国立博物館特別展「皇室の名宝―日本美の華」
第一期と二期にわけて展示されるが,見たのは第一期.伊藤若冲の動植綵絵三十幅が一室を占めていて,その ある意味のえげつなさにくらべると,他のわびさび絵画はかすんでしまう.
魚貝類がメルヘン的.この絵では,シュモクザメがやけに小さいなど,大きさが実物に即していない.
自分の経験では,イワナなどは泳いでいるように描けるが,海の魚は魚屋の店先に並んでいるみたいになってしまう.
若冲が海魚が泳いでいるのを見たことがあるかどうか知らないが,沢山並べて右上から左下への動きをつくり,それぞれの鰭をひらひらさせ,目玉に表情を持たせて,魚たちを泳がせている.上の平べったい二匹だけちょっと下向きなのも良いアクセントだ.
でも,やはり鯛はおいしそう.
もう一幅には蛸入道が登場.
魚にくらべ鶏たちの絵はぐっとリアルで,グロテスクに美しい.
こちらは葛飾北斎80歳の肉筆による西瓜図.こんなものを画題にするのか!
ところで,昔はスイカの皮を包丁で剥いたんだろうか?
田舎のがらがら美術館に慣れているので,人ごみに疲れた.
第一期と二期にわけて展示されるが,見たのは第一期.伊藤若冲の動植綵絵三十幅が一室を占めていて,その ある意味のえげつなさにくらべると,他のわびさび絵画はかすんでしまう.
魚貝類がメルヘン的.この絵では,シュモクザメがやけに小さいなど,大きさが実物に即していない.
自分の経験では,イワナなどは泳いでいるように描けるが,海の魚は魚屋の店先に並んでいるみたいになってしまう.
若冲が海魚が泳いでいるのを見たことがあるかどうか知らないが,沢山並べて右上から左下への動きをつくり,それぞれの鰭をひらひらさせ,目玉に表情を持たせて,魚たちを泳がせている.上の平べったい二匹だけちょっと下向きなのも良いアクセントだ.
でも,やはり鯛はおいしそう.
もう一幅には蛸入道が登場.
魚にくらべ鶏たちの絵はぐっとリアルで,グロテスクに美しい.
こちらは葛飾北斎80歳の肉筆による西瓜図.こんなものを画題にするのか!
ところで,昔はスイカの皮を包丁で剥いたんだろうか?
田舎のがらがら美術館に慣れているので,人ごみに疲れた.