● こんなこと言われて、やってられるか!
ベンチに戻った高木守道に水原監督が言った。“飛び込んだら、捕れたんではないか?”
すると守道は、傍らの板東英二に「自分で捕ってみろ」との呟きを残してベンチ裏に消えた。
やがて守備する段になったが、二塁に守道の姿がない。彼はとっくに球場を後にしていた。
● 人を頼るな、自分でなんとかしろ!
下手投げの小川健太郎が何度も牽制球を投げてきた時、スパイクでそれを受けた。
バッターを討ちとればいいんだ、というのが守道の理屈。
このときの監督は与那嶺。与那嶺は優勝した原因の一つに次のことを挙げた。
“高木守道と星野仙一は、叱るとふてくされる。だから放っておいた”
このことに文句を言ったのが、近藤貞雄コーチ。
後に野武士軍団と称されたチームを率いて優勝。
このとき近藤監督は、登板を迫る星野にそれを許さず、引退に追い込んだ。
しかし片や、コーチ時代に権藤を酷使し、投手生命を絶ったことを自省し、分業制度を確立した。
● サインは出さん、勝手にやれ!
この四日の阪神戦、勝ゲームもサインが伝わらなかったとコーチを叱責。六回からサイン放棄、会見も拒否。
翌日は勝ゲームを同点にされ、ファンから浴びた野次に「なにぃ、何言っとるんだ」と返す。
翌々日は大敗も、会見も穏やか。板東が電話したのだろうか。
● 貴方はどう思いますか?
このような高木守道の熱血型には、金田正一、近藤貞雄、星野仙一と挙げることができるが、いずれも投手出身。
一方、沈着冷静型としては、川上から始まって森、野村、落合と幾人かいて、どちらの型も優勝している。
優勝すればいい監督、というわけでもなさそう。
優勝するかしないかでなく、好き嫌いを尺度にして監督を見たいと思うのですが、皆さんはどうでしょうか。
以上、全原発停まるの状況を心祝いする落首まで。
ベンチに戻った高木守道に水原監督が言った。“飛び込んだら、捕れたんではないか?”
すると守道は、傍らの板東英二に「自分で捕ってみろ」との呟きを残してベンチ裏に消えた。
やがて守備する段になったが、二塁に守道の姿がない。彼はとっくに球場を後にしていた。
● 人を頼るな、自分でなんとかしろ!
下手投げの小川健太郎が何度も牽制球を投げてきた時、スパイクでそれを受けた。
バッターを討ちとればいいんだ、というのが守道の理屈。
このときの監督は与那嶺。与那嶺は優勝した原因の一つに次のことを挙げた。
“高木守道と星野仙一は、叱るとふてくされる。だから放っておいた”
このことに文句を言ったのが、近藤貞雄コーチ。
後に野武士軍団と称されたチームを率いて優勝。
このとき近藤監督は、登板を迫る星野にそれを許さず、引退に追い込んだ。
しかし片や、コーチ時代に権藤を酷使し、投手生命を絶ったことを自省し、分業制度を確立した。
● サインは出さん、勝手にやれ!
この四日の阪神戦、勝ゲームもサインが伝わらなかったとコーチを叱責。六回からサイン放棄、会見も拒否。
翌日は勝ゲームを同点にされ、ファンから浴びた野次に「なにぃ、何言っとるんだ」と返す。
翌々日は大敗も、会見も穏やか。板東が電話したのだろうか。
● 貴方はどう思いますか?
このような高木守道の熱血型には、金田正一、近藤貞雄、星野仙一と挙げることができるが、いずれも投手出身。
一方、沈着冷静型としては、川上から始まって森、野村、落合と幾人かいて、どちらの型も優勝している。
優勝すればいい監督、というわけでもなさそう。
優勝するかしないかでなく、好き嫌いを尺度にして監督を見たいと思うのですが、皆さんはどうでしょうか。
以上、全原発停まるの状況を心祝いする落首まで。