Sixteen Tones

音律と音階・ヴァイブ・ジャズ・ガラス絵・ミステリ.....

つくばの家 II

2007-06-14 11:44:48 | エトセト等
小玉祐一郎さん (エステック計画研究所) から住宅建築5月号を送ってくださった.
この号には特集がふたつあって,そのひとつが「小玉祐一郎のパッシブデザイン『五感で感ずる建築』のほうへ」.

つくばで住んでいた家は,当時建築研究所におられた小玉さんに設計していただいた.この雑誌の「つくばの家 II 」がわが家で,「つくばの家 I 」は小玉さんご自身の家.ここではパッシブとは,動力を使わない太陽熱暖房のこと.ごらんのように南面全部を窓にする.日光は室内で赤外線に変わり窓から外へ出ないから,これをコンクリート床に貯めて夜に放熱させる.電気でいう等価回路になぞらえるなら,ダイオードとコンデンサである.

夏は日が高いので,ひさしを大きくとれば日ざしは家の中に入りにくい.さらに落葉樹もひざしをさえぎる.わが家ではキィウィを茂らせた.
この雑誌のわが家の写真は新築当時のもので,植木などいかにもちびだった.これはこちらへ引っ越す直前の撮影.

正直言って,この家はすごく暖かくはなかった.蓄熱容量不足気味の設計だったが,まぁそれなりに満足の住生活だった.いまごろ世間では地球に優しくとか言っているが,優しくすることは我慢することであると,20 年も前に教えられた.
はじめはは南側が畑で,夏は風通しがよく快適だった.しかし畑が駐車場になってから,アスファルトの反射で暑くなった.この雑誌の小玉さんの文章にもあるように,パッシブは周りの環境に左右されるのだ.

ちなみに今住んでいる家は,小玉さんの大学の後輩・岡河貢さん設計による.こんどはOMソーラーです.いまのところ狸が出るくらいだから,環境は良好.
同じ市内にはソーラーウォールの家もあります.
http://plaza.rakuten.co.jp/otahome2nd/diary/200503020000/
コメント (3)
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