Sixteen Tones

音律と音階・ヴァイブ・ジャズ・ガラス絵・ミステリ.....

100 円雨傘 -> 五月三十五日

2010-10-21 10:50:09 | エトセト等
大阪に来ている.
起きたら雨なので,通勤途中で100円雨傘を購入.大阪に来るたびに...というのは大げさだが,何本傘を買ったかわからない.

思い出すのは,エーリッヒ・ケストナーの「五月三十五日」.子供向きだが,ドイツらしからぬ能天気文学.おじさんと主人公の少年が,ローラースケートを履いた 人間語を話す馬ネグロ・カバロに一緒に南洋目指して旅に出て,途中「なまけものの国」「過去の国」「さかさの国」などで珍妙な体験を重ねる という内容.

なまけものの国では,住人は何もしなくて良い.結果として住人は男女問わずメタボ.
雨が降ると地面からにょきにょきと雨傘が生えてくる.この雨傘草は日光に当たるとしぼんでしまうのだ.

どこの怠け者が,このようなシステムを作る努力を払ったのか についても文中で触れてあった (ように思う).

ケストナーの本にはたいていワルター・トリヤーという人が挿絵を描いていて,とても良い.
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