Sixteen Tones

音律と音階・ヴァイブ・ジャズ・ガラス絵・ミステリ.....

ダン・バウ -アジア独弦琴- の試作

2010-10-03 08:31:38 | 新音律
中国・ベトナムの一弦琴 (独弦琴) をダン・バウと言うらしい.

YouTube で理解した範囲では,その特徴はつぎのようなもの.
・ ハーモニクス奏法だけを使う.
・ 音程は,
(1)主として弦長の整数分割,
(2)従として弦の張力
 によって定める.



写真は不細工な試作品.垂直に突っ立っている棒を握って左右に動かすと,音程が微妙に上下する.この部分,ほんものでは水牛の角が生えているだけで,素材の男性にものを言わせているらしい.そんな手頃な材料は見当たらないので,普通の木材の根本に蝶番をつけ,バネという機械部品を斜めに張って,その弾性を利用することにした.バネと弦の張力が平衡する位置で棒が垂直となる.平衡点は,バネを棒に止める位置を上下させれば,多少は変えることができる.

作ってはみたけれど...

ある程度強く張らないとハーモニクスは出来ない.しかしもともと張力が大きいので,棒をゆするのにはかなりの力がいる.ここではクラシック・ギターの弦を使っているが,エレキギターのほうがよさそう.エレキにしもともとビヨヨーン棒がついているのがあるし.

ほんものは音が伸びるが,この試作品でハーモニクスをやってもピンと言ったきりで音が切れておしまいだ.共鳴函を取り付ければ少しは変わるのだろうか.でも,この単純な構造では函はつけにくい.

この工作は,なかなか収束しそうもない.
コメント (2)
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