九条バトル !! (憲法問題のみならず、人間的なテーマならなんでも大歓迎!!)

憲法論議はいよいよ本番に。自由な掲示板です。憲法問題以外でも、人間的な話題なら何でも大歓迎。是非ひと言 !!!

曽野綾子氏について       ネット虫

2009年10月28日 09時02分28秒 | Weblog

★坂井貴司です。
 転送・転載歓迎。

民営化された郵政事業を統括する日本郵政の社外取締役に、小説家の曽野綾子
氏が就任することになりました。
 
 「日本郵政、取締役に曽野綾子氏=奥田トヨタ相談役は留任」
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091026-00000112-jij-pol
 
 曽野氏が社外取締役になるのは、郵政事業を、収益性重視から公共性重視の経
営方針に転換し、利用者の目線で郵政改革を進めるためにということです。
 
 曽野氏は、小説家であって企業経営の経験はありませんので、日本郵政の経営
には口出しは出来ないものと思います。
 
 しかし、気になるのは、彼女は右翼の論客であるとのことです。そして、児玉
誉士夫と並ぶ日本の右翼の大物とされた笹川良一が率いていた財団法人日本船舶
振興会(現在は日本財団)の会長であったことです。
 
 曽野氏は、太平洋戦争末期の沖縄戦で起こった悲劇の一つである渡嘉敷島の集
団自決について、集団自決を命じる軍の命令があったことは疑わしいとするノン
フィクション「ある神話の背景」を執筆しました。これが、軍名による集団自決
の教科書記述が削除された根拠となりました。それで、彼女は家永教科書裁判第
3次訴訟で、国側の証人として出廷したことがあります。

 (以下、出典はフリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9B%BD%E9%87%8E%E7%B6%BE%E5%AD%90
 より)
 
 この裁判で曽野氏は、
 
 「彼ら(赤松隊)は好むと好まざるとに関わらず島を死守することになったが、
それとても決して島民のためではなかった。村民はおそらく『小の虫』であって、
日本の命運を守るために犠牲となる場合もある、と考えられていたに違いない」
(出典:沖縄戦と教科書、安仁屋政昭他、2000年)
 
と証言しました。

 なお、沖縄については、
 
「沖縄は閉鎖社会」、「学校教育の場では「日の丸」を掲揚し、「君が代」をき
ちんと歌わせる」べしと主張しました(沖縄タイムス1985年4月8日~4月18日)。

 また、慶良間列島の島々の名前を覚えにくいという人の為にと

 「慶良間ケラケラ、阿嘉んべ、座間味やがれ、ま渡嘉敷」(諸君!1971年10月)

 と、慶良間諸島の人々を侮辱するような歌を作ったことがあります。
 
 テロリスト殲滅と称して、多くの人々を逮捕し、拷問にかけ、殺害した人権侵
害の罪で有罪が確定した南米ペルーのアルベルト・フジモリ元大統領とは親密な
関係にありました。政治亡命を認めていない日本で、フジモリが日本に長期滞在
できるよう曽野氏は政財界に働きかけました。
 また、1973年のクーデターでサルバドール・アジェンデ政権を武力で打倒
し、凄まじい人権侵害を行ったアウグスト・ピノチェト政権を支持しました。
 
 カトリック教徒である彼女は人工中絶に強く反対しています。
 
 そして反戦平和運動などの市民運動に強い敵意を抱いています。講演会やエッ
セイ、対談などで事あるごとに批判し、罵倒し、冷笑し、揶揄しています。
 
 また、政府の教育改革国民会議委員として、「バーチャル・リアリティはある
面では悪であるとはっきり(言う)」「満18歳で、国民を奉仕役に動員すること」
を主張したことがあります。
 
 このような人物が、日本で一番多くの非正規労働者を抱える大企業の社外取締
役になります。
 
 不安を感じます。
 
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10月28日のつぶやき

2009年10月28日 08時55分20秒 | Weblog
朝はヒンヤリ自然が恋しい

暮れれば独り身人恋しい
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東亜日報より    らくせき

2009年10月27日 18時56分17秒 | Weblog
玄仁澤(ヒョン・インテク)統一部長官が23日、
国会の国政監査で、元韓国軍捕虜や拉致被害者問題の解決に向けて、
一定の対価を支払って連れ戻す、
いわゆる「ドイツ政治犯の送還方式(フライカウフ=「自由を買う」
という意味)」を積極的に検討する考えを明らかにし、
関心が集まっている。

政府当局者は26日、「政府は、以前からドイツの政治犯送還方式で、
拉致被害者や韓国軍捕虜問題を解決する必要があると考えてきた」とし、
「どのような対価を払うか、また、
誰が全面に出るのかなど案が具体化されても、
徹底して秘密裏に進めることを原則としている」と明らかにした。
このような非公開の原則は、ドイツ政治犯の送還方式によるものだ。


   

日本人には、ちょっと受け入れがたい発想かも。
でも現実的な対策のひとつですね。

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ヒットラー親衛隊の拍手? 谷垣氏のセンスを笑う。   まもる

2009年10月27日 15時06分56秒 | Weblog
 テレビが鳩山首相の所信表明演説の評価を各党首や国会議員、評論家に言わせていた。
 長すぎるだの、情緒的で中身がはっきりしないだの、同じ事の繰り返しだのと批判は多かったが概ね好意的であった。
 私もそれらの批評は当たっている面もあると思ったが、今までの自民党の総理に比べ自分の言葉で平易に語りかけていたのには好感が持てたし、自民党一党支配が終わり「平成の無血革命」とか「戦後行政の大掃除」だのには共感も出来拍手したくなった。現に総理の演説の一区切り毎に拍手がわき、最後には民主党議員を中心にスタンディングオベーションが起こったのにも納得でき、時代の変化を痛感したのである。まあ大げさに言えばこういう時代に生きて出会えて痛快だとも感じた。

 ところがである、自民党党首谷垣氏は、記者に感想を問われてこういったのである。
 「民主党議員の拍手はヒットラーユーゲント(ナチス党の青少年組織)がヒトラーの演説に賛成しているような印象を受けた」と(産経新聞参照)
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/091026/stt0910262215009-n1.htm

惨敗した党首としての悔しさは解らぬではないが、あの拍手にナチス親衛隊の拍手を想像した人が一億二千万の国民の中に何人いたであろう?
 異常なのは拍手ではなくて、時代を読めない谷垣氏の政治的センスであろう。
 そんな感想を公式の場所で得意げに話すようでは自民党の消滅も近いのではないだろうか。
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10月27日のつぶやき

2009年10月27日 14時47分39秒 | Weblog
テレビ報道には目を疑い頭を疑う。

昨日は1日中どこをつけても「法子・法子・法子・・・・・」

今日は政権交代後はじめての総理による所信表明の日だぞ!!!!

新聞のがまだ益しじあ!!!
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越前クラゲ    らくせき

2009年10月27日 13時16分19秒 | Weblog
先日、能登半島に旅行。
ゼロの焦点の舞台となったヤセの断崖にも
足を運びました。

ふっと、海を覗くと、いるいる、あの巨大クラゲが。
かなり高い崖のうえから撮影したものですが、
10個くらいの小グループが
いくつも、いくつも海岸沿いに・・・・

これでは漁業に影響が出るわけです。

松本清張さんが生きていたらナント言ったでしょうね?
新しい推理小説のヒントをつかむのかな?



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不思議な日本   落石

2009年10月27日 10時51分14秒 | Weblog
民主党の対米交渉は、なかなか思うようにはいかない。
しかし、日本の主権を取り戻そうと言うのだから
180度の変化である。

これは左翼からは、もちろん、保守系さんも
支持できることではないのか?

しかし、そんな声は聞こえてこない。

応援するどころか、日本の外交があぶないと
足をひっぱる自民党は論外だけれど・・・

不思議な日本ではある。


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みんな沖縄の基地撤去に本気ですか・    ネット虫

2009年10月26日 20時01分07秒 | Weblog
★あつこばのブログより
http://atsukoba.seesaa.net/

   嘉手納統合案とは?

市街地のど真ん中にあり事故の危険性が高い沖縄の米軍普天間基地を移設する件について、連日のように報道がされています。

民主党は「沖縄ビジョン」で、移設候補地にされている名護市辺野古(へのこ)での基地建設をやめて、「県外移転の道を模索」し「国外移転を目指す」としていました。
http://www.dpj.or.jp/okinawavision/

ところが、23日には岡田外務大臣が「県外移設は選択肢として考えられない状況だ」と発言し波紋を呼んでいます。
http://www.nhk.or.jp/news/t10013326471000.html
そして昨日24日には鳩山首相が「難しい、ってことは、『ない』ってことじゃないでしょ。」とフォローしました。
http://www.asahi.com/politics/update/1024/TKY200910240375.html

マスメディアは視聴率や発行部数、アクセス数を稼ぎたいので、「辺野古容認」「県外移設断念」などとセンセーショナルな報道をしがちです。ひとつひとつの報道に一喜一憂していると神経が減らされますので、冷静に捉えることが必要です。
ただ、岡田外務大臣の発言はかなり問題になっていますので、この件について検証してみましょう。

岡田外務大臣は発言のなかで、内閣としての一致した見解ではないとしながらも、普天間基地の移設先について「私は嘉手納統合だと思っていますが他に意見があるかもしれません。その可能性を検討すること……しか、残された道は無いというふうに思っております」としました。(『NEWS23』の報道)

「嘉手納統合案」というのは、普天間基地を閉鎖し、その機能を同じ沖縄の嘉手納(かでな)基地に移そうというものです。

まずは嘉手納基地についておさらいしておきましょ
http://www.town.kadena.okinawa.jp/kadena/base/index.html
http://www.town.kadena.okinawa.jp/kadena/sky/index.html

先日、惜しまれながらも亡くなった軍事評論家の江畑謙介さんによると、嘉手納基地の規模は「航空基地としては第一級のもの」で、アメリカの国防総省の資料でも「極東で最大にして最も利用が活発な米空軍基地」とされているそうです。(『米軍再編』P320)

そして嘉手納基地は、日本以外の場所への「直接戦闘ないしはそれに準じた作戦が実施される主要作戦基地と考えられる」そうです。(同上、P289)

さらには、「嘉手納基地の周辺には訓練空域が数多く」あり合計面積は「沖縄本島の40倍の大きさ」になるそうです。(同上、P323)

嘉手納基地は、嘉手納弾薬庫とキャンプ・シールズが隣接しています。この3つの基地を合わせると約50平方キロメートルで、那覇市や沖縄市以上の面積になるそうです。
特に嘉手納弾薬庫は「いつ戦争が勃発してもその緒線に必要とされる量の空対地ミサイルを常時整備、貯蔵しておく責任を負っている。米太平洋軍にとってきわめて重要な弾薬庫」だそうです。(梅林宏道著『情報公開法でとらえた沖縄の米軍』P269より)
嘉手納基地についてのおさらいが長くなりましたが、普天間基地の「嘉手納統合案」については以下の解説が比較的わかりやすいと思います。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/scope/CK2009102402000078.html
↓ここから引用
--------------
嘉手納統合案は、現行計画がまとまる以前に浮上したことがある。嘉手納基地や隣接する弾薬庫地区にヘリコプターの着陸帯などを建設して普天間飛行場の機能を移すもので、沖縄県内に新たな基地をつくらない案として検討された。
--------------
しかし、空軍の嘉手納基地に海兵隊が入ることに米軍内で調整がつかなかった。空軍と海兵隊の「縄張り争い」だけでなく、空軍の戦闘機や輸送機が頻繁に離着陸する近くで、指揮系統が違う海兵隊のヘリコプターが離着陸するのは技術的に困難との指摘もあった。
--------------
また、騒音に苦しんできた地元の住民らも海兵隊のヘリコプターや航空機まで来れば、騒音被害が増すと猛反対。結局、統合案は断念された。
--------------
↑引用ここまで

もう少し詳しく見てみます。日米両政府が「普天間代替施設」を「沖縄本島の東海岸沖」に建設するとしたSACO合意は1996年です。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/usa/hosho/saco.html

このSACO合意が出される前に、交渉過程を振り返った報道を見てみましょう。

当時は、「政府筋によると、ヘリポートの建設場所は嘉手納弾薬庫地区内で合意した。」という報道もされていました。(共同通信)

しかし、その後、紆余曲折がありました。同じ嘉手納でも嘉手納弾薬庫にヘリパッドを造る案と、嘉手納基地(飛行場)への統合案とが検討されたそうです。

http://www.okinawatimes.co.jp/spe/dai961202_2.html#no_1
↓ここから引用
--------------
当初、日米双方が有力視したのが嘉手納弾薬庫内北西部の山林地帯だった。騒音軽減を主眼とした選定は、森林伐採による環境への影響や新たな基地建設への地元や県の反対にあい、6月までに断念に追い込まれる。
--------------
直後に防衛庁は海上ヘリポートを検討したが、軍事施設としての実績がないことから正式提案を見送っている。
--------------
続いて日本側は、嘉手納飛行場への統合を提案、県側の協力が得られるとの読みで米側に検討を迫った。「戦闘機とヘリの共用は危険」と、米側は強く抵抗。嘉手納基地を抱える3市町は共闘して阻止に動いた。
--------------
対抗策として米側が主張したのが、キャンプ・シュワブ沖の埋め立て案だった。日本側は沖縄の理解が得られないと主張、双方が譲らずこう着状態に入る。
--------------
↑引用ここまで

さらに、こんな記事もあります。
http://www.okinawatimes.co.jp/spe/dai961128_1.html
↓ここから引用
--------------
防衛庁側は当初、嘉手納統合案を押していた。米軍はジェット機とヘリコプターが同じ滑走路を使用することに「安全性や航空管制の問題がある」と強く抵抗した。
--------------
防衛幹部は「われわれも航空のプロ集団を持つ。安全性や官制を熟慮した上で、統合案を示している」と、米側に不快感さえ表した。
--中略--------
基地問題で政府側がこれほど沖縄の実情を気遣い、踏み込んだ対応を示したのは珍しい。米国内では、ジェット機とヘリコプターが共用している軍事飛行場があり、日本側は「実用例から問題点を報告してほしい」と譲らなかった。
--------------
その後、米側の報告書は出ていない。海上ヘリポート案が突然発表されたため、嘉手納統合に反対する米側の合理的な説明は“免除”された形となっている。
--------------
↑引用ここまで
アメリカのゲーツ国防長官は北澤防衛大臣との会談で「嘉手納統合案」について「運用上難しい」と答えました。
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20091022ddm005010049000c.html
しかし、上記の記事を見ると運用上の問題点を明確にしたアメリカ側からの報告書は出ていないようです。

そして、実は今年の4月には、アメリカ政府が嘉手納基地のF-15戦闘機を削減する案を打診していたとされています。
http://www.47news.jp/CN/200909/CN2009091101001075.html

これは「景気優先で国防予算にメスを入れる必要に迫られた米国のゲーツ国防長官はことし4月、装備の大幅見直し方針を発表」した一環とされています。(東奥日報 9月12日)

「運用上難しい」と言っているゲーツ長官自身が嘉手納基地の戦闘機の削減も考えているのです。

ということは、前に紹介した記事にあったように、実際にはアメリカの空軍と海兵隊との「縄張り争い」が理由で、嘉手納統合案を拒んでいる可能性が濃厚です。

つまり、空軍は海兵隊が嘉手納基地に来ることを嫌がっているわけですね。軍隊という組織はそれぞれ自分たちの部隊や基地を維持・拡大したがりますから、そういう気持も想像はできます。
ゲーツ国防長官は軍隊の長としての立場上、そうした軍隊のおもわくを背景に発言したとも考えられます。

それならば、オバマ大統領がゲーツ国防長官に対して「空軍には我慢をさせろ」と命令すればすむ話です。

岡田外務大臣の今回の発言は、それを意識してオバマ大統領が来日する前に示しておこうとしたのかもしれません。辺野古での基地建設を見直したいと思うあまり、つい「嘉手納基地に統合できるのならばいいや」と思ってしまったのでしょう。

もちろん私自身は「嘉手納統合案」がいい案だとは言いません。結果的に沖縄の中での「基地ころがし」になってしまうからです。

岡田外務大臣が「嘉手納統合案」を口にしたのは沖縄の人達に対する配慮が足りませんでした。
民主党の「沖縄ビジョン」に書かれている、
↓ここから引用
--------------
嘉手納基地をはじめ、米軍機の騒音が基地周辺住民に健康被害と生活被害を与えていることについて、速やかに被害解消のための措置をとる。
--------------
↑引用ここまで
という考え方とも矛盾します。

岡田外務大臣の発言に対して反発する声がどんどんあがっています。

http://www.okinawatimes.co.jp/news/2009-10-24-M_1-001-1_002.html
↓ここから引用
--------------
嘉手納町の宮城篤実町長は【中略】「どのような手段を使ってでも阻止する」と強調した。
--------------
↑引用ここまで

http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-151739-storytopic-3.html
↓ここから引用
--------------
県内移設に反対する11・8県民大会共同代表の翁長雄志那覇市長は「正直、がっかりな発言だ。このような結論を出すのは県民がもてあそばれているようで残念だ」と不満を表明。「嘉手納統合案では、嘉手納基地周辺の住民に踏み絵を踏ませてしまう。沖縄の基地問題の認識が全くない」と強く反発した。
--------------
伊波洋一宜野湾市長は「基地負担の観点からも辺野古への移設見直しは必要だ。県外が駄目ならアメリカ本土やグアムへの移設を強く望む。今後も普天間飛行場移設を要請し、民主党のぶれに対し、(県外移設の)約束を守るよう訴えていきたい」と話した。
--------------
嘉手納基地に関する三市町連絡協議会の野国昌春会長(北谷町長)は「米軍再編の中で嘉手納基地の負担軽減は言われてきたが騒音は年々激しくなってきている。これ以上の過重な基地負担は認められない。発言の意図を確認して対応していきたい」と話した。
--------------
↑引用ここまで

上記の記事で触れている「嘉手納基地周辺の住民に踏み絵を踏ませてしまう」という言葉が象徴的です。

サンゴ礁が広がる辺野古の海を埋め立てて基地を造るなどという現在の計画は、すべての案の中でも最悪と言ってもいい計画です。絶対に許してはいけません。しかし、だからといって「辺野古よりもマシ」という理由で同じ沖縄で現在でも爆音の被害に苦しんでいる嘉手納基地周辺の人達に対して「辺野古で基地を造らせないために我慢しろ」などというのは横暴です。

http://www.okinawatimes.co.jp/news/2009-10-24-M_1-029-1_001.html
↓ここから引用
--------------
岡田外相発言を受け、新嘉手納爆音訴訟原告団は23日夜、政府への直接的な抗議をはじめ、独自の抗議集会の開催検討をはじめた。
--------------
又吉清喜副会長は「嘉手納基地の周辺は、世界でも類のない爆音地域。普天間飛行場が移設されれば、中部全域が人間の住む場所ではなくなる。国策として間違っている」と強い反対の意思を表明した。
--------------
↑引用ここまで

先日、私が取材していた日にも、嘉手納基地では朝の8時30分から9時の間に10機以上のF-15戦闘機が爆音を撒き散らしながら離陸していきました。おそらく周辺にある訓練空域に行っていたのでしょう。

日常的生活のなかであのような爆音の被害を受けている人達に対して、具体的な被害低減の案も無いままに普天間基地の機能も受け入れろというのは、あまりにも酷い話です

岡田外務大臣と同じ民主党内からも批判の声が出ています。

http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp3-20091023-558757.html
↓ここから引用
--------------
民主党の川内博史衆院国土交通委員長は「党が策定した沖縄ビジョンでは『県外移設』と書いてある。米政府に正式に言わない段階で、そのような発言をするのはにわかには信じられない」と語った。
--------------
↑引用ここまで

民主党は、過去に「普天間移設」が検討された経緯を検証するとしています。しかし、その検証の仕方にも疑問が持たれています。

http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-151738-storytopic-53.html
↓ここから引用
--------------
普天間飛行場の移設先をめぐる交渉では、北海道や九州が候補地に上がったことが当時交渉に当たった日本政府関係者や、米政府高官の証言から既に明らかになっている。岡田氏の把握している検証結果に疑問が残る。
--中略--------
検証の対象が明らかになっていないばかりか、検証作業の責任者を「決めているわけではない」(武正公一外務副大臣)と、官僚に丸投げしているのが実態だ。
--------------
↑引用ここまで

北海道に関しては、守屋元事務次官が明らかにしたことが本日、報道されています。
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-151784-storytopic-53.html
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-151785-storytopic-53.html

九州に関しては、衆議院選挙中に産経新聞が「民主党が検討している」と報道し、岡田幹事長(当時)が否定しています。
http://sankei.jp.msn.com/politics/election/090723/elc0907232209011-n1.ht

今回、「県外移設は選択肢として考えられない状況だ」として「嘉手納統合案」に言及した岡田大臣は、その背景について以下のように説明しています。

http://www.nhk.or.jp/news/t10013326471000.html
↓ここから引用
--------------
岡田外務大臣は記者会見で、「普天間基地の危険な現状を考えると時間をかけるわけにはいかない。時間をかければかけるほど、危険な状況が持続する。そういう意味では、県外移設は選択肢としては考えられない状況だ。」
--------------
↑引用ここまで

普天間基地が危険なのは確かです。しかし、だからといって拙速に決めてよい問題ではないでしょう。そして、以前このブログでも紹介していましたが、普天間基地の危険性を取り払うことに関しては、以下の指摘があります。

↓ここから引用
--------------
私が総理大臣であれば、1週間以内というように期限を切って移駐させるでしょう。普天間の海兵隊ヘリ部隊は有事即応部隊ですから、すぐに移動できなければ指揮官は更迭です。
--------------
整備用の施設などは、あとから移設すればよいのです。
仮の移設地の選定に数カ月かかるかもしれませんが、それは時間の問題のはずです。
ところが、ヘリ部隊を仮に移設して当面の危惧を取り除くための方策を、誰も議論しなかったのですから驚きです。
--------------
↑引用ここまで
(小川和久著『日本の戦争力』P135)

岡田外務大臣が言うように「危険な現状を考えると時間をかけるわけにはいかない」のですから、すぐにでも普天間基地は閉鎖するべきです。

普天間基地に所属している部隊はイラクなど海外への「殴り込み部隊」であり日本を守っているのではないので「代替施設」など必要ないということは以下に書きました。
http://atsukoba.seesaa.net/article/126373072.html

もし仮に普天間基地で事故が起こっても、アメリカは「これまで移設を長引かせたのは日本政府の責任だ」として責任逃れをするでしょう。

鳩山首相はオバマ大統領と会談する際に、日本の総理大臣としての責任で、まずは普天間基地の閉鎖を通告するべきです。
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10月26日のぼやき

2009年10月26日 09時39分29秒 | Weblog
ノム・・・・しばらく休みたいね

サッチー・・何言ってんの、この齢になったら、忙しくしてなきゃダメ

ノム・・・・(記者団に) 就職先お願いしまーす、野村、本日より浪人でーす。
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東海ジャーナリストから    落石

2009年10月25日 18時21分12秒 | Weblog
ミャンマーには、首都ヤンゴンに50社以上の日本企業が拠点をかまえ
民政移管後の安定した経済発展を見越して、人脈と拠点つくりに
励んでいる。
富裕層もあって、携帯電話20万円、トヨタのランドクルーザープラドが1800万円、
セルシオは2000万円で買い手があるそうです。

「軍事政権下のミャンマーを見る」 
最近、ミャンマーを訪れたAさんの記事です。





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10月25日のつぶやき

2009年10月25日 10時49分40秒 | Weblog
 終わった。
 今年のプロ野球は終わった。

 ブッシュが始球式する日本シリーズ。
 中日か楽天かどっちか残れば我慢したものを

 しかし 中日は不甲斐ない!!
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ハローウィン     まもる

2009年10月25日 09時20分31秒 | Weblog
孫にせがまれて百円ショツプに出かけた。
 お目当てはハローウィンなるお祭りのグッズである。
 魔女の帽子やら、魔法のステッキやら、黒いマントやら、かぼちゃの提灯やら所狭しと並べてある。
 ちょつと見栄えのいいものは百円では買えない。
 姉弟で競争で籠に放り込む。
 姉は魔女に変身し。弟はかぼちゃのお面と骸骨のオモチャである。
 「何の祭りか知ってるのか」と聞くと「みんながやってる祭りだという」

 食堂でパンプキンケーキを食べさせて、「そもそもハローウィンとはケルトの・・・」と含蓄を語ろうとしたが、二人とももう魔女と骸骨君の気分で聞く耳はない。
 帰って歳時記を調べたがバレンタイン同様ハロウィンは載っていなかった。
 なぜかホッとした。

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新政権の威力(8)弱者への支援策  文科系

2009年10月25日 00時55分27秒 | 国内政治・経済・社会問題

新政権の、相当に構造的と思われる政策体系全体のなかの最大スローガン、要は、こういうもの。「コンクリ-トから人への、内需拡大方向の転換」。その「人」も、弱者への支援が第一。そういう新施策を眺めてみる。

①20日投稿の連載7回目で述べたことの一部を、最初に転載する。
『19日朝刊は別に、全マニュフェスト項目の「(毎日新聞による、新政権の)実行度一覧」を表にしている。そこで既に「実行中(初期)」が多いのは、「子育て・教育」と「雇用・経済」であると分かる。「実行中中期」には、上の親族立候補制限、郵政株売却凍結法案、貸し渋り・貸しはがし防止法案の他に、「社会保障費2200億円の(旧自民党政権による)削減方針は撤回」も入っている。
「生活保護の母子加算復活」も12月に予定され、来年度も継続と本日発表されたから、実行中中期に含まれよう(以下略) 』

②さて、本日の新聞には、こうあった。
『保険証取り上げず 厚労相 滞納の後期高齢者』
長妻厚労相がTBSの番組でそう述べたのだそうだ。1年以上の滞納者には、完納するまでの間保険証を取り上げて、「資格証明書」を発行するが、その間は全額自己負担という現在のやり方を改めるということなのだ。
もの凄い朗報と思う。金が無ければ病気を悪くするしか術がなかった人々が、今後どれだけ助かることだろう。

③「雇用創出 年度内10万人」というのもここ数日、新聞などに関連記事が載らない日はないはずだ。この緊急雇用対策の骨子は例えば、こうあった。
「介護、福祉、医療などの分野で年内に約5万人分の職業訓練確保」
「ハロ-ワークだけで雇用、住居、生活支援のための相談や手続きを一括してできる『ワンストップサービス』を11月下旬に東京、大阪、愛知などで試行実施後、定期開催を検討」
「派遣契約解除などによる貧困・困窮者向けに住宅確保・あっせん」
「介護分野で最大2年、無料で資格取得可能なプログラムの創設」
このような点に関しては、他にもいろいろな根本からの施策が目白押しである。
介護士給与のアップ。派遣村村長・湯浅誠氏の国家戦略室参与選出。「相対的貧困率」の調査着手によって、国際比較でOECD加盟国内の最低に近いことが判明したようである。また、従来厚生省が狭めてきた失業者の概念の見直しも行われるようである。
これらの点に関しては今後も、何か発表され次第ここでも取り上げていきたい。
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10月24日のつぶやき

2009年10月24日 11時22分01秒 | Weblog
もう、10月も下旬だ。陽が射さんと肌寒い。

  そぞろ寒懺悔の椅子の油いろ   木村公子
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益川さんを迎えて、11.3県民のつどいです!!!    まもる

2009年10月24日 11時15分45秒 | Weblog
★恒例のあいち九条の会主催の「11.3県民のつどい」が、           「平和/成年/学び/そして未来」をテーマに開かれます。

 今年は、ノーベル賞受賞者で平和運動にも深くかかわってみえる「益川 敏英氏」に記念講演をしていただきます。
 演題は「ソマリア沖まで行けるのに、なぜ九条がじゃまになるのか?」
です。有意義なお話が期待されます。是非ご参加ください。

 何時 11月3日(祝) 13時開演 12時開場

 何処 名古屋大学・豊田講堂

 参加費  1000円 学生・障害者500円

★参加協力券は、あいち九条の会 052-211-2236
        名古屋大学平和憲章委員会 052-789-4913
 にお問い合わせください。
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