Sixteen Tones

音律と音階・ヴァイブ・ジャズ・ガラス絵・ミステリ.....

ウォリス家の殺人

2008-12-25 11:47:06 | 読書
この季節になると「このミステリがすごい」のような,年刊雑誌?が出る.書店でこれを立ち読みし,まず文庫本で,本格もので,あまり厚くないものを選んで,新幹線の車中で読むことにしている.というわけで,

D.M. ディヴァイン 著, 中村 有希 訳「ウォリス家の殺人」(創元推理文庫 2008/8)

最後に解説を読んで,昨年の「悪魔はすぐそこに」と同じ著者訳者によるものだと認識した.作戦により「悪魔...」と傾向が違うものを2番目として刊行したらしい.ぼく的には「悪魔...」のほうが良かった.

愛憎渦巻くホームドラマ風.こういうのは苦手なので飛ばし読みをしたら,意外な犯人にびっくり.パズルとしてはうまく出来ているのだが,動機が納得出来なかった.これは飛ばし読みの罰だろう.

原題 This is your death.もっと違う訳し方がありそうに思う.あるいは今後この著者訳者ペアで「.....家の殺人」という似非シリーズでも出来るのだろうか.
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