Sixteen Tones

音律と音階・ヴァイブ・ジャズ・ガラス絵・ミステリ.....

二紀展

2009-10-20 09:26:19 | エトセト等
国立新美術館の二紀展から帰って来た.
ご来場いただいた皆様 ありがとうございました.

この美術館は3階建てで,同時に4つの展覧会をやっていた.1階はA展,2階はB展としてくれればいいのに,二紀展と,独立展 (二紀展同様の公募展) は1-3階に分割され縦割りに割り振られていた,

この団体は,委員・会員・同人・一般出品者のヒエラルキーで,同人以下は2点まで出品でき,大きさは100号以上とされている (会員以上は1点で小さな絵でもいいらしい).というより,一般出品者は2点出さないと入選の確率が低くなると信じられている.毎年100号を2点描くので大騒ぎである.しろうと考えでは,100号以上という制限は何のためかと思う.この規定ではモナリザ (77cmx53cm) だって門前払いだ.

上のは J 子が2点出したうちで,採用されなかった作品.再度のしろうと考えだが,入選作よりこちらのほうが良いようにも思う.ちなみに下のが入選作です.

地方からの一般出品者にとっては,上京して親類縁者知人友人にご無沙汰を詫びるよい機会.自分の絵のある部屋にお客様をまっすぐに拉致し,写真を撮らないで下さいという掲示もなんのその,自分の絵の前でばちばち記念撮影している風景があちこちでみられた.もちろんウチもそのお仲間である.

2日目に「批評会」というのを参観した.作品の前で委員の先生2-3人が一般出品者に対して批評をなさる.
しろうととしては (再三の「しろうと」強調で恐縮だが),絵をみたときなぜこれを題材に描くかに関心が行くが,批評は描き方の技術に重点があるようだ.
どの分野でも (理工学と同様に) 教育というのは技術を伝授する以上のことはできない,それ以上は個人の責任なのであろう.
コメント (4)
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