九条バトル !! (憲法問題のみならず、人間的なテーマならなんでも大歓迎!!)

憲法論議はいよいよ本番に。自由な掲示板です。憲法問題以外でも、人間的な話題なら何でも大歓迎。是非ひと言 !!!

転載 ガザからの声 そこに踏みとどまり続けること

2009年10月15日 20時28分08秒 | Weblog
★グループメールにガザで続けられている封鎖や包囲と静かに抵抗している人々を支援している方から重い記事が寄せられました、紹介します。 (ネット虫)
======================
京都の岡です。

わたくしはかれこれ25年、レバノンのパレスチナ難民の子供たちをケアする
NGO「ベイト・アトファール・アル=ソムード(パレスチナ 子供たちのソムードの家)」の支援をしています。

この「ソムードの家」は、1976年、パレスチナ難民3000人が殺されたタッル・エル=ザァタルの虐殺で親を失った子供たちの孤児院として設立されました。
6年後にはサブラーとシャティーラの虐殺がおこり、ふたたび、大勢の子供たちが親を失いました。
80年代半ばにはキャンプは包囲・封鎖され、長期にわたって攻撃され、大勢がなくなりました(昨年暮れから1月にかけてのガザのように)。

「子供たちのソムードの家」は、パレスチナ人に対して差別的なレバノン社会で、
繰り返し虐殺にさらされながら、貧困と差別と困難のなかで生きる子供たちとその家族を支える活動に30年以上、地道にとりくんでいます。
人権を否定されている子供たちに、教育の機会と職業訓練の機会を提供することによって、未来の可能性を創っているのです。

この7月、訪問したとき、代表のカーセム・アイナさんが、「子供たちのソムードの家」が ノーベル平和賞にノミネートされていますと、たいへん慎ましやかにおっしゃって、私たちはみな、大喜びいたしました(結果的に、同賞を受賞したのはオバマ大統領でしたが・・・)。

この「ソムード」というアラビア語、辞書を引くと Registance とあります。
でも、いわゆる「レジスタンス」や、イスラーム抵抗運動(「ハマース」の正式名称)の「抵抗」とは違います。
アラビア語独特の言葉で、日本語では、それを一言で言い表す、しっくりした言葉が見つからないのですが、「それでもなお、そこにふみとどまってがんばり続ける」、そのような意味での「抵抗」です。

武器をもって、武装闘争をすることだけが、「抵抗」ではありません。
民族浄化の結果、60年以上にわたり難民であることを強いられ、繰り返し虐殺にさらされ、そして、今は封鎖され、じゅうぶんな栄養もなく、人が人間らしく生きるということのすべてを奪われているなかで、それでもなお、そこに踏みとどまって、明日への希望を失わずに自らを支え、ほかの者たちを支え続けること、それがソムードであり、ソムードとしての抵抗です。

JVC(日本国際ヴォランティア・センター)の招聘によって、ガザから来日されたモナ・アブラマダンさんとムハンマド・スカフィさんのお二人は東京で精力的にスケジュールをこなし、本日、京都にいらっしゃいます。
きのう、東京大学のセミナー(英語)で、ムハンマドさんがおっしゃったという言葉(参加された方の感想が、MLでまわってきました)、
「あなた方も是非、ガザのボランテイアに来てください。それは( ボランテイアは、)グッド レジスタンスに他ならないから。」

英語でムハンマドさんが、「グッド・レジスタンス」とおっしゃった、その「レジスタンス」は、アラビア語の「ソムード」です。
それは、殺戮と破壊と封鎖という圧倒的な暴力に対するソムードであり、同時に、あらゆるテロルに対するソムードでもあります。

10ヶ月前、ガザで起きていることに対して、各地で緊急集会が開かれ、会場の定員をはるかにうわまわる人々が駆けつけました。
あれから10ヶ月、もう、マスメディアに「ガザ」の言葉は登場しません。
ガザの虐殺は、忘却の淵に沈もうとしています。

忘却されるという以前に、なおも続く封鎖が、ひとたびでも私たちの記憶に刻まれたことがあったのでしょうか。

忘却があの殺戮と破壊を生み出したのなら、いまの私たちの忘却は、次の、新たな、さらに大規模な殺戮への序章です。
私たちはこれからも、ガザの人々の状況を皆さんに伝え、ソムードを支援したいと思います。
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保守系さん教えて下さい   落石

2009年10月15日 18時55分03秒 | Weblog
大塚英志の「少女tたちの『かわいい』天皇を
よんでいたら、
天皇なきナショナリズム、という考えがあると
書いてありました。

保守主義の考えのひとつに、天皇を抜いた考え方も
あるのでしょうか?

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「あいち九条の会のHP」に活気が!!     まもる

2009年10月15日 11時35分20秒 | Weblog
★久しぶりに「あいち九条の会」のHPを開いてみた。
 僭越な感想だが、前と比べて「やる気」というか「活気が」が感じられた。
とうやら、広報担当に東海放送人の会の「大西氏」がなったかららしい。
「あいち運動紹介」に彼の次のようなアピールが載っていた。
 期待の持てる愛知九条の会の姿勢を紹介したい。
==========================
愛知県県下の九条の会の皆様へ

      あいち九条の会世話人(広報委員会担当)大西 五郎
 
「ホームページは経験と教訓の宝庫です」
  
 みなさんはあいち九条の会のホームページをのぞいてご覧になったことがありますでしょうか。
 Yahooでもgoogleでも、「あいち九条の会」で検索するとホームページを開くことができます。表紙の左側の目次の一番下に「新着情報 県内各九条の会の催しのお知らせ」がありますから、そこをクリックすると、各九条の会から寄せられたニュースが紹介されています。

 私はあいち九条の会で広報委員会を担当し、ホームページの編集に当たっています。
 各九条の会から寄せられた集会や講演会などの案内や集会の結果の報告、会報に載っていた参考情報などをニュ-スにして載せる作業を行っています。
 そこで感じたことをお話したいと思います。

  ◇「九条を守れ」は誰にも受け入れられる幅広い運動です。

☆市と教育委員会が品川さんの講演会を後援、商工会議所会頭、医師会会長も賛同者に

 6月に、つしま、かにえ、さやの三つの九条の会が合同で品川正治さんを招いて講演会を行いました。津島市と蟹江市に協力を要請したところ、津島市と蟹江町、それに両方の教育委員会の後援を得ることができました。
 また、中日新聞に27,000枚のチラシを折り込みましたが、その賛同広告に津島商工会議所会頭、津島市医師会長らが賛同してくださいました。
 当日の講演会には450名の参加者がありましたが、その中に保守系市会議員4名、元弥富市長や津島市・蟹江町の総務部長ら幹部職員も多数参加していました。

☆地区の区長が「天ちんさん」の講演会のビラを回覧板で回してくれた。 
 
 甚目寺九条の会が「天ちんさん」ことあいち九条の会代表世話人の天野鎮雄さんの講演会を行ったときのこと、甚目寺町にはいくつかの町内会をまとめる区が12ありますが、その全区長に講演会のチラシを区内に回覧してほしいとお願いしました。8つの区長が回覧板で町内に回してくれました。また16人の町会議員全員を講演会に誘ったところ半数の人が協力券を購入してくれたそうです。

☆元町長や高校校長が「戦争を語る」集会の発言者に

 渥美半島九条の会が行った「戦争体験を語る会」で元福江町長が中学生だった戦争中に敵の上陸に備えて海岸に塹壕掘りをした経験を語ってくださったり、結成一周年記念集会で福江高校の元校長が渥美半島の戦跡について語ってくださったりしました。

  ◇集会に大勢の人の参加を得ています。

☆尾張旭での澤地久枝さん講演会に1000人を超す参加者

 九条の会尾張旭が5月に結成3周年集会を行い、九条の会(中央)呼びかけ人の作家・澤地久枝さんの講演を行ったところ、尾張旭以外から参加した人もあって1000人を超える参加者がありました。この講演会はあいち九条の会のホームページでも予告・紹介しましたが、これを見て参加された他地区の九条の会会員の方もかなり あったということです。

☆いなざわでもジェームス三木さんの講演会に600人

 いなざわ九条の会が昨年秋に行った3周年記念のジェームス三木さんの講演会に600人が参加しました。いなざわ九条の会では会員一人ひとりが3枚の入場券を持って知人によびかけたり、近隣の九条の会の集会やコーラスグループの集会などでも宣伝した結果です。

 このニュースを書くために取材していて、一定の努力をすれば報われることを示していると思いました。

☆ひしの九条の会は菱野団地6000戸に全戸ビラ

 瀬戸市のひしの九条の会は3月に結成三周年集会を開き、宗教者九条の会の大東仁さんに「反戦を唱え続けた僧侶竹中彰元」という話をしてもらいました。
 団地内での集会としてはいつもより多い60人ほどの参加がありましたが、「初めて九条の会の集会に参加した」という人が17人もいました。
 ひしの九条の会では、毎回会報を団地の6000戸全部に配布しています。こうした努力が新しい参加者を増やしているのだと思います。

☆九条の会・尾張旭が初詣客向け宣伝で、2人が会員に

 九条の会・尾張旭は今年の元日に初詣客を対象に「九条を守りましょう」と入会の呼びかけのビラ撒きを行いました。このビラをよんだ人2人が後日入会してくれました。
 岩倉9条の会でも成人式の会場で新成人にむけて入会の呼びかけを行いました。

◇集会の開き方に様々な努力が払われています。

 各地の九条の会は、集会に一人でも多くの人に参加してもらうため、集会の持ち方に様々な工夫が凝らされています。

 豊田九条の会は「落語DE平和と九条」(イラク派兵差止め訴訟の岡村晴美弁護士と落語家の古今亭菊千代さん)を、萩原九条の会(一宮市)は「コーヒーを飲みながら文化講演会」を、富田地域九条の会(名古屋市中川区)は「憲法全文をみんなで読む会」を終わって、さらに「あたらしい憲法のはなしを読む会」を行いました。

 岩倉9条の会は花見を兼ねて航空自衛隊小牧基地と岐阜基地を見て回るツアーを、勝川九条の会(春日井市)は戦争を記録する会の案内で市内の戦跡めぐりを、豊明九条の会は熱田空襲の跡めぐりと白鳥庭園の見学を組み合わせた会を催し、それぞれいつもより大勢の参加を得ました。

  ◇趣味で集まったユニークな会も

 走ることの好きな人集まれと「RUNNERS9(ランナーズ・ナイン)」は愛知県や東海地方の戦跡を訪ねるマラソンとピクニックを併せた“マラソニック”を行っています。
 全国各地で行われる「9条ラン」にも参加、先日は遠く鹿児島に遠征しました。この他ゴルフ好きの人が集まった「golfけんきゅう会」などもあります。

 ◇ホームページのニュースを活用しましょう。

 この地方の放送関係者で作る東海放送人九条の会は、この文章でも報告した岩倉九条の会が愛知県平和委員会の高橋信理事長の案内で基地巡りを行ったということをホームページで見て、高橋理事長にお願いして9月に基地めぐりを行うことにしました。
 このようにホームページで紹介された各九条の会の催しが自分たちの会の行事企画の参考になります。

 ホームページの「新着情報 県内各九条の会の催しのお知らせ」のページの左側に「最新記事」のタイトル紹介と月ごとに整理された「バックナンバー」がありますので、そこをクリックすると各九条の会の活動の様子がわかるようになっています。
 みなさんも時々(できればしばしば)ホームページにアクセスしてください。ホームページは経験と教訓の宝庫です。
                                            以上

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今日のことば   らくせき

2009年10月15日 09時45分33秒 | Weblog
「被害者が加害者を許せない限り、いつまでたっても被害者」
(元テロリストの牧師ヒュー・ブラウンさんの言葉)

        中日新聞の「特報」より

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アジアを考えるためにこんな本もあるそうです。    紙魚

2009年10月14日 17時24分37秒 | Weblog
☆アジアを考えるうえで重要と思われる本や興味深い本をメール友が 紹介してくれました。読書の秋よかったらどうぞ。

 ★中国建国60周年なので、最近読んだ中国関係の本を取り上げてみます。

①田久保忠衛『米中、二超大国時代の日本の生き筋』海竜社
 中国を分析するには、中国だけを見てても、日中だけを見てもダメです。真にグ
ローバルな分析が求められます。この本は、G2時代が既に到来した(!)と言う問題意識に立っています。その問題意識は面白いのですが、中身は、やや竜頭蛇尾の感があります。

②韓鋼著、辻康吾編訳『中国共産党史の論争点』岩波書店
③中島嶺雄、石平『「日中対決」がなぜ必要か』PHP研究所
 中国本土で、中国共産党史の見直しが進んでいます。この動きを紹介したのが前著です。私も、自分の共産党史像を再点検しなければ、と痛感しています。
日本の研究者の立場から、中島嶺雄は、「中国革命は必然だった。しかし、新社会の建設は失敗だった」と明確に言い切ります。一時期、毛沢東万歳だった私としては、にわかにイエスと言えないで悩んでいます。

④麻生晴一郎『反日、暴動、バブル』光文社新書
 私は、色んな中国分析の中で、民主主義と人権を求めて闘う中国民衆の姿が描かれていないのは問題だ、と強調してきました。その意味で、前に紹介した『毛沢東は生きている』は画期的な本でした。そして遂に、日本のジャーナリストで、中国現地を歩いて「闘う」民衆の実像に迫ろうという本が出版されました。日本のジャーナリストも捨てたものではない、と嬉しくなりました。
私は2005年の反日デモの評価などで意見を異にしますが、そんなことは小さなことです。必読本として購読をお勧めします。

⑤宋暁軍、王小東、黄紀蘇、宋強、劉仰著『不機嫌な中国 中国が世界を思いどお
りに動かす日』徳間書店
 遂に、こんな本が中国国内から出てきました。「中国は軍事力を背景に商売をせ
よ」「中国が世界の指導者になる」「金融危機は必ず戦争を招く。中国は軍事力を増大せよ」「チベット問題に文句があるなら奪いにくればいい」などの文句が、この本にはあふれています。極め付きは、以下の文句でしょう。
 「13年前、われわれは中国のことは中国が決めると宣言した。現在、われわれは世界のことは中国が決めると宣言する。」
 たしかに、この本は、中国の公式見解ではありません。おそらく、現在時点では、中国国内の多数意見でもないでしょう。しかし、この本が反響をよぶ基盤が中国国内にあることも確かです。また中国共産党の見解と一部分は確実に重なっています。
「それ見たことか」という意見が日本国内に広まることを恐れます。
 それにしても、中国問題に沈黙を守り続ける日本の平和運動と左翼知識人は、中国の覇権確立・世界制覇を助けた共犯者であると、歴史に名を刻まれても良いと考えているのでしょうか。
                情報提供:河内謙策氏

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今夜トーゴ戦、こんな試みに興味津々   文科系

2009年10月14日 12時02分08秒 | スポーツ
1日2本も原稿を出して恐縮です。が、この原稿はなんせ今晩のゲームのことだし、前の原稿は連載・時事問題の久しぶりのものだしして、ご容赦を。


さて、今夜の代表・トーゴ戦で、岡田監督がTBSにこんなことを依頼しているようです。3台のカメラそれぞれにある装置を付けて、1台で数人の選手のゲーム累積走行距離を即座に分かるようにすると。さて、サッカーのゲーム走行距離って、なぜそんなに大切なのだろう。また当然、これだけに拘りすぎてはいけない理由もあるらしいのだが、それはどういうことだろうか。先ず初めにサッカー選手の走る距離を見てみよう。

普通の選手は10キロぐらいなのだそうだが、現在の日本代表選手は11キロちょっとらしい。それが長い選手は例えば、駒野、内田、長友などの代表サイド・バック。12~3キロは走るようだ。中村俊輔は、スコットランド・セルティックのあるゲームで確か13キロ走ったことがあると記憶している。遠藤選手とか去年の新人王・小川佳純なども、あれだけ良い位置取りができるには、視野の広さに加えてさりげない走力が背景にあるのは間違いないだろう。なお、岡田監督は代表にこう要求していると聞く。
「全員が12キロは走れるようになろう。10人が1キロずつアップすれば、全体で10キロ増。選手が1人増えたも同じこと。これは、ゲーム後半には凄く生きるはずだ」

なお、今評判の石川直宏の走力は特に凄い。9月のガンバ戦で13キロ走り、残暑厳しいなか両チームでダントツの距離だったとのことだが、そのスピード自身もJリーグトップクラスの内田を多分凌駕しているのではないか。これが今年度彼が化けた土台となる力であることは、間違いないだろう。相手からこう言われている選手だ。
「今期は、猛スピードでゴール前に進入してくるようになったけど、あれは反則でしか止めようがない。また、そのスピードに乗りながら打つシュートは、以前からFW以上の正確さだった。手におえない選手に化けてたものだ」
こんなことが、ゲーム13キロという走力で他人より多く繰り返されるならば、相手DF陣にとっては、こんなやっかいな選手はいないだろう。以下のように化けたということだから。
①攻撃だけでなく、石川が今年開眼したと語る守備にも、前半から思い切って他の人よりも多くかつ速く、走れるということ。
②①があるからこそ得意のゴール前への侵入も前半から随分気軽にできる。そこから守備に大急ぎで切り替え、戻ることをも人よりも多く覚悟できるから、ゴール前進入を他人よりも多くくりかえせるのである。

なお、もちろん走れるだけでは相手を制せない。オランダ戦で最後に連続得点されたのは、前半の走りすぎの影響という意見が日本では主流だが、これに対してスペイン人などからはこんな意見もあった。
「相手を制するために走っても、その最後の間とか当たりとかがいいかげんならば、自由にシュートまで持って行かれたり、逆にこちらはよいシュート体勢に入れなかったり、する。オランダ戦の日本はそうなっていた。オランダのほとんどの得点のときシューターの間近に日本の守備陣は走り寄っており、人数も十分足りていたのに、その間を縫ってシュートを打たれたりしている」
これは、体力勝負のドイツで前年度優勝チームのレギュラーを張っている長谷部などが、よく強調することでもある。彼も走れるだけではなく、意外にも浦和では、快足・坪井に次いで速かったと聞くし、今はドイツ人と当たりあっても負けない強さまで持っている。間違いなく、日本最高のボランチであろう。
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新政権の威力(5)「社民党の使われ方」から夢想したこと  文科系

2009年10月14日 10時04分09秒 | 国内政治・経済・社会問題
保守も革新の一部にも「社民党がいては、政権3党はいつか割れる」と語ってきた人は多い。が、ここで9月初めから僕はこう言い続けてきた。「民主党が社民党にかなり譲歩してでも、この政権を維持していくだろう。その態度は、マスコミなどがよく言うように単に『参院で民主党が単独過半数ではないから利用するために』というだけではなく、一定の公正さを内外に示すためだ」。ところが最近はさらに、こうなっていると述べてきたつもりだ。「新政権全体の政策が社民党の政策とそんなに違わないようである」と。ところがところが、新政権によるこんなウルトラCの社民党利用法がまさか存在するなどとは。夢にも思いもしなかったことが、昨日の夕刊に載っていた。毎日新聞夕刊1面のこんな見出しの記事の中にさりげなく、である。
『インド洋給油 海自1月撤収へ 岡田外相「法案提出困難」』 
この見出しの書き出しに、こうあった。
『パキスタンを訪問した岡田克也外相は11、12日の両日、ギラニ首相、クレシ外相、ザルダリ大統領と会談した。岡田氏は、来年1月15日で期限が切れるインド洋での海上自衛隊の給油活動について、今月下旬招集予定の臨時国会に延長のための関連法案を提出するのは困難との見方を示した。来年1月からの通常国会に提出しても期限前成立は極めて困難なことから、海自は1月で撤収する見通しが強まった。
岡田氏との会談で、ギラニ、クレシ両氏は「パキスタン軍への燃料などの支援」を求めた。岡田氏は▽来年1月の期限までに延長のための法案提出は間に合わない▽連立相手の社民党が反対している▽給油のニーズが減っている――などと指摘した』

僕らは昨日ここの天木ブログ投稿に関わって、こんな討論をやったばかりだ。アメリカに対して困難に見える要求を通すには、「国民の声、世論が肝腎だ」と。「これさえあれば、アメリカを怖くもなんともない」、とも。さて、3党連立政権内部では、社民党は確かに一つの世論とも言える。「政権が分裂したらどうするのか?! 参院では民主党は単独過半数ではないのだぞ」と確かに言えるのである。アメリカは返す言葉がないのではないかと思い始めたのだが、どうだろうか。凄いウルトラCがあったものだが、こうなると給油問題で態度未定のような、「困ったなー」というような、わけのわからないことを言いつつグダグダしていたのは、今回の結論を胸に秘めたままこういうウルトラCを持ち出す時機をうかがっていたという確信犯であったのかとも、勘ぐりたくなる。「社民党が反対するから、ダメだ」「国民新党が強行だからダメだ」。こう国際社会などに主張しながら正真正銘の世論がそうなって来るのを待つ、そんなやり方は確かに使えるのではないか。ということは逆に、それぐらいの国家方針大転換を3党共通に胸に秘めた確信犯といつからかなり始めたのではないかとも、今になって思えてくるのである。

さて因みに関連して、本夕刊3面にはこんな記事も載っている。見出しはこうだ。
『社・国との連立維持へ 小沢幹事長 参院単独過半数でも』
小沢幹事長が、12日山梨県で講演し、参院選で単独過半数を目標とすると語りながら、こんな言葉を追加、強調したという記事である。
『「社民党、国民新党との連立を否定する意味ではない。一緒にやってきた仲間だから、これからもずっと一緒にやっていく」とし、単独過半数を獲得しても、社民、国民新両党との連立を維持する考えを示した』

これはおそらく、こういうことなのであろう。もう、3党の間には当面(この4年は)、そんなに大きな溝は作らないよ、という。そういう共通の中身は、ここでも再三述べてきたように「コンクリートから人への内需拡大方向の転換。それも『大きな政府』をもある程度覚悟したような、それ」「アメリカと距離を置き、国連中心で世界を見て、動くこと。よって、東アジアとは仲良くすること」、こんな方向なのではないか。
すると僕は、こんな夢想さえするのだがどうだろうかと、皆さんに問うてみたい。
【 サブプライム爆発以後の世界では当面はもはや、こういう方向しか国民、世界の諸事情がゆるさないとも考えているのだろう。現に新政権はそういう方向にどんどん向かい始めたというのも、明らかだ。この動きを大きく規定するならば、世界をも見つめながらの、資本主義内部での、ケインズ主義的な日本経済計画化の現段階というようなものなのではないだろうか。だとしたら、他党や日本の各界は一体どう対することができるのだろうか? 】
ちなみに本日の朝刊2面には、こんな重要なことも載っていた。見出しと、抜粋を
ご覧いただく。
【09年分の政策評価「採点見送り」】【 献金額は自主判断に 】
【 日本経団連は13日、会員企業が政治献金をする際の指針となる「09年政策評価」を発表した。昨年までは10分野の政策を5段階で採点してきたが、今年はそれを中止。民主、自民両党への期待を短文で表現するにとどめた。両党の政策の優劣を示す表現はせず、献金額は会員企業の自主判断に委ねた。採点の中止は政策評価を始めた04年以降で初めて。
御手洗富士夫会長は同日の会見で「政権交代で世の中が変わった。どうせ評価するなら新しい時代を見極めた上で実施したい」と、採点中止の理由を説明した】
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あまりにくだらな過ぎる広島・長崎のオリンピック招致

2009年10月13日 17時52分16秒 | Weblog
★私の愛読するピープルズプラン研究所http://www.peoplesplan.org/jp/のHPに{山口響氏}の見出しのような記事を見ておゃつと思った。
 東京招致失敗の直後に提案された広島・長崎のオリンピック招致の立候補に「やるじゃん。」と感心していた単純な私はその批判的な記事に驚くとともに「なるほど」と思ってしまった。皆さんはいかがお考えでしょう。(ネット虫)
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 広島・長崎の両市が、2020年のオリンピック開催地として立候補を検討しているというニュースが流れた。

 正直耳を疑った。

 広島の秋葉市長も長崎の田上市長も、停滞を打ち破って颯爽と登場し、就任わずか10ヶ月ほどでノーベル平和賞までかっさらったオバマ大統領が先導している世界の「核廃絶気運」という熱に浮かされているとしか思えない。

 そもそも、東京が2016年の招致に失敗したことの検証すら、主流のメディアにおいてはほとんどなされていない段階で、なぜ招致の意図を明らかにする必要があったのだろう。

 ひとつにはカネの問題だ。東京都議会の福士敬子議員によれば、招致活動費は200億円を超えるだろうという。広島・長崎のような、東京に比べれば吹いて飛ばされるような弱小な自治体が、いったいどうやってこれだけの費用を捻出するというのか。

 オリンピックがいかにカネに汚いものであるかは、アンドリュー・ジェニングス著『オリンピックの汚れた貴族』を1冊読むだけで十分だ。100人近いIOC(国際オリンピック委員会)の委員たちは、招致活動を繰り広げる世界の各都市によって接待漬けになる。ファーストクラスでの旅行や豪華なディナー、スウィートルームは当然で、その大部分が男である委員たちは、招致側の用意した女性を買うこともあるという。それもこれも、招致のために必要なことだとして、招致費用の中から捻出されるのだ。

 東京招致が失敗したあと、石原都知事は、リオの選出に関して「目に見えない政治的な動きがある」と述べたが、なんのことはない、石原はちょっと正直すぎただけなのだ。東京はIOC委員の歓心を買うような接待ができなかった――東京落選の原因は、大部分それなのである。

 広島や長崎は、「核廃絶を目指す」という美名のもと、そのような汚い招致活動にのめり込む覚悟はあるのか。そんな招致にかけるカネがあるのなら、高齢化の進む被爆者援護にでも出資したらよいのではないか。

 もうひとつの問題は、広島・長崎が、「オリンピックは『平和の祭典』であり、世界で唯一の被爆地である広島・長崎はこれにふさわしい」という趣旨の主張をしていることだ。

 言っておくが、ナチスがドイツの国威発揚のために大いに利用した1936年のベルリン・オリンピックの例を出すまでもなく、オリンピックが「平和の祭典」であったことなど、過去一度もないといってよいだろう。

 1968年のメキシコ・オリンピックでは、オリンピックの開催に反対する学生約300人が、メキシコ軍によって虐殺された。この事件は、メキシコシティのトラテロルコ地区で起こったため、「トラテロルコ虐殺」と呼ばれている。核問題に関心のある方ならピンと来るだろうが、このトラテロルコは、ラテンアメリカ非核兵器地帯を設置する条約が調印された場所でもある(1967年)。

 また、ソウル・オリンピックの開催が決定されたのは、1980年の光州虐殺の記憶もまだ生々しい1981年9月のことであった。

 そこまで極端な例を出す必要はないかもしれない。オリンピックのスタジアム建設などに巨額の資金が投入される一方で、競技場近くに住んでいるホームレスが「目障りだ」という理由で排除されることがこれまで何度繰り返されてきた、という一事をもってしても、「平和の祭典」という看板はずいぶんと色あせてしまうことだろう。

 長崎出身の私は、広島・長崎がそのような空虚な試みに無謀にも乗り出すことを黙ってみていられない。IOC委員にとってみれば、現地の市民がオリンピック開催を支持していない都市は選びづらい、とのことだ。広島・長崎の市民たちに、「核兵器なき平和を本当に目指すなら、オリンピック招致よりももっと他にやることがあるだろう」という声を大いにあげ、なんとしても招致活動を「失敗」に導いてほしい。
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表現の自由と「公」   落石

2009年10月13日 15時01分46秒 | Weblog
ちょっと古い話ですが、小泉さんが、靖国神社に
総理として参拝した時、賛否両論がありました。

この時の小泉さんの言い訳(?)は
心の自由、憲法19条で思想・良心の自由は
保障されているのではないのか?
何の問題もない、というものでした。

ここには私は、ずっと違和感があるのです。
個人なら、ともかく総理(公)としてはいけないのでは?

そういう批判はありました。
しかし、そんなに強いものでもなく、
参拝を止める力はありませんでした。

ここは、憲法にとって、かなり大きな問題を
ふくんでいると思うのですが・・・
よく分かりません。
どなたか、是非、教えて下しさい。

NHKなど公共放送というもののあり方に
結びつく重要な問題があるのでは?

どうも、日本人の多くは、私を筆頭に
ここがよく分かっていないような気がして・・・
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 対米外交を鳩山首相の命取りにさせてはいけない (天木ファン)

2009年10月13日 00時40分48秒 | Weblog
★民主党よおたおたするな、外交政策で毅然とすることこそ六十年間持ち得なかった日本人の誇りを代弁することになる。君たちに天木氏の言葉を進呈しよう。
============================         以下、天木ブログより                  
http://www.amakiblog.com/blog/

 私の思いが杞憂で終わるのであればそれでいい。
 しかし私には鳩山首相が「対等な日米同盟」という曖昧で矛盾した標語に縛られたまま、外交に前のめりになり過ぎている危険を感じる。
 普天間基地移転問題にせよ、非核三原則にせよ、東アジア共同体構想にせよ、曖昧で矛盾した発言が、鳩山総理、岡田外相、北澤防衛相から発せられ、これがメディアで取り上げられる。最悪だ。
 このままでは米国との関係が悪くなる。
 今からでも遅くはない。ここで立ち止まって戦略をねり直す事だ。政策を統一する時だ。
 11月のオバマ大統領の訪日までに決断、統一できなければ、方針が決まるまで回答を遅らせばいい。 何も11月が最終決定日ではない。
 オバマ大統領の訪日を成功させようと急ぐあまり、軽はずみな対応をしてはならない。
 対米外交の要諦は明確な立場を伝えることである。
 それが米国の国益に反すれば米国は当然反発する。
 その反発を恐れてはならない。反発を怒りにさせてはいけない。
 反発をしたくても出来ないように、誰が見ても日本の主張に理があるように米国を説得するのだ。

 その最後の決め手は日本国民の声である。 米国は日本国民を的に回すことはできない。

 鳩山外交は国民の声を背にした対米外交を行わなければならない。
 オバマ大統領の顔色をうかがう外交ではなく、オバマ大統領を正しく導いていく外交でなくてはならない。

 それは自民党外交ではできなかったことだ。外務官僚の外交では考えられない外交だ。 これこそが政権交代後の脱官僚外交である。



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朝鮮日報より   落石

2009年10月12日 13時09分30秒 | Weblog
ブランドの化粧品を生産する韓国企業エイブルC&Cは
2006年に中国に進出、56都市に130カ所の売り場を展開している。

戦略は「中国人の心は中国人だけが知る」というものだ。
中国で10年以上のマーケティング経験がある韓国人を法人長として迎えたほかは、
中国人の従業員を採用した。
現地市場に精通した中国人と話し合った結果だ。

 粉ミルクや離乳食で中国に進出した毎日乳業は、
07年に売り上げが低迷すると、富裕層を集中的に攻略することにした。
離乳食事業を果敢に整理し、最高級の粉ミルクを持ち込んだ。
上流層が好む製品として口コミが広がり、会社は成長を続けた。

第一製糖は、中国人従業員に韓国語と英語の教育を行い、
毎月優秀な従業員を選抜し、従業員の誕生日パーティーを開く。
離職率を抑え、愛社精神を高めるためだ。
同社が強調する原則は常に一つ。「ここは韓国ではない」ということだ。

 こうした事例は、中国市場に進出した22社の体験談をまとめ、
韓国貿易協会が11日に発刊した『三国志より面白い中国進出の話』に
集約されている。
「中国市場をまともに攻略しようとすれば、中国に対する無視、
無知を乗り越えなければならない」と指摘した。

    

韓国と中国、隣同士の国でも、いろいろ理解しあうのは
大変なようですね。
いわんや日本と中国に於いておや。
東アジア共同体も、ここから始めないと・・・
まず、違っていることを認め合う。
長い時間がかかりそう。生きているうちに、この眼で見られるかな?


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ソウル短歌・俳句会       愚足

2009年10月12日 12時55分57秒 | Weblog
四十数年ぶりに学生時代の仲間四人で韓国旅行をした。
 韓国の王宮跡や民俗村、青磁の窯元など見学し、最後に板門店を見終わった三日目最後の夜、誰かが句会をやろうと言いだした。
 短歌なら出来そうという仲間もいて、俳句短歌会となった。
 賞品もなくてはと言いだしたのがいて、土産に買った「韓国海苔」だの「青磁のマグカップ」挙句は女房に買った「化粧品」が並べられそれぞれが土産の増えることを目論んで食事中も黙々と句作にふけるのもいて愉快であった。
 お互いに口は達者で友を貶すことにかけては年期が積んであり句会は冒頭から舌戦で始まった。
 読者の皆様には噴飯ものでしょうが紹介します。
 
 高麗の村秋深し唐辛子
 分断の哀しみ湛えガイドの瞳
 秋静か軍事境界線の民家かな
 分断の影は写さずイムジン映ゆ
 未来思考韓国娘の笑顔かな
 板門店の悲話今もとガイドさん
 コリアンのガイドは声に悲願こめ
 イムジン河番いのとんぼ事もなく
 漢河の奇跡わが目にすさまじく
 ミョンドンの喧騒に消ゆ秋の冷え
 秋晴れとともにソウルに降り立ちぬ 学生時代を思い出しつつ
 板門店ガイドの声に緊張し 上体乗り出す我が良き友よ

★この句会の作品からも分かるように、この旅行で強い印象を受けたのは、
 韓国のソウルを中心とした繁栄の凄さと、一方でソウルから数十キロの地点に
地雷原に囲まれた板門店の監視所があり、南北で厳しく対峙しているということであった。
 一日も早く祖国が統一されるのを望むばかりである。
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イラク支援 国民を欺いた武器輸送 (北海道新聞の社説より)

2009年10月11日 13時23分12秒 | Weblog
★韓国旅行をしていて、日本のニュースに疎遠になっていたら、ロビーで会った日本人が新聞を見せてくれた。「やっぱり」といった記事だった。 (まもる)
=======================
 これは米軍支援そのものだ。そう言うほかはない。
 民主党政権に変って、わって、イラクでの航空自衛隊の支援活動について防衛省が詳細なデータを開示した。

 空自はイラク特別措置法に基づいて2004年3月からクウェートを拠点に3機態勢で輸送支援を始め、昨年12月に活動を終えた。
 公開されたのは、サマワの陸上自衛隊が撤退後、バグダッドに活動領域を広げた06年7月前後から終了までの「週間空輸実績」だ。
 輸送人員は約2万6400人。このうち米軍は7割近くを占めた。一方で国連職員は1割にすぎない。
 当時の自公政権は空輸を「イラク復興支援のため」と強調したが、実態が米軍を中心とした多国籍軍への後方支援だったことは明らかだ。

 思い出すのは、こうした空自の空輸活動を憲法9条違反だとした昨年4月の名古屋高裁判決である。
 バグダッドは戦闘地域であり、そこへ武装した多国籍軍兵士を運ぶことは他国による武力行使と一体化した行動だ-。判決はそう認定した。

 開示資料の内容はこのことを明確に裏付ける。この期間だけでも兵士が携行した小銃や拳銃は約5400丁に上る。米軍貨物、米軍木箱という詳細が不明の記載もあった。
 特措法が禁じた武器・弾薬輸送が事実上尻抜けになっていたということではないか。政府は国民を欺き、集団的自衛権の行使にもつながる活動を何年も続けていた。
 情報公開法による全面開示が実現したのは政権交代の効果だ。請求者は自公政権時代に何度も公開を求めたが大半は墨で塗られており、今回初めて空輸の中身が明るみに出た。
 防衛省は、派遣部隊の任務が終わり部隊運用に支障がなくなったことなどを開示の理由に挙げている。だが「情報はなるべく国民が共有するべきだ」という北沢俊美防衛相の姿勢と無関係ではないだろう。

 民主党政権に求めたいのは、これを第一歩として情報公開を推し進め、陸自を含めた自衛隊のイラク支援活動を具体的に検証することだ。

 小泉純一郎元首相は米国のイラク開戦にいち早く支持を表明した。大量破壊兵器が発見されず米国内で「大義なき戦争」に批判が高まったときも、「見つからないから、なかったとは言えない」と強弁を重ねた。
 対米追随だと批判してきた民主党であればこそ、イラク以降も続く自衛隊海外派遣の根本論議にまで踏み込んだ総括を行うべきだ。

 延長が焦点のインド洋の給油活動についてもできる限り実態を明らかにし、目に見える形で成果や問題点を検証する。そうした手順抜きで新たなアフガニスタン支援策を論じても、国民の理解は得られまい。

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スコットランド戦戦評  文科系

2009年10月11日 10時34分05秒 | スポーツ
先発のレギュラークラスは、中村憲剛と内田だけという新人たちのゲーム。こんなことは岡田が監督になって初めてです。香港戦8日の10日だから、最初からこれが予定だった? でも、みんなが出られて良いことでした。お目当ての前田、石川岩政が出たのは大満足でした。

最大の長所はやはりキープ率、6対4ほどだったでしょうか。新人が多くてもこの最大チーム・コンセプトは技術的にも浸透しているわけで、頼もしいことです。
攻守の切り替え、特に守への切り替えが速く、よく走って高い位置でボールを奪っていた結果だと思います。欠点は、キープはしても攻撃・得点目指してボールを上手く回せていないこと。シュートの質、シュートが枠へ飛ぶ確率などが大変低かった。結果、キープしても前半に得点がなかったのは、レギュラー組が強いチームとやったとき、例えばオランダ戦と同質だと思いました。何せこのゲームのお互いのシュート数は、17対1なんです。圧勝傾向の割に得点が少ないと言わざるを得ません。
「初め怖いけど、『なんだ、こいつら、枠に飛ばない!』と、やがて怖くないチーム」そんな感じです。例によってシュート時の技術以上にメンタルに問題があると思いました。

僕が目についた選手はこれだけ。先発では憲剛、内田、石川、岩政、そして松井、駒野です。
随分久しぶりの石川は、やはり日本に珍しいほどのスピードスターですね。あのドリブル、相手ディフェンダーが追いつけないほどのもの。シュートが正確だから得点にも結びつきます。岩政もレギュラーの力を示したと思います。彼は、中沢、トゥーリオよりもスピードがあるのではないでしょうか。
松井も石川と同様の異能ですね。あのメリハリのきいたドリブルなどは、石川と同様に得点だけに直結させようとの意図があるもの。その意味で極めて貴重です。
また、昨日の2得点は駒野の功績でもある。1得点目は森本の鼻先を速く、低く、正確に狙えていたので、手前の相手がけり出そうとしてオウンゴールになったものだし、2得点目も同じような彼のクロスから生まれたもの。左サイドは長友で固まったとして、右サイドは最終的には内田と駒野の争いになるんじゃないでしょうか。

石川、前田がフィットすれば、まだまだ強くなると思います。なお、DFをもう1人だれか発掘して欲しいです。強さだけでなくスピードがあるのは、誰でしょうね。
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香港戦総括と、スコットランド戦予想  文科系

2009年10月10日 12時38分19秒 | スポーツ
香港戦、見事でした。アジアでは、あれが日本の現状の典型的戦い方だと思ったものです。ゲームとして大事な要素の順に、見てみましょう。

①ボールキープ率が7対3ぐらいだったのではないでしょうか。それはこういう意味だと思います。
敵ボールを、味方ゴールに来る前の中盤で上手く囲ってすぐに奪ってしまうからですし、味方ボールは上手く回して敵ゴール近くまで容易に行けた、と。これは、ボール周囲の選手以外も目に見えないところで凄く走っていて、良い位置を取っているからできること。この点での日本は、世界3位のオランダを70分間驚かせたというように、世界10位に軽く入る強さだと思います。見ていて下さい。今夜のスコットランド戦でも、この点は凄い威力を発揮するはずです。スコットランドは確か30位、前半のこの攻勢で得点も入るでしょう。
ここで石川、森本はまだまだ不十分だから公式戦では使えなかったわけです。岡田は「かわいそう」と言っていましたし、彼ら二人は「ゲームスピードが凄く速い。とても良いチームだ」と感想を漏らしていました。

②パススピードアップと、ゴール前への多数の詰めと、クロスの精度、そしてシュート精度も多少は、良くなったと思います。肝心のシュート精度はまだまだですが、岡崎の他にも前田、佐藤が出てきましたから。そして石川が使えるとわかるならば、本田、森本は先発には不要となりましょう。石川は①の点でもフィットすると思いますから。

③①②の点から言ってもうレギュラーと言える活躍を示したのは、以下だと思います。中沢、長友、長谷部、遠藤、中村俊輔、岡崎です。
1点目の長谷部のスルーパス、もの凄いものでした。あの岡崎の得点で楽になった。あんなのを見せられると、岡崎、前田、玉田ならどんどん「来ることを信じてスペースに走る」「それも、早め早めに」ができます。
長友が凄いと思いました。日本のサイドのエースですね。日本は1ゲーム全員平均11.5キロぐらいの走力がありますが、長友は14キロ以上走るのではないでしょうか。それに身体が強い。小さいのにオランダ遠征でも負けていなかったし、その上に昨日の2点目。あのシュート力! 何よりも自信にあふれています。長谷部と同じで「ヨーロッパ人などにもぶつかり合いで負けない」と思えたからでしょう。それにまたこの自信にあふれている姿は、日本人には珍しいメンタリティーだと思いました。完全に一皮むけましたね。中村俊輔に怒られたりしてよく話したようですが、俊輔に褒められ、励まされもしたのではないでしょうか。としたら、これも俊輔の功績です。

今夜のスコットランド戦は、石川、前田、森本が出ると思います。練習試合と同格のようなゲームですし、前田はもう準レギュラーと思っていますから。森本と石川は途中出場か、石川はひょっとして先発があるかも知れない。彼は極めて異能の選手であって、しかも走り続けられると思います。森本は(本田も)、走り続けられるようには育っていないと思います。しかしまーとにかく初出場組は楽しみです。3対1で日本、と見ました。


話は変わってこのブログのことですが、よくここまで発展してきたものですね。アクセスも閲覧回数も、この8月から急増です。週間のアクセス数と閲覧回数で、8月23~29日がいずれも過去最高の2151人、8221回ですし、9月20~26日が同じく、2027人、8029回です。世界のグーブログ130万余の中の順位で前者が3043位、後者が3122位でした。ずっと付けてきた記録を見ると、今の多い時のアクセス数の1日分が、一昨年の春あたりの1週間分ですよ! 職業右翼のようなサイトが凄く多いこの日本で、左翼的なものとしては非常に貴重なものと言えるのではないでしょうか。全部のエントリーがかなり長文ですから、活字離れが言われる時代にこれをこれだけの人が自主的に読みに来るというのは、かなり凄いことだと思います。
誠実な継続は力だと噛みしめて、頑張りあいたいものですね。
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