戦である。その時の相手監督は、奇しくも南ア大会1次リーグ最難敵オランダの歴史を刻みつつある名将・フィディングだった。日本の最大弱点を見抜き、正すためには、この闘いをこそ振り返る必要があると思う。
 以下は僭越ながら、06年6月28日、当ブログの拙稿からの抜粋である。

【 オーストラリア戦は完全な負け試合だった。最後9分間の3点を差し引いても、全ての数値がそれを示している。ボール保持率、シュート数(6対20)、枠内シュート数(2対11)、パス総数(269対360)、ペナルティーエリア進入数(10対29)などなど。これらは全て毎日新聞掲載の数字である。ただ、運良く取れた点を守って勝つという道はあったのかも知れない。それにしても、最後15分間に日本があのように攻めに出るなら、前と後が意思一致して一緒に攻めねばならなかった。あのように前線と後陣が間延びして攻めては、ボールを奪われて逆襲にあいやすく、危ないこと甚だしい。
 クロアチア戦は先に見たような数字の上では勝ち試合だったが、枠内シュートが五対六と互角なのだから、勝ちきれなかったというところだろう。オーストラリア戦とは全く違って、攻守両方を繋ぐ役割を担う中田が前線に行けて、彼がマン・オブ・ザ・マッチになったのが勝勢の証拠だ。中田が、予選リーグ敗退の16チームから大会役員選出ベストイレブンに日本人ではただ1人選ばれたのは、このマン・オブ・ザ・マッチが大きかったと、僕は思っている。その中田も「勝ちきれなかったゲームだった」と語った。(中略)
 さて、このチームはゲームの好不調にムラがあり過ぎるとは、前からテストマッチで示されていたことだった。攻めるときに後陣が引き気味になると、日本の「走る長所」が「無駄走り」にされるということについて前後陣間で論争があって、最後まで意見が一致しなかった。不一致なままで下がり気味という事実は残されてしまった。これがムラの正体だ。引いていてロングボールで攻めるというチームにはこの欠点を突かれるのである。それについてジーコは最後まで、選手の自主的論争を微笑みつつ見守っていた。第1戦ではそれが裏目に出てしまい、第2戦でジーコが初めて監督強権を発動した。4バックにしてDFラインを上げさせたのである。それによって、中田の守備が第1戦より劇的に減って、ムラのある日本の「勝ちパターン」となったのだった。
 さて、強権発動を第1戦にやったら確かにこういう結果にはならなかったと思う。が、その方が良かったかというと僕はそうは思わない。監督抜きの選手間の自主的論争というのが、日本スポーツ界の歴史に最も欠けていたものだったのだから。選手23人が本戦の1つまで犠牲にしてその事を学んだのだ。結果的にはジーコがそうさせたということになる。日本人監督だったら論争を黙って見ているなんてことは絶対にないし、とっくに強権発動もしていたはずだ。しかし強権で隠した弱点はゲーム中のちょっとした要素からずるずると露出させられる時が必ず来る。結局、ジーコがその日本全体の弱点を骨身にしみるように教えてくれたということになる。
 日本が目指すべきは「なるべく接触を避けるパスサッカー。そのための組織と、死ぬ気の走力」、「組織も死ぬ気の走力も選手の自主的判断からしか育たない」、こういうことなのだと思う。これらは中田が、日本サッカーの長所として言い続けてきたことである。
 それにしても、あの第1戦、ムラがある日本チームにしても最悪のゲームぶり!あれは、一体どういうことなのか。ジーコにも全く意外だったようだ。「終盤の、あんなに疲れ切った選手たちを見たのは初めてだ」と語っていたのだから。このジーコの表現にこそ、あのゲームの「敗因」が潜んでいると思う。
 あのゲーム序盤のオーストラリア、体当たりが凄まじかった。それに対して通常のゲームのようには審判がファールを多く取ってくれなかった。特に中村と中田がちょっとパスの出し所を探していると、すぐにドカーンと来た。また、2人がボールを持ったときは、受け手全員にぴったりマークが付いて、蓋をされていた。2人があんなにパスの出し所を探していたのは見たことがないぐらいだ。強くて球離れが速い中田はなんとか耐えていたが、当たり弱く球を持ちがちの中村は恐がり、さらには自信を喪失し始めていたはずだ。こんなふうにして序盤から度々ボールをカット・逆襲されたからこそ、その結果として後陣が怖がってずるずる下がることになってしまったのだ。接触プレーに弱い日本への、敵将ヒディングの作戦でもあったと思うのだが、この「怪我も覚悟の肉弾戦」という点でもワールドカップは特別な闘いなのだ。オーストラリアはさらに、日本戦用の「ファールになりにくい体当たりの仕方」なども随分研究してきたようだった。例えば地面に置かれた足の甲を踏みに来るなどというのを、僕は少なくとも3、4回は見た。やられた日本選手は次の動作がもう完全に止まってしまう。ワン・ツーのワンを放った選手の足が踏まれると、その受け手はもうツーが放てないからドリブル、そこへまたガツンッだ。
 さて、こうして日本の弱点は世界に知れ渡った。どう対処したら良いのか。組織的パスカット、パス交換の精度を上げるという以外には無いだろう。走り回って敵ボールにプレスをかけあう、受け手が走り回って味方ボールを受けてあげあう。そういう組織的精度と走り続けることでは絶対にどこにも負けないこと。幸い次のオシム監督は「走るサッカー」の日本に、さらにその「走りの自主的組織化」を教えてくれた監督である。最適任者だと思う。あのボスニアのサラエボの出身。旧ユーゴ最後の黄金期の代表のような人。子飼いの選手たちが民族毎に分かれていった悲劇と平和の尊さとを誰よりも知っている人でもある。特に熱い拍手を送りたい! 】

 さて現在、このオーストラリア戦をこそ、岡田監督は最もしっかりと総括していると、僕は確信している。その教訓が、冒頭に紹介した毎日新聞インタビューの以下の重点目標であることはまちがいないと思う。『走り勝つ』『ボール際で競り勝つ』『キックの精度』。特に重要なことがこの2番目、『ボール際で競り勝つ』なのだろう。日本相手にフィディングが主戦法としたあの体当たりなどを、恐れてはならないのである。相手大男の体当たりを僅かに逸らして、強い体幹で重心低く当たり、背の高い相手をよろめかせねばならない。
 また、岡田監督が最近のゲーム中にフィールド全体に向かって最も多く繰り返している言葉はこれだと思う。「上がれ! 上がれーっ!」

 久しぶりに代表に呼ばれた平山相太。全く欲がないように見えた彼が、今は、こんな事を唱える日々を送っているらしい。
「体幹、体幹、体幹強化! そして、階段登りなどを入れて死にものぐるいで走ってます。毎日吐きそうになり、夜には筋肉痛も酷い。酒はすっぱり止めました!」
 以前90キロを超えていた体重も、今はベストの82キロ。それをさらに81キロにするのだという。しかも、「食べて痩せる」を唱え、筋肉そのものを換えようとしているらしい。そう、平山の属するFC東京には、代表常連の長友佑都や今野泰幸に加えて、有望代表になりつつある徳永悠平や石川直宏までいる。彼らによって平山までが「本気モード」にさせられたに違いないのである。
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