Sixteen Tones

音律と音階・ヴァイブ・ジャズ・ガラス絵・ミステリ.....

映画 五つの銅貨

2008-12-05 08:54:42 | エトセト等
ついでに映画「五つの銅貨」について.

これはコルネット奏者Red Nicholsの伝記映画.1959年の作品で,公開当時はぼくは高校生だったはずだが,気に入って何回も観た記憶がある,この映画あたりがきっかけで,ロックンロールからジャズに乗り換えたのかもしれない.

主演は鼻の大きなDanny Kaye.五つの銅貨すなわちThe Five Pennies は彼のクインテットのバンド名.当時は認識していなかったが,ウェブで見ると,Five Penniesオリジナルのメンバー(下記左側)も,それに当てられた配役(右側)も凄い.
Jimmy Dorsey→*Ray Anthony ビッグバンドのリーダー
Dave Tough→ *Shelly Manne 西海岸の名ドラマー
Glenn Miller →Ray Daley
Arthur Schutt→ *Bobby Troup ルート66の作曲者
Tony Valani →Harry Guardino
扮した5人のうちぼくの知る限りでも,*印の3人は生きのいいジャズメンだったのだ.シェリー・マンだけがモダン派というのも時代を感じさせる.もちろんLouis Armstrongはいいところを見せるし,Bob Crosby等も顔を出したらしい.演奏場面ではWhen the Saints Go Marchin' inが印象に残っている.
Nichols夫人役のBarbara Bel Geddesも,美人じゃないけどいい感じだった.ストーリーもうまく出来ていた.
もう一度観たい.

The Five Pennies, Good Night-Sleep Tight , Lullaby in Ragtimeの三曲はDanny Kaye夫人のSylvia Fineの作曲.YouTubeの三重唱の三曲は,タネを明かせば初めから三重唱用に作られた??? でも今では主題歌のThe Five Penniesは青本にも載っているスタンダード.ぼくは断片的にだがまだ歌詞を覚えている.これが英語の勉強だったのだ.
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