九条バトル !! (憲法問題のみならず、人間的なテーマならなんでも大歓迎!!)

憲法論議はいよいよ本番に。自由な掲示板です。憲法問題以外でも、人間的な話題なら何でも大歓迎。是非ひと言 !!!

オランダ戦の評価について  文科系

2009年09月06日 17時59分45秒 | スポーツ
例によって、若い友人からメールが来て、返事を書き、「正しい評価」を納得してもらったので、そのやりとりを転載したい。かなり長文であるが、大事な物なので、そのまま転載する。

友人【 完敗でした、やはり世界3位の大きさを感じました。それまでまずまず戦っていた代表が、一点ビハインドとなり急にモチベーションが落ち、ずるずると負けてしまいました。試合後半に解説の松木がしきりと「内田などDFの交代、稲本などの投入、編成を替えてでの陣形への変更」を訴えていましたが原因はそれだけでしょうか、コウロギの投入はよかったと思いましたが本田はやはり機能していなかったし(玉田の方が点を取るという事では可能性があったような)久しぶりに手に汗を握るような展開でしたが、TVのスイッチを消すのが空しい最後でありました】

僕【 あのゲームをマイナスにだけ評価してはいけないと思う。それは今後に役立たない勝敗至上主義であるうえに相手が非常に格上のチームなのだから、自チーム改善に生かすべき評価も見誤ってしまうことになる。僕は詳細に経過をメモしながら観ていたから、そのことがよく分かる。何よりも、前半と後半(の後半20分以降)では違うチームであった。岡田もファンマルバイクも異口同音にそう語っていた。その内容をまとめれば、こういうことであろう。
「前半に見せた組織技術と走力は世界でも一流のものである。が、そこで『シュートが枠に飛ばないので、それほど脅威でなかった(ファンマルバイク)』。あの走力の強化、できれば最後までの持続と、どんなスピードや体制でもシュートを枠に飛ばす技術訓練とが今後最大の課題ではないか」
シュートを枠に飛ばすということでは、石川、本田、香川の練習からヒントを取って、代表の参考にしたらよい。彼らは皆、MFである。本当に特別な練習をしていると思う。
また、このゲームで走力のないものはますます使えないことが判明した。小野や稲本はそれで使われないのだろう。本田も多分ダメだと思う。長友、岡崎、内田、長谷部が相手と競り合って、時にははね飛ばし、焦った相手からイエローを取るほどの走力、体力を示していたのは、非常に頼もしかった。全員他人よりも走り続けられるから、初めから躊躇なく挑戦、攻勢ができるということだ。小野、稲本、本田や多分森本にも、これはできないと思う 】

僕の追伸【 追伸です。  僕が上に述べたことはほぼ正しいけど、付け加えることが出てきた。スポーツアネックスにこんな記事があった。
『「日本の場合、全体として戦っていくことが必要。1つでもピースが欠けると攻撃は足りなくなり、守備も守れないということがはっきりした」。その(岡田監督の)言葉は、後半から玉田に代え、左MF、トップ下としてテスト起用した本田の“落第”を意味するものだった。 オレンジ軍団のお株を奪うサイド攻撃でゲームを支配した前半とは180度違った後半。攻守のバランスが崩れ、終盤は3失点を喫した。岡田監督は「最初(のプレス)が抜けると後ろだけでは止められない。今はまだ90分、やり通せない」と説明した。それは途中出場の本田が原因か?との問いには「本田の責任だけではないが…」と』
『ピッチ内も同じく、バランスの崩壊に混乱していた。中村は言う。「後から入った人がもっと走らないと。後半も体力でやられたわけではない。1人(の守備が)ずれれば、守備がはまらなくなる。後から入ってきた人も含め、守備をしない人がいると厳しい」。浮き彫りとなった課題点を辛らつに話した』
つまり、後半(の後半)の崩れが、体力だけではなく、上に見たような原因もあったということだ。それでも後半20分までもったというのは逆に希望が持てる。確かに、僕のメモでも「後半22分、せめぎあい、日本のプレッシャーにあわてる場面、続く」とあった。
得点力不足については俊輔がこう語っていた。
『「点が入った場面がすべて。(オランダは)崩さなくても得点ができる。ゴール前での強さを感じた」。永遠の課題である決定力不足に関して、中村は苦言を忘れていなかった。「(前半に)点を取らないといけない。例えば玉田が(シュートを)ふかしたけど(完全に崩していないのに)スナイダーは決めている。ああいうのはJリーグではないこと」』】

友人【 頂いたメールをじっくり拝読、未だ自分の付和雷同した視点に恥じ入りました。興味本位的サッカー評論は見ない事にします。何のための試合だったのか、その目的は柔道で言うなら黒帯の人と当たり、自らの欠点を明らかにすることでした。Tさん(僕のこと)に頂いた内容を読み、0-5でフランスに負けた「サンドニの悲劇」から日本は何も学んでいない・・というセルジオ越後のリポートは愚論でしかないのもよく分かりました。サッカーが常に進化している競技だという醍醐味、私は岡田のすべてを信頼しているわけではないのですが、ああ、この人は何か頭の中にWCへ向けての熟成させつつあるプランがあるのだなと感じました。そしてオランダ代表監督のコメントからは冷静な分析(危機意識)を感じます、度重なるファウルを見て、彼らの焦りを感じ、またそこまで後半20分まで戦えた日本は戦果アリでした。
さて、選手一人一人のコメントを読んで(実は普段あまり試合後のインタビューとかは見ないようにしていましたが)意外に日本人選手たちがそれほど焦っていないというか、まあ負けはしたけど、反省点はあるけど(ペース配分やプレス、シュートの精度とか)怖くはなかった、と語っている点に驚き、また安心しました。今回の一番残念なのが期待していた本田の出来が案外大したことがなかった事、試合開始直後、足首を痛めた中村俊輔がどうも精細を欠いてしまった点、ヘッドとかで決めてくれるかな?と期待していたトゥーリオが目立たなかった事、かな。最後にまた譫言かもしれませんが、松井がいたらどうだったかな?とふと考えました。面白い一戦でした】

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<民・社・国、外交安保政策を8日に再協議> 民主党に政策合意の要求を     ネット虫

2009年09月06日 15時00分46秒 | Weblog
★新聞報道によれば

<連立協議>外交安保政策は週明けに再協議…民・社・国
9月3日23時21分配信 毎日新聞

 民主、社民、国民新の3党は3日夜、国会内で、連立政権樹立に向けた政策責任者による2回目の政策協議を開いた。速やかに対応すべき課題として、2日に合意した新型インフルエンザと災害に加え、新たに雇用問題を加えることで合意。ただ、民主、社民両党間で開きのある外交・安全保障政策では合意に至らず、週明けの8日に改めて協議することにした。

 政策協議には、民主党の直嶋正行政調会長と社民党の阿部知子政審会長、国民新党の自見庄三郎政審会長が出席。阿部氏は外交・安保政策について、(1)日米地位協定の再協議と沖縄などの基地問題(2)アフガニスタンの国家再建に向けた支援の検討(3)アフリカ・ソマリア沖の海賊対策は海上保安庁を主体--の3点を盛り込むよう求めた。一方、自見氏は郵政事業見直しを改めて要求した。【西田進一郎】
 とのことです。

★連立政権の合意が急がれています。民主党に政策合意を迫ろう!!!]
 外交・安全保障がネックになっているといいます。民主党に大局的見地から合意するよう求めます。そのために、民主党に政策合意の要求を伝えたいと思います。
要求内容は
1)日米地位協定の再協議と沖縄などの基地問題(2)アフガニスタンの国家再建に向けた支援の検討(3)アフリカ・ソマリア沖の海賊対策は海上保安庁を主体--の3点を盛りこむことです。

民主党に政策要求をしましょう。

民主党政策調査会長 直嶋正行 FAX3503-2669
http://www.naoshima.com/info@naoshima.com




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10月の参議院補選に民主を支援するか?しないか?     ネット虫

2009年09月06日 10時14分06秒 | Weblog
私の意見
★メール仲間の太田光征さんから、「10月の参院補欠選挙、民主党に勝たせてはいけない」というメールをもらいました。私には違和感があります。まだまだ民主党を支えてやる時でしょう。

太田氏の意見。
★来年の参院選の結果とも合わせ、民主党の単独過半数を許さないことが大事です。今度の参院補選では、民主党議員を増やす意義はなく、自民を応援したほうがいいでしょう。棄権や勝てない野党候補への投票ではなく。
============================
新聞記事

「小沢幹事長」次の一手は… 自民の票田切り崩し?
                 9月5日7時56分配信 産経新聞

 民主党の小沢一郎代表代行が幹事長に就任し、党運営を一手に担うことが決まった。来夏の参院選で単独過半数を獲得することで衆参ねじれを完全に解消し、政権基盤をより強固にする戦略が透けてみえる。下野後もなお混迷する自民党を壊滅させるため、小沢氏はどんなシナリオを描いているのか-。

 小沢氏が直面する課題は10月25日の参院静岡、神奈川両選挙区の補欠選挙だ。参院民主党は108議席で、社民、国民新両党などを加えても123議席、半数(121)をギリギリ超えたにすぎない。

 このため、2つの補選は、「政権奪取の勢いを止めない」という意味合いだけでなく、衆参ねじれを防ぐ上でも絶対に負けられない選挙となる。加えて神奈川補選は、衆院選直前に浅尾慶一郎前参院議員が民主党を離党し、みんなの党から衆院選に転出したことに伴う選挙だけに「メンツをかけた」戦いとなる。

 選挙で「風」に頼ることなく集票マシンをフル活用することが小沢氏の選挙スタイルだ。これまで小沢氏は日本労働組合総連合会(連合)の高木剛会長と良好な関係を築き上げ、戦績を重ねてきた。今回の衆院選でも、小沢氏は投開票日翌日の8月31日にまず都内の連合本部にお礼に訪れたほどだ。次期連合会長に内定した古賀伸明事務局長は小沢氏と二人三脚で地方行脚をした関係にあり、連合との関係はますます強まる公算が大きい。

 次にうわさされるのが、自民党の集票マシンである業界団体の切り崩しだ。もともと業界団体は、「業界の利益を政策に反映させる」ことを目的にしているだけに野党となった自民党への失望感は強い。すでに医師会の一部は民主党支持に傾いており、建設業界、農業団体などの切り崩しは時間の問題だといわれる。

 参院選で業界団体が動かなければ自民党は大打撃となり敗北は濃厚となる。業界団体選出の自民党参院議員は足場を失い、揺さぶれば、民主党にすり寄る可能性もある。そうなれば、衆参ともに民主党の足場は盤石となり、長期政権も視野に入ってくる。

 このように小沢氏の「剛腕」は当面、自民、公明両党に向けられるとみられ、自民党は戦々恐々だ。だが、権力が増せば次第にその力は内向きに働き出す。連立与党となる社民、国民新両党も“小沢パワー”の増大におびやかされることになりそうだ。(産経の坂井広志氏)

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小泉と小沢の闘いはまだ終わっていない    (天木ブログより)  ネット虫

2009年09月06日 08時15分50秒 | Weblog
今後の政局はどうなるか。
 それは一言で言えば、自民党復活の動きと、鳩山民主党の確立の、どちらが先に駆け着くかの、「駆けっこ比べ」。
 どちらが早く、メディアの視聴率稼ぎの主導権を握るかである。

 民主党が320ぐらい議席を取っていれば、そして自民党が100議席を割り込んで古い政治家が一掃されていれば、目の前で繰り広げられている自民の醜態、民主の混迷はなかっただろう。
 振り返ってみれば、あの時もう少し勝っていれば、と民主党はほぞを噛む事になる予感がする。

 勝負のカギは鳩山民主党よりも、駄目自民党が握っている気がする。
 確かに今の状況では自民党の復活はおぼつかない。まったく先行きが見えない体たらくだ。
 その限りにおいては民主党には余裕があるように見える。
 しかし自民党の復活を望んでいる国民が76%もあるという朝日新聞の世論調査の結果が流れた。
 自民党の中で、ひそかに復活の野心を燃やしている能力と気力のある者が、この数字に勇気づけられたに違いない。

 自民党はどのような形で復活できるのか。

 世間で言われている町村とか舛添とか石原とか石破とか谷垣とかを押し立てた復活はありえない。
 もしそのような事で復活が図れると、森や青木が考えているとしたら、民主党はどんなに内部事情を抱えていても、枕を高くして寝ていればいい。
 民主党が警戒すべきは、「敵失による政権交代」という熱狂なき圧勝を、はるかに上回る、大衆迎合的な熱い風を復活自民党が吹かせる時だ。
 その風を吹かせることのできる人物が、新しい保守政党をつくる時だ。
 
 それは常識的には橋下大阪府知事である。味噌をつけた東国原であるが、まだ人気はある。彼が橋下に参加してもいい。
 今のところ橋下は自民党を見限って、地方分権では民主党により共感を持ってエールを送っている。
 しかし橋下を旗印にした新たな保守新党の要請が出てくれば、一転して橋下は民主党に対抗する政治勢力となるだろう。

 しかし、橋下さえも上回る人物がいる。
 それはズバリ小泉進次郎だ。そして、それを願う、親ばか小泉純一郎だ。
 日本をここまで破壊した小泉純一郎に、今更誰が熱狂するか、と思う人が多いだろう。
 批判の強い世襲息子にどこまで支持が広がるかと疑問を呈する人がいるだろう。
 しかし現実はそうではない。
 今でも小泉人気は衰えていない。政策とか、世襲とか、そんなものは関係ないと考える国民がいる。
 世襲批判をもろともせず、そして政権交代の嵐が吹きすさぶ中、小泉進次郎は見事に相手候補を玉砕した。

 父親である小泉純一郎がそれを見逃すはずはない。
 小泉元首相が、若手の優秀な人材を小泉進次郎のもとに結集させ、民主党のマニフェストを上回る、本物の官から民への改革を叫び、社民党や労働組合に揺さぶられている情けない小沢民主党を厳しく攻撃するようになると、一気に情勢は変わる。
 古い自民党はぶっ壊れるが、大勝したはずの民主党を脅かすあらたな保守政党ができる。
 それが政界再編の台風の目となり、来年の参院選挙に突入していく事になる。
 小沢と小泉の闘いは終わらない。 

★ 詳しくは今日の天木直人のメールマガジンを参照下さい。
 他も次のテーマで書いています。
 「押尾事件を追及しない警察と大手メディア」

  ☆天木直人メルマガ懇親会のお知らせ

 以下のとおり懇親会を再開します。参加費は無料。ただし会場借料を参加者の人数に応じて分担させていただきます。概ね100円から500円見当です。
 当日は受付も何もしません。無断欠席、途中参加、退席自由です。

                   記

9月20日(日)   名古屋(愛知県)懇親会
            場所 愛知県勤労会館鶴舞プラザ
            名古屋市鶴舞(JR中央線、地下鉄鶴舞線鶴舞駅
下車徒歩7分)鶴舞駅下車徒歩6-7分)
            時間 13:00-17:00

10月03日(土)  豊橋(愛知県)懇親会
            場所 豊橋市民文化会館 第三会議室
            〒440-0862豊橋市向山大池20-1
             TEL:0532(61)5111
             FAX:0532(64)1356
            豊鉄バス(豊橋駅前4番乗り場)
            岩田団地線・西口線・飯村岩崎線・金田住宅線台町
            バス停下車徒歩3分
            駐車場158台
            時間 13:30-16:

Posted by 天木直人 | Trackbacks[0]
http://www.amakiblog.com/archives/2009/09/post_1240
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”日本大好きさん”との旅(2)   文科系

2009年09月06日 00時28分30秒 | 文芸作品
安宅の関へ行く途中で、パーキングエリア「安宅」の食堂に入った。僕が「海鮮どんぶり」を注文したら、全員がそうなった。生魚ばかりの、まー、丼のちらし寿司である。カナダからのお二人がぺろっと全部平らげたのには驚いたものだ。 藤田さんのオゴリとなった。

安宅の関の見ものはほとんど、義経歌舞伎だけの世界であった。「講釈師、見てきたような嘘をつき」のたぐいなのだろう。立て看板や資料などの年表説明も「○○年頃」とか、「~と言われている」などと、ずいぶんぼやかした表現になっていたのは、史実が何も明らかでないけどとにかく名所を造ったということではないか。けど、僕は、Hさんにそれを言うのは遠慮しておいた。

藤田さんと別れて、那谷寺、片山津温泉街などを回ってから、橋立港の小さな大衆食堂で夕食を摂った。やはり、マグロ定食というのを全員で注文し、4人ともまたしても見事に平らげた。本当に刺身が好きな外人さんである。なお、次の日の金沢・兼六園広坂下での昼食も「海鮮どん」だったから、毎日刺身でもかまわない外人さんと断定しても良いのだろう。

さて、ホテルに入って、温泉につかった後に、「僕の幸せ」タイムが待っていた。娘のKさんが、カナダからギターを持ってきていたのである。聞くところによると「先生について1ヶ月、練習せねばならないから」ということらしい。僕も、「1泊の旅行なら必ずもうギター持参」を通してきた人である。練習をしない日があるのが不安なのであって、もう半ばギター中毒というところ。こんな二人であれば「ギタータイム」が持たれるのはもう必然の成り行き。易しい合奏の時間をかなり持ったのだった。彼女の初級教科書内容が半分ほどは二部合奏になっていて、それを初めから順にやっていったのだ。といっても、彼女が習ったところまでのことだが。このKさん翌日には、さらに2ページほど進んでいてそれを合わせたから、かなり好きで、根気もある人柄のようだった。2日で都合3時間ぐらい合わせたろうか。楽しかったなー。音楽は世界共通語だから、こういう時には本当に良い。
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総選挙結果をうけて反貧困ネットワークの声明

2009年09月05日 18時54分34秒 | Weblog
★風の仲間「東本高志@大分より以下のメールをもらいました。紹介します。(ネット虫)
…………………………………
反貧困ネットワーク(代表:宇都宮健児、事務局長:湯浅誠)が総選挙結果をうけて下記のような声明を発表しています。
『声明』を一読して心打たれました。内実のある声明のように思います。
貧困者の心の叫び、その貧困者の心の叫びに即して、貧困の時代に生きざるを得ない《私たち》として、その苦難をともにして生きようという仲間=貧困者への深い連帯の思いが伝わってきます。
反貧困ネットワーク(代表:宇都宮健児、事務局長:湯浅誠)が総選挙結果をうけて下記のような声明を発表しています

<以下、転載・転送歓迎>
………………………………………………………………………………
   声  明
      反貧困ネットワーク(代表:宇都宮健児、事務局長:湯浅誠)

 歴史的選挙と言われた衆議院議員選挙の大勢が決した。
 私たちはまず、政権交代を歓迎する。この間、日本社会の中には貧困が拡大したが、与党・政府
には貧困問題と向き合う十分な意思が欠如していたからである。労働者派遣法に象徴される数々
の規制緩和や、社会保障費2200億円抑制などの「構造改革」が断行され、人々の暮らしは圧迫さ
れ続けたが、その実態は「経済成長さえ果たせば解決する問題」と放置され、さらには「自助努力が
足りないだけ」と自己責任論で抑圧された。少なからぬ人々にとって、この間の状態は端的に「踏ん
だり蹴ったり」であり、痛みだけを一方的に押し付けられた。11年連続3万人超の自殺者、1000万人
を越える年収200万円未満のワーキング・プア、派遣切り被害者、ネットカフェ難民、ホームレス、餓
死者等々は、この間の政治が、人間らしい暮らしを保障するという最も基本的な任務を果たしてこ
れなかったことを告発している。その意味で、今回の選挙結果は、抑圧され続けた人々からの与党
・政府に対する「しっぺ返し」だった。

 当然ながら、次期与党・政府には、こうした生活破壊の流れを転換し、人々の生活を再建し、守る
役割が期待される。またそうでなければ、政権交代の内実はなかったことになり、肩透かしを食らっ
た有権者は次なる審判を下すことになるだろう。

 しかし、その舵取りは容易ではない。失業率は戦後最悪の5.7%、有効求人倍率0.42倍(正社員
0.24倍)という厳しい状況下で、生活の建て直しをいかに目に見える形で行うか、新政権は早々に
その力量を試される。

 与党・政府に最も必要なことは、人々の暮らしの実情から目を離さないことである。民主党は、
2007年参議院選挙で「国民生活第一」を掲げて大勝した。今回の総選挙では、あらゆる党が生活
再建を競い合った。民主党はその中で、人々から生活を預けられたのだ。責任は重い。

 鳩山由紀夫・民主党代表は、今年6月の党首討論で、自殺や生活保護母子加算の問題を取り
上げて、「一人一人が居場所を見つけられる国にしよう」と呼びかけた。一人一人が居場所を見
つけられる国とは、この上なく大切なことであり、そして困難なことである。私たちは、その提言が
いかに現実化していくのかを注視している。

 「郵政選挙」と言われた前回総選挙の際、大勝した自民党は「官から民へ」を掲げていた。今回、
民主党も「官から民へ」を掲げて政権交代を果たした。両者が異なるのは、前者の「民」が製造業
大企業等だったのに対して、後者の「民」が、2007年以降、明確に国民生活を指し示していた点
である。

 「経済成長さえすれば、人々の暮らしは楽になる」――この約束は、90年代からの「雇用なき景
気回復」、低下し続ける労働分配率、高騰し続ける社会保険料等々によって、事実として果たさ
れなかった。もはや、経済成長率と暮らしの安心度数は独立した変数である。もう誰も、経済成
長が十分条件であるかのような幻想には騙されない。

 では、民主党の約束(マニフェスト)はどうか。ただでさえ厳しい世界経済状況の中、いかにして
暮らしの建て直しを果たすのか。私たちは、それをもっとも目に見える形で示せるのが貧困問題
への取組だと考えている。

 OECDは、日本の貧困率を14.9%と発表している。実に7人に1人以上が貧困状態にある。多く
の人々にそこまでの実感がないのは、日本で「貧困」といえば、依然としてアフリカ難民キャンプ
のような飢餓状態が想像されているからだ。そして、それと背中合わせの関係に立っていたのが
「一億総中流」幻想だった。貧困ラインが飢餓状態に固着していたため、そこまでではない自分
は「中流」だと、少なからぬ人々が自らを慰めた。この背景には、敗戦後の焼け野原から復興し、
高度経済成長を遂げた「上昇気流」がある。「いずれよくなる」。現時点では厳しくても、多くの人
たちがそう思えた。

 しかし、時代は変わり、欧米に対して「追いつけ追い越せ」だった日本は、今や新興国に追わ
れる立場にあり、少子高齢化の中、人口減少社会に入った。かつてのような高度経済成長が再
び訪れることはないし、「一億総中流」幻想はすでに過去のものだ。年収300万円未満世帯は、
この10年で370万世帯増加している。低成長時代にも人々の暮らしを確保する、智恵のある政治
が求められている。中間層だけを想定した政策は、もはや機能しない。

 OECDの貧困率は相対的貧困率であり、それは一言でいえば、生活に追いまくられて余裕の
ない状態、社会生活で引け目を感じる状態である(平成20年国民生活基礎調査結果に当ては
めると、平均世帯人数2.7人で年収224万円以下)。日々の食事はなんとかなっていても、修学旅
行に行けない、必要な教材をそろえられない子どもたち、また、職場で仲間として受け入れられ
ず、病気をしても生活のために仕事を休めない労働者たち、地域で不幸があっても香典を包め
ない、子や孫にお年玉をあげられない高齢者たち、気兼ねなく外を出歩けない障害者たちなど、
この社会の中に安心できる「居場所」を見出せない人たちである。

 この人たちが生活に追いまくれられる状況から脱し、「一息つけて未来を描ける」生活状態を
確保すること、学校・職場・社会からの孤立状態を解消すること、賃金や所得保障によって所得
を増やすとともに、再分配や支え合いによって支出を減らすこと、それが鳩山代表の言う「友愛」
社会の実現ということだろう。OECD貧困率の政府としての公認、最低生活基準(憲法25条)に
よる貧困率の測定、それに基づく貧困率削減目標の定立と、教育・住宅・労働・医療・年金・介
護等々にまたがる総合的な対策。それが、厳しい経済情勢の中でも人々の暮らしを支えようと
する政府のあるべき姿勢を示し、自分たちも「すべり台」社会を転落してしまうのではないかとい
う人々の将来不安を取り除く。「国民生活第一」を掲げて政権交代を果たした与党の拠って立つ
基盤は、ここにこそある。貧困問題は、来たる政権の存立根拠と基盤を補強する課題に他なら
ない。

 私たちは、次期政権の動向を注視している。私たちが次期政権の応援団となれるような、批
判勢力とならずにすむような、ビジョンの提出と諸政策の実施を期待する。

                                                     以上
………………………………………………………………………………

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鳩山民主党政権に残された最後の抵抗勢力、それは官僚組織と大手メディアである。  (天木ブログより)

2009年09月05日 18時40分14秒 | Weblog
総選挙から今日までの短い間に我々の目の前で繰り広げられているものは何か。
 それは権力を手放したとたんここまで茫然自失し、無力となった自民党の正体である。
 それと対照的に、どのような状況になろうとも、しぶとく生き残ろうとする官僚組織と大手メディアの厚顔さである。
 自民党のもろさ、はかなさについては書くまでもないだろう。
 選挙の敗北とともに即刻自民党総裁を降りるべきはずの麻生首相が、9月16日予定の首班指名において自民党総裁にとどまる。自民党総裁選挙を一か月近く引き伸ばす。
 この異常さに何もできない自民党議員たち。今の自民党は完全に死んでいる。
 古い政治家を一掃し、若い世代の新たな政党として生まれ変わらない限り、間違いなく自民党は消滅していく。
 その事を見事に教えてくれるのが9月2日の読売新聞の記事だ。
 それは、1992年のイタリアの総選挙と1993年のカナダの総選挙で大敗北を喫した与党が、その後どのような末路をたどったかを振り返った記事だ。
 いずれも吸収合併、分裂、解党、などの形で無残に消滅し、新しい政党が誕生している。
 そうであるならば、鳩山民主党政権の前に立ちふさがるのは、もはや自民党ではない。
 自民党に代わって抵抗勢力になるのが官僚組織と大手メディアである。
 見ているがいい。
 これから鳩山政権誕生のまでの間、予算編成や人事や、さまざまな政策をめぐって、官僚たちの静かな抵抗が繰り返され、その事が連日報道される。
 そしてそのような報道は、決して官僚批判一色の報道にはならない。
 官僚の抵抗に難渋する鳩山民主党政権の脆弱さをも浮き彫りにすることによって、民主党政権もまた自民党政権とかわらない、という失望感を読者に与える大手メディアの巧みな陰謀が読み取れる。
 大手メディアの鳩山民主党への静かな牽制は他にも至るところで見られる。
 たとえば米国紙に掲載された鳩山代表の論文叩きである。それが反米的であるというメッセージがいろいろな形でメディアに取り上げられる。
 閣僚人事や政権発足チームの進め方をめぐって、はやくも小沢支配の影響が民主党の分裂を誘っていると書きたてる(9月2日産経)。
 社民党、国民新党との政策の違いが連立の妨げになっていると書く(9月2日毎日、東京、産経)。
 これらは、いずれも鳩山民主党政権が抱える課題ではあることはその通りだ。
 しかし、だからと言ってそれらをことさらに書きたてる背景には、長年自民党政権と癒着してきた大手メディアが抱く鳩山新政権への不安、警戒があり、その劣勢を跳ね返そうとするメディアの牽制の意図があるのだ。

 鳩山代表に伝えたい。

 もはや自民党は敵ではない。これからの敵は官僚組織であり大手メディアと心得よ。
 そして、国民の声援を頼みとして、これら抵抗勢力と敢然と立ち向かって行け、と。
 国民を裏切らない限り負けるはずはない。勝てないと見てとったら、これら抵抗勢力は手のひらを返したように協力勢力に一変する。
 彼らもまた苦しい状況に追い込まれているのである。
 鳩山民主党の踏ん張りどころである。

★この他に、きょうの「天木直人メールマガジン」では次のテーマで配信しています。
 「米国から鳩山民主党に発せられた二つのメッセージ」
 「社民党と国民新党は勘違いをしてはいけない」

★天木ブログは http://www.amakiblog.com/blog/   
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”日本大好きさん”との旅(1)   文科系

2009年09月05日 00時44分35秒 | 文芸作品
27日にお知らせしたとおり、30~1日と旅に出かけた。その様子のさわりなどを報告してみたい。

30日朝9時、昨夜我が家に泊まった台湾系カナダ人のHさんらと鯖江経由で安宅の関目指して出発する。Hさんの23歳になる娘さん、Kさんと我が連れ合い、4人の旅だ。
Hさんは、2人目の子供であるKさんが8歳になるまで台湾にいて、大変な親日であられた祖父母とご両親に育てられた大の日本好き。今回3回目の訪日は例によって大好きな源義経の史跡巡りの他に、大きな商社を営んでいて98年に亡くなられたお父さんの日本人取引相手、友人との再会が含まれている。この親子、15年ほど前、Hさんの離婚がきっかけでカナダに移住して、僕ら夫婦とのつきあいは4年前に出かけたトロント滞在旅行以降始まったものだ。トロントへ日本語教師をしに行った連れ合いの弟子だった機縁を出発点として、以降メールが続き、2年前に1度単身で訪日・義経史跡巡り案内を行っている。ひよどりごえとか壇ノ浦とかまでを訪問した。全て彼女のたっての希望だが、何にもないところなのに、変な希望だなーと、連れ合いと顔を見合わせ、首をかしげあったものだ。
今回もすでにこれだけのことを済まされていた。義経の最期の地、平泉を訪ね、大宮でお父さんの取引相手・親友のお墓参りを済ませ、そして我が家ということだった。

やがて鯖江というころに、あらかじめアポイントが取ってあった藤田さんという方に電話。大きな眼鏡会社の会長さんらしい。すぐに、インターチェンジで待ち合わせて、日曜日とあって人っ子1人いない大きな会社ビルの応接間に案内される。70歳の藤田さんから、お父さんの思い出が延々と、まるでほとばしり出るように語られる。69歳のお父さんの死に目のその寸前にも立ち会われていて、ガンで弱られていったその様子などもしみじみと述懐されていく。余程お世話になり、お世話をし、あれこれの思い出があり、相互にどれだけ親しみを持たれていたかが感じられて、一つ一つの場面が目に浮かぶようだった。国はもちろん、商売をも越えた人間同士を、僕はあれこれと思い描いていたものである。

さて、驚いたことに藤田さんが、こう言われた。「安宅の関をご案内しましょう」と。5人の旅になった。(続く)
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民主党新政権は「かんぽの宿」疑惑徹底解明を

2009年09月04日 22時56分37秒 | Weblog
★政権交代を国民の支持で果たした民主党にとって、やるべき仕事の一つは積年の自公政権の数々の疑惑を究明することです。
 その一つに「かんぽの宿」疑惑徹底解明があります。そうしたときに、「かんぽの宿疑惑」を追及している東急不動産消費者契約法違反訴訟原告の林田さんの記事を見つけました。紹介します。   (ネット虫)
=====================
林田力(東急不動産消費者契約法違反訴訟原告)と申します。
民主党政権へのエールを込めて下記記事を書きました。
どうぞ宜しくお願いします。

第45回衆議院議員選挙(2009年8月30日投票)で民主党は308議席を獲得して政権交代を果たした。鳩山由紀夫政権には郵政民営化に伴う「かんぽの宿」疑惑の徹底解明を期待する。「かんぽの宿」疑惑は国民の財産というべき郵政関連施設が不透明な経緯で驚くべき安値で業者に売却された問題である。たとえば東急リバブルは1000円で取得した沖縄東風平レクセンターを4900万円で転売した。
「かんぽの宿」疑惑は麻生内閣の鳩山邦夫総務相(当時)も問題視し、西川善文・日本郵政社長の退任を要求したが、容れられずに事実上更迭された。当時の世論は西川氏よりも鳩山氏への支持が高かった。それにもかかわらず鳩山氏が切られたところに民意を軽視した自民党政権の限界があった。
これに対し、小泉改革へのしがらみのない民主党政権では「かんぽの宿」疑惑の徹底追及が可能である。郵政民営化が争点となった2005年の郵政解散総選挙で大敗を喫した民主党にとって郵政民営化の問題点を明らかにすることは大きな意義がある。(林田力)
http://netnews.222.co.jp/netnews.php/articles/detail/SN/40395

【かんぽの宿問題】東急リバブル転売にみる民営化の問題
http://netnews.222.co.jp/netnews/netnews.php/articles/detail/SN/33367
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「9条は変えるな」が51%と多数!!(変えろは34%)    大西五郎

2009年09月04日 11時07分59秒 | Weblog
 総選挙で当選した新議員の憲法改正賛成率は68%だが、「9条は変えるな」が51%と多数(変えろは34%)

            2009.9.1 JCJ 大西 五郎

 毎日新聞は9月1日付けの朝刊で、今回の衆議院選挙立候補時候補者の憲法問題に対する態度を探ったアンケート結果を、当選した新議員について集計し直して発表した。
 それによると、今度選ばれた議員の中では、憲法改正に賛成する者は68%だが、9条を改正することに反対は51%。自民党議員は9条改正が79%だが、民主党議員では62%が9条を変えるなといっていることが分った。
 
今回総選挙当選者の憲法問題に対する態度  (内は05年当選者における割合)
2009.9.1 JCJ 大西 五郎
 
今回総選挙当選者の憲法問題に対する態度  (内は05年当選者における割合)

     テ  ー  マ     賛 成     反 対
憲法を改正することに
       全   体    68%(84%)     18% (8%)
       民主党議員    60%       21%
       自民党議員    94%        0%
       男性議員     69%       17%
       女性議員   58%        26%
9条を改正することに
       全   体     34%      51%
       民主党議員    35%      62%
       自民党議員    79%       20%
       男性議員     36%        49%
       女性議員    19% 66%

集団的自衛権の見直しに ( 全 体)  賛成  37%  反対  50%

日本の核武装(全  体)
a.将来にわたって検討すべきでない   87%
b.今後の国際情勢によpっては検討   7%(14%)
c.検討を始めるべきだ         1%
d.核兵器を保有すべきだ        0%

★この記事を読んで、政治の潮流は、核武装はもとより憲法改正論も九条の改正には積極的ではないことが読み取れて心強いと思います。(まもる)
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共同声明[鳩山由紀夫民主党代表に新憲法制定議員同盟「顧問」の辞職を要請します]への賛同のお願い

2009年09月04日 10時18分10秒 | Weblog
★民主党を平和の守り手として拍手したい私は、党首であり首相となる鳩山氏が改憲団体のリーダーでは不安です。この呼びかけに呼応して辞職要請運動に参加するつもりです。是非皆さんにも参加して頂けると心強いです。 (まもる)
=====================

{鳩山由紀夫民主党代表に新憲法制定議員同盟「顧問」の辞職を要請します。}

第45回総選挙は有権者の自公連立政権への厳しい批判のなかで、民主党の大勝となりました。いま、多くの人びとは鳩山由起夫代表が首相になると
言われている新しい連立政権が、民衆の切実な要求と期待に応える政治をすすめていくかどうか、息を呑んで注目しております。
ところで、鳩山氏はさる2008年3月4日、特異な改憲論を基盤として改憲をめざす「新憲法制定議員同盟」(中曽根康弘会長)の顧問に就任されました。そして今日、なおこの職にあると聞きます。しかし、新しい政権の首相となる鳩山氏が、こうした政治的立場にとどまることは、多くの国民の願いに合致するものとは
思われません。首相には憲法第99条の「憲法尊重擁護義務」がよりいっそう厳しく問われるのであり、特定の憲法観をもった改憲団体の役職にあることは極めて
不適切なものと言わなければなりません。私たちは鳩山氏が英断をもって直ちに同職を辞任することを公式に表明されることを要請致します。

2009年9月

呼びかけ団体
憲法を生かす会/第九条の会ヒロシマ/日本山妙法寺/
日本消費者連盟/VAWW-NETジャパン/平和を実現する
キリスト者ネット/平和をつくり出す宗教者ネット/
許すな!憲法改悪・市民連絡会

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★高田健@許すな!憲法改悪・市民連絡会です。
鳩山代表に以下の要請を共同で行いたいと思います。
皆さんの賛同をお願いします。ぜひ転送・転載、コピーなどで、一人でも多くの皆さんにご協力をお願いしてくださいませんか。賛同は「団体」でも、
「個人」でも結構ですが、個人の場合は名前の後に「所属団体」名か、居住「都府県」名を書いてください。16日が首相就任予定なので、15日を締め切りとしたいと思います。
メール( kenpou@annie.ne.jp )か、FAX(03-3221-2558)でご連絡をお願い致します。



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政権交代、という現実を前にして    マガ九「雨宮処凛が行く」より

2009年09月04日 10時09分42秒 | Weblog
★マガ九の「雨宮処凛が行く」http://www.magazine9.jp/karin/090902/に雨宮さんが得意の格差問題をからめて選挙結果について語っています。紹介します。
                             (ネット虫)
======================
選挙が終わった。
 開票の時間になった途端、民主党の当確が続々と続き、テレビ画面を見ながら何かゾッとした思いが込み上げてきた。とにかくそこに、いいようのない「ヒステリック」なものを感じたのだ。
 そしてそのヒステリックなものは、やはりメディアが作り上げた「政権交代か否か」という空気で、なんだか4年前の「郵政民営化か否か」というワンフレーズのもとに自民党圧勝、と本質的に近いものを感じた。

 そのうちにも、自民党の「大物」な人がガンガン落ちていく。「何か変わるかも」。それが民主党に入れた多くの人の思いだろう。失業率は過去最悪だし、首相がコロコロ変わる自民党にはうんざりだし、とにかく自民党を引き摺り下ろしたいし。そしてそんな空気は、4年前の選挙の時と非常に似ている気がする。好景気と言われながらも人々の生活は苦しくなるばかりで、「閉塞」としか言えない空気がこの国全体を覆っていて、そこに「郵政民営化!」のみをブチ上げた小泉に人々は熱狂した。
 ここでも自民党の悪口ばっかり書いてきたわけだが、この「政権交代」を素直に喜べない自分がいる。「自公政権に怒りの鉄槌!」という感じで入れた人もいれば、消去法で民主、という人もいただろう。或いはなんらかの「変化」に期待して、など。だけどこの圧倒的な選挙結果は、「民主党圧勝」というよりも、「自民党」というブログの大炎上のようにも見えてしまう。

 この連載に何度か登場した片山さつき氏も落選した。ある意味で、彼女はこの格差社会、或いは貧困に対する「無理解」の象徴となっていた気もする。それに本人が気付くのが遅すぎた。自公の議員が「セーフティネット」という言葉をさかんに使いだしたのは、リーマンショックと派遣村を経た09年の年明けからだ。09年のお正月が過ぎてみると、いきなり彼らの言うことが180度変わっていたのには心底驚かされた。だけど、それじゃあ遅すぎた。それ以前、人々の生活がどんどん苦しくなり、将来の展望さえ思い描けないワーキングプアが大量発生する中で、彼らは「自己責任」的なことをあまりにも言いすぎてしまった。それほどに、たぶんそんなに悪気もなく、現実を知らなすぎた。そんなことも知らないの? 片山さんに限らず、自民党の人と話すとあまりにも「雲の上の人目線」で、普通の人の生活なんてまったく知らないことに打ちのめされた。こっちがホームレス化に至るまでの個別ケースを話しても、なんだかニヤニヤ笑って「その人は特別でしょ」「そんな極端な話、あるわけない」なんてスルーされた。そんな人々が今年に入ってから取りかえそうとしても、すべては手遅れだったのだ。

 さて、それじゃあ民主党の議員がどこまで貧困の問題に本気で取り組んでくれるのか、ということが私にとって最大の関心だ。選挙を前にして、非正規で働く人や失業中の若者などと話したのだが、彼らは「自民党が酷い目に遭うのは大歓迎だけど、それで民主っていうのもねぇ・・・」と口を揃えた。主に安全保障面や改憲、そしてアフガニスタンとかどうなるの? という不安で、私もまったく同感だ。もちろん、民主党の中には非正規問題に本気で取り組んでいる人たちもいる。集会に積極的に顔を出し、反貧困ネットワークなどと密に連絡を取りながら動いてくれている人がいる。

 その一方で、「大丈夫か?」という現実もある。その現実の一端を、私は派遣ユニオン・関根秀一郎氏の「非正規労働通信207号」で最近知り、愕然とした。マニフェストに「登録型派遣原則禁止」や「日雇い派遣禁止」を掲げる民主党だが、選挙前に「派遣ネット関西」が近畿一円で候補者に行ったアンケートでは驚くべき事実が発覚したのだ。それは民主党の候補者5名が「日雇い派遣は禁止すべきではない」と回答していたこと。そして「日雇い派遣は禁止すべきでない」と回答した民主党の候補者5人(川端達夫氏、田島一成氏、三日月大造氏、奥村展三氏、大西孝典氏)は、今回、全員当選している。選挙前から堂々とマニフェストとは違う主張をしている人たちがいて、しかも当選してしまっているのだ。
 日雇い派遣という究極の使い捨て労働がワーキングプアの温床になっていることはずーっと指摘されてきた。知らないのだろうか? と思ったものの、もっと確信的だった。なぜなら、民主党副代表でもある川端氏は、「日雇い派遣禁止」などに反対する「派遣制度の改善を推進する議員連盟」会長。派遣の問題ひとつとっても、「??」なのだ。っていうか民主党って「国民の生活が第一」と言ってるわけだけど、どの辺が? と勘ぐりたくなってしまう。

 今回、「民主党」ってだけでうっかり当選しちゃった人たちの中に、どんな「マゼモノ」が入ってるか、しつこくしつこくチェックしていきたい。
 とにかく、これからが本番だ。

★写真は投票に行く雨宮処凛さん
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政権交代我々が考えるべきこと。    『マガジン9条』より ネット虫

2009年09月04日 10時08分05秒 | Weblog
なが~い間待たされた総選挙が、やっと終わりました。待たされた分だけ、自民党とそのお仲間の惨敗は痛快です。
 弱い熱帯性低気圧であったものが、時間が経つにつれて強烈な台風に成長するように、自民公明への拒否反応は、40日間で巨大なエネルギーを貯えてしまったのです。解散を引っ張るだけ引っ張った麻生首相の、完全なる誤算でした。
 政権交代です。各省庁では、民主党政府への対応に四苦八苦しているようです。民主党のマニフェストにもあった八ッ場(やんば)ダムの建設凍結に、国交省は否応なく見直しを迫られ、建設入札をとりあえず中止しました。これから同じような事態が、各省庁で続出するでしょう。
 例年なら8月31日が締め切りの各省庁の「概算要求」受付を、今年は財務省が中止(延期)してしまいました。新政府がどのような政策を出してくるか分からないのに、予算編成の基になる概算要求などできない、というわけです。つまり、最も重要な「予算編成権」を、民主党が手に入れたことがはっきり示されたのです。
 これから何が始まるか。
 政権交代をさせたのは我々です。交代だけで終わってはいけない。何が起こるのか、起きていいのか、起こさせてはいけないのか、見続けなくてはなりません。来年には参院選があります。そこで、もう一度、考えるために。
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保守系さんにお尋ね   らくせき

2009年09月04日 09時32分03秒 | Weblog
朝日出版社の『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』を
読みました。

満州事変から日中戦争へというあたりの話が面白いです。
そのなかに、中国の胡適という外交官(蒋介石派)が
「日本切腹中国介錯論」を唱えていたそうです。

日本の軍事力にはかなわない。
これに勝つにはアメリカの海軍力とソ連の陸軍力しかない。
しかし両国を参戦させることは難しい。
そのためには、中国は数年は負け続けねばならない。
そうすると、世界の同情が中国に集まる。
やがて、アメリカとソ連が日本と戦うことになる。
そのためには徹底抗戦しかない。
こういう考えがあったそうです。

保守系さんが以前言っていた「日本は中国にはめられた」
という説は、このことを言っているのでしょうか?



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民主党どんどん政策要求を       まもる

2009年09月04日 00時25分17秒 | Weblog
皆さん
自公の歴史的敗北、民主党の歴史的勝利。
政権交代は達成しました。
次は国民の要求を新政府に伝えることだと思います。
現在、だいぶ社民党・国民新党・民主党の間で政策協議が進んでいるようですが、民主党に対して圧力をかけ、社民党・国民新党の要求が通るように支援しましょう。
 今後も新政府の動向を支援するとともに、要求はしっかり伝えたいと思います。
それが遅まきながら国民が主人公の第一歩です。

「要求先」
民主党政策調査会長 直嶋正行 3503-2669
http://www.naoshima.com/
info@naoshima.com

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