Sixteen Tones

音律と音階・ヴァイブ・ジャズ・ガラス絵・ミステリ.....

クラドニ・パターン

2008-04-13 15:56:44 | 新音律
オーディオ・スピーカを水平に置き,その上に板を載せて,塩・砂など,なるべくさらさらした粉体をばらまく.下から音波で板を振動させると,パターンが現れる.板の形状が円でも,正方形でも,バイオリンのような女体型でも,パターンはそれなりに楽しめる.YouTubeにいくつか映像がある.図はもともとのクラドニ Chladoni(1756 - 1827)の本に出ている様々なパターン.

音で板が振動すると言っても,部分的に振動する部分(腹)と振動しない部分(節)があり,粉は振動しない部分に集まる結果,パターンが現れる.かってぼくも研究所の一般公開の人寄せにこれをデモしたことがある.スピーカーを鳴らす周波数をゆっくり変えていくと,次々とパターンが現れては消えるのがおもしろかったが,落ちた砂を回収するのが面倒だった.

先日テレビででんじろう氏が,数人のタレントにクラドニ板にむかってわめかせていたが,きれいなパターンができたとは言えなかった.ノイズっぽい音源では駄目なんだろう.声量の大きい歌手にゆっくりと
「わたしの お墓の 前で...」
などとやってもらえば,iTune Visualizer みたいになるかも.
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