福井県の大飯原発の地元、おおい町が正式に再稼働を承認しました。
TVでその様子を見ていたら、議長を含め14人の出席者で、そのうち一人は反対のようでしたから、結局13人の判断で再稼働が承認されたわけです。
ひとたび事故が発生すれば当然、十万・百万単位の人びとに被害が及ぶ事態の決断が13人でなされることの不合理さを改めて確認しました。
こうなったら、ここでも度々指摘されているように「地元」という範囲そのものを考えなおさなければなりません。近辺だけでいっても、半径10キロ以内には「地元以外」の小浜市民の70%が含まれ、その人口は当然おおい町よりもはるかに多いわけです。
また、滋賀、京都、大阪、岐阜、愛知などからも不安の声が上がっていることは、琵琶湖が関西の水瓶となっている事実や、日本海から吹く風が伊吹おろしとなって到達する地域としては当然なのです。
しかし、私たちはおおい町を一方的に責めるわけには行きません。
例え、町長一族が関電の下請けで利益供与を受け、町議らもまたほとんどが関電依存であったにしてもです。
そうした生産性の低い土地に、札束で頬を張るようにしてできたのが原発であり、シャブ中のように原発なしでは生活できないようにして維持されてきたのが原発なのですから、原発自体が差別の構造に依拠したものであり、住民もまたその構造に巻き込まれた存在であるわけです。
原子ムラによる無言の恐喝は、すでにここで指摘されているように、地元以外へは「電力が足りなくなってもいいか!」というものであり、一方、「お前ら生きて行けなくなってもいいのか!」というのが地元民に対してなのです。
TVでその様子を見ていたら、議長を含め14人の出席者で、そのうち一人は反対のようでしたから、結局13人の判断で再稼働が承認されたわけです。
ひとたび事故が発生すれば当然、十万・百万単位の人びとに被害が及ぶ事態の決断が13人でなされることの不合理さを改めて確認しました。
こうなったら、ここでも度々指摘されているように「地元」という範囲そのものを考えなおさなければなりません。近辺だけでいっても、半径10キロ以内には「地元以外」の小浜市民の70%が含まれ、その人口は当然おおい町よりもはるかに多いわけです。
また、滋賀、京都、大阪、岐阜、愛知などからも不安の声が上がっていることは、琵琶湖が関西の水瓶となっている事実や、日本海から吹く風が伊吹おろしとなって到達する地域としては当然なのです。
しかし、私たちはおおい町を一方的に責めるわけには行きません。
例え、町長一族が関電の下請けで利益供与を受け、町議らもまたほとんどが関電依存であったにしてもです。
そうした生産性の低い土地に、札束で頬を張るようにしてできたのが原発であり、シャブ中のように原発なしでは生活できないようにして維持されてきたのが原発なのですから、原発自体が差別の構造に依拠したものであり、住民もまたその構造に巻き込まれた存在であるわけです。
原子ムラによる無言の恐喝は、すでにここで指摘されているように、地元以外へは「電力が足りなくなってもいいか!」というものであり、一方、「お前ら生きて行けなくなってもいいのか!」というのが地元民に対してなのです。